ナビの北海道旅行記2009春旅行 | パート1 |
![]() 年末は相変わらずモシリバで年越しをした俺。恒例ではないんだけど またまた冬のイベントを見たくなった。それも今回はお友達と一緒に!! 実は昨年夏のツーリングをした時、モシリバで知り合った福岡の高〇さんと昨年11月に別の所要で九州でお会いした。その時冬の北海道の話が出た。高〇さんも是非行ってみたいって事から話は進み、俺的にプロデュースしたプランに同行する形で参加されるとのことで、昨年の夏 雨の中レンタカーで廻った根室を中心に阿寒湖、知床を廻ってみようと計画をたてた。 1泊2日ではかなりハードなので祝日を利用した2泊3日にすると3月下旬しかない。それに高〇さんは福岡、俺は羽田からの参加なので、どうしても合流に無理がある。そこで、当日朝に釧路で待ち合わせという形にした。 そうなると困るのは釧路への上陸方法。高〇さんは前日福岡から新千歳に飛行機で飛び、千歳から釧路までJRで移動し、釧路駅前のホテルに宿泊するそうだ。俺は一般的には羽田発の初便で釧路入りすることも出来るが、その場合は最短でも釧路空港から空港連絡バスに乗っても釧路駅前には10時の到着になる。 なるべく時間を有効に使うためには俺も前泊が有効だけど、さすがサラリーマンにはさらに休みを貰うなんてバチあたりってことになる。また前日に釧路入りしたくても最終便は早くて18時前には出発するので、どうしても乗ることはできない。そこで究極のアクセス方法を発見した。それは最終便ギリギリの新千歳便に乗って札幌から夜行バスで釧路に入る方法。これならば初日の朝には合流できる。果たして、、、、どんな旅になるのか?お楽しみです。 |
3月19日 |
![]() しかし事故はあったものの湾岸道路だったので思ったより被害は少なく、ほぼ予定通り19時過ぎに羽田空港の駐車場に到着。駐車場は俺の場合、北方行きなのでP2を利用するのが一般的なんだけど、時間が少しでも惜しいので走る距離の短い手前のP1に駐車。 |
![]() しかしチケット見て出発ゲートが18番だって!うっそ〜めっちゃ遠いじゃん。 弁当も買えずタバコも吸えず、ひたすら長〜〜い通路を歩く。もちろんラウンジなんてご法度!!!歩きながら携帯電話で先に釧路に入っている高〇さんに連絡。 「予定通り飛行機に乗れます。明日朝またモーニングコール入れますね!」って。多分今頃寒い寒いって言って炉ばた焼きでも食べているのかな? |
![]() 到着口からロビーに出ると、「間もなく札幌方面のバスが入線いたしま〜す。すすきの、各ホテルに立ち寄りま〜す。」ってバスの係員が声を出している。、これに乗ったほうが便利かな?って思い係員に 「ラーメン横丁に行きたいんですが、、、、」って聞くと 「あ、ならば すすきの って停留場で降りてください。」って親切に教えてくれた。 |
![]() やがて音声テープではなく、バスの運転手さんの肉声で案内が始まる。 「札幌都心行きの空港連絡バスです。停留所では〜〜〜〜札幌都心までは約1時間20分を予定して、、、、。」 ぬぁ〜に〜〜!!ラーメン食う時間ないじゃないっすか!知らなかった。絶対無理じゃん! 。結局ススキノには22時50分に到着。その頃には殆どの乗客は乗っていなかった。あ〜空しいっす!! |
![]() 夜行バスの出発まで20分しかないじゃん。じゃ、このまま歩いてコンビニ見つけたらサンドイッチでも買おう。って思うんだけど皮肉にも北海道中央バスのバスターミナルに到着。発車15分前じゃコンビニどころの話じゃない。切符を購入してコーヒーとお茶だけ自動販売機で購入してバス乗り場へ。時間が時間なんで構内の売店だって閉店。あちゃ〜また飯ヌキっすか〜! |
![]() 俺って夜行バスは数年ぶり。って言っても、利用したことがあるのは東京ーー大阪のドリーム号しか利用したことしかない。果たして釧路行きはどうだろうか?発車して20分程度で前面には大型の遮光カーテンをひかれ消灯となる。何故か後席には乗客がいないので、シートを最大まで倒し毛布をかぶって就寝しよう。zzz、、、zzzz、zzz、zz、z、んん? 寝れね〜っす。 腹減ってるし、バスの車内は暑いし、結構揺れるし、、、、。ウトウトってすると目が覚めてまたウトウトってすると目が覚める。何だか1時間ごとに目覚めているみたいな俺。特に高速道路だけを走るドリーム号と違って一般道を走る夜行バスだとカーブもあれば信号で停止することもあるわけで仕方がないのかもしれないんだけど。 寝息も聞かれる中、、、俺は睡眠と格闘するハメになった。俺って神経質じゃないって思っているんだけど、やっぱり揺れる車内は寝にくいな。これって以前JRで夜行特急「まりも」の寝台でも味わったっけ。一般的には好評でも俺個人には辛い。熟睡している他の乗客が羨ましい。 |
7月20日 |
![]() ![]() んん〜5時18分すか、、、。高さんはまだ熟睡している時間だろうな。こんなハードな道東入りも俺レベルではアリかもしれない。でも、あんまり気が進まないけど。 外は雨が降っていて、ただでさえ雪が少ない釧路には道路に積まれた根雪すら解けてしまって、新鮮味がないなあ。バスは定刻より10分程度早く釧路駅前に到着。もう かなり明るくなってきたけど6時前じゃ、街も動いていない。 |
![]() 人の喧騒も殆どない釧路駅に入って厚岸までの切符を購入。売店も営業していないから、昨年冬で経験したように自動販売機で缶コーヒーとコーンスープを購入。このコーンスープが昨日の夕食?と朝食の一部のつもり。だって昨日お昼にご飯食べたきりなんだもん。さすがに腹減った。 |
![]() 札幌からの夜行特急「まりも」がなくなって久しい釧路駅だけど根室行きや網走行きの列車には数人の乗客がいる。それなりに需要はあるもんなんだ、、、、。てっきり特急からの乗り換え客がスルーするもんだと思っていたんだけど、、、。 |
![]() 座席に座って 多少ウトウトしていると列車の警笛に併せて急ブレーキ、、、、。んん?って思うと線路方面からエゾジカが逃げていった。あ〜そうか、、、線路上にエゾジカがいたのね!人騒がせ、、、いやシカ騒がせな連中だこと。こんなのが厚岸に到着するまで3回もあった。これじゃJRの運転手も神経使うだろうね。「スーパーおおぞら」なんか走らせても速度は上げられないのかもしれない。もっとも、特急を走らせる需要もないのかな? |
![]() 列車の中にはトイレの設備だってあるんだけど、、、タオルを濡らしたかった。発車してから乗客の見えないドアの端でシャツを脱ぎ体を拭く。上半身裸になって丹念に拭いていって無事終了、、、?これで高〇さんにも失礼にはならないかな? この列車は終点の釧路には7時30分過ぎに到着する。そこで7時前の時間を見計らって高さんの携帯電話にモーニングコールを入れる。今何処ですか?って聞かれたけど厚岸を出て尾幌駅の手前です!って言っても判らないだろうな、、、。「今釧路に向かっています。8時にホテルに向かいます。」って伝えておいた。 |
![]() 別保の手前で警笛と急ブレーキが。またですか!エゾジカって学習能力あるんだろうか?これで4回目だよ!相手が列車じゃ絶対ミンチになっちゃうじゃん。そんなの俺だって見たくないし、はっきりとした住み分けってできないのかな?って思ってしまう。 |
![]() これから2日一緒に行動することになる。しかし俺は簡単にリックサックだけの軽装なのに、高さんは大きなスーツケース持参で参加。「うわ〜もしかしてハワイからのお帰りですか?」って感じてしまう大きさ。何せ高さんは初めての冬の道東旅行ってことで、寒さ対策も万全での参加。スーツケースの中身には冬服をたくさん詰めているらしい。 それでは出発!!!早めにレンタカー事務所でも行って荷物だけでも預かってもらおうかと思って事務所に向かうも、、、誰もいない、、。ありゃりゃ! |
![]() 「このまま奥までウロチョロしてみてください!多分わかりますから!」って言ったそばからすぐに店員に声を掛けられる。色々な店を廻って色々な具材を買い求め自分なりの「海鮮ちらし寿司」を作っていく。そこそこ量をみてから店内で食べる。 |
![]() 高さんにもとっても好評だったみたい。それどころか勝手丼食べ終わってもトッピングでサンマの刺身とか買いに行って食べている。満足してくれたかな? |
![]() まずはフィッシャーマンズワーフMOOに向かう。これと言って目的もないはずだったんだけど、今は釧路川の「くーちゃん」がいるらしいので見てみたい。駐車場に車を止めて釧路川の岸壁を散策。丁度 雨も止んでくれたので助かった。やや風が強めだけどあまり寒くはない、、、、。でも高さんは寒いそうだ、、、、。あれれ?そろそろ体も慣れてくるはずだけどなあ〜。 |
![]() 多分いくら待っても「くーちゃん」は現れてくれそうにないみたいなので残念ではあるけど出発しよう。これから厚岸方面に向かう。高〇さんの手前、、、知ったかぶりしていた訳じゃないけど道を間違えたようで、大きな川が現れた、、、あれれ新釧路川じゃん?方向逆だ!ヤバヤバ!! |
![]() 1人当りの購入個数は以前は5個までだったんだけど、今回は10個までOKなんだそうだ、、、。もっとも10個で8500円もするんだよね、、、キャラメルごときに、、、。俺はチョコとバナナを二個ずつチョイス。高さんに「俺4個しか買わないから残り6個分余裕あるので割り当ててもいいですよ!」って話して4個追加オーダー。 |
![]() この先厚岸までの道中で釧路湿原の細岡展望台が気になったんだけど、、、パス。これから根室の先 納沙布岬経由で阿寒湖まで走破するんで時間が足りないと判断したから、、、、。これが後に正解となるんだけど。厚岸までの約30数キロは景色も良くなく、しばらく退屈しそう。 |
![]() でも折角なので休憩を兼ねて厚岸駅へ。ここへは俺って4時間前に来ているんだよね!変な感覚、、、。さすがに駅員さんだって俺のこと覚えているわけないか、、、。 今はキオスクが開店していて有名駅弁である「かきめし」が売られている。んん?隣のおにぎり、、、。 |
![]() お茶と併せて「かき」と「ホタテ」を購入。駅の待合所で食べていく。朝食食べたしお昼には早いんだけど、、、まあいいか! で、お味は、、、、俺個人的にはもう少し味付けが濃くても良かったかな?ってのが感想かな?おにぎりだと単純すぎる味に感じてしまった。 食べながら駅にある旅行のパンフレット。九州出身の高さんに「北海道から添乗員付きの九州の旅行パンフレットがありますよ!」って話すと、そのパンフレットを眺めていた。北海道の地理には強くなくても地元九州の地理にはめっぽう強い高さん。「ふ〜ん、、かなり無理があるなあ〜」とか「飛び飛びで廻るんだなあ〜!」とか素朴な感想。 |
![]() しかし いつ来てもここの湿原の景色は雄大だなあ〜って感じさせられるのは俺だけじゃないはず、、。 ちなみにめっちゃ遠くの先方に水色の鉄橋の霧多布大橋がとっても小さく見える。「これからあそこの橋を渡りますよ。」って言うとかなり先に見える橋だけに高さんもビックリされていたみたい。 |
![]() MGロードを戻って霧多布大橋を渡ってから霧多布岬へ。ただ、風がちょっと強くなったので車窓だけで通過。多分高さんには辛いかもしれないから、、、、。ついでに小松牛乳で搾りたての牛乳を売ってもらおうかと思い小松牧場へ向かったもののお留守のようで残念諦めた。でも高さんから「いくらなんでもこんな場所知っている観光客っていないんじゃない?」多分そうでしょうね。くどいけど俺って実にマニアックだもん。 |
![]() 厚岸駅でおにぎりを食べたんだけど、折角なので北海道の蕎麦屋に入ってみる。お店の名前は「福住」。モシリバのある標津が本店で北海道各地にフランチャイズとしてお店がある。直営店ではないけど同じ麺を使っているので、その雰囲気くらいは味わえる。 |
![]() 蕎麦を食べながらWBCのテレビを見る。レンタカーで何度かチャレンジしたんだけどローカルな場所を走っているためにラジオすら聞こえることはできなかった。偶然にも最終回まで廻ってきて最後までテレビを見ちゃった。 |
![]() ![]() これらの説明は興味がなければ意味を持たないんだけど、、、あまり高さんは興味はなさそう、、、、。んなだけあって簡単に見るだけ見て納沙布岬へ。 |
![]() 朝 釧路付近では小雨も降っていたんだけど、厚岸から根室に向かうにしたがって天気は回復し納沙布岬では晴れ間が出ていて北方領土が見渡せる。 |
![]() 俺的にはもう何回来ているだろう、、、。もう飽きちゃったって感じかな?何年経っても何も変化のない北方領土。このまま数十年変化のないままなのかな?いつかは日本に帰属することを願っているんだけど、漁師が銃撃受けて亡くなるなど悲惨な事はもうたくさんだ。早く政治が決着することを願わずにはいられない。 |
![]() ![]() その前に折角根室に来たのだから、「オランダせんべい」は購入していかなければ、、、。いつものようにフィーリングで端谷菓子店に向かい「オランダせんべい」をゴッソリ??購入。 どさくさで あま太郎へも出没。店内で軽く食べていく。俺はキムチマン。100円なり、、、とってもリーズナブル。店内で食べていくと ご親切にお茶のサービスがあってありがたい。本当は肉まんが食べたかったんだけど、まだ時間は15時なのにもかかわらず売り切れだって。でも |
このあとは、ただただひたすら国道を走って阿寒湖へ。根室から厚床に向かった所で時間も16時過ぎ。それなりにカッ飛べば弟子屈まで1時間ほど、、、そこから阿寒横断道路で阿寒湖までさらに40分ほど、、、。多分6時には到着できるんじゃないかな?って俺の勝手な予想。高さんはレンタカー会社から貰った地図を見て、、、「すごく遠いけど、本当に大丈夫なの?」って言われちゃった。 国道はできるかぎり先頭は走りたくないのが、この時期の北海道。いつレーダーパトのお世話になるか判らない。できれば後方から早い車に追い越されるのを期待しながら、思いっきり速度を上げる!こそこそ早い自動車を発見。追従していく。あえてブチ抜くほど遅くはなさそうだから、、、。 これが大正解。な〜にもない場所で急に減速した自動車、、、。んん?って思って減速すると防雪板に隠れたレーダーパトを発見。な〜るほど!ありがたや!ありがたや!記念切符はもうたくさんだもん。それに青色じゃなく間違いなく赤色だもん。 ほぼ予定していた通り17時に弟子屈市街に。道の駅摩周でトイレ休憩を行ったのち出発。阿寒横断道路も積雪は全くなく問題ないまま阿寒湖温泉街へ。今日宿泊するホテルはニュー阿寒ホテル「シャングリラ」。俺的には阿寒湖では5箇所めのホテル。あえて同じホテルには泊まりたくないのが俺の主張。んん〜どのホテルはどうなのか?ってのが知りたいから。 チェックインしても団体さんがいるからなのか?なかなか部屋への案内がなさそう。仕方ないのでフロントマンが部屋に案内してくれたんだけど、部屋の説明は一切ないままフロントマンが消えてしまった、、、。こんなのもアリなのかな?もっとも説明されたって判らないこともないんだけどね。 今日はアイヌのイベントが予定通り19時30分過ぎに阿寒湖の湖上で開催されるそうだ。って事は逆算しても18時30分には夕食を摂りはじめたい。しかし団体さんがいるそうで、俺達の夕食指定時間は19時30分なんだそうで、その時間指定の夕食券をチェックイン時に渡された。オイオイ!これじゃ時間に間に合わないじゃん。フロントマンは「2名ですのでもしも空いてる席があれば早くてもいいですよ!」って言われたので、ダメもとで18時30分にレストランに。強引にテーブルを見つけ夕食開始。 でもこれって確信犯じゃん。まあ〜ありきたりの食事をして満腹満腹。でもバイキングだからって何も豚の生姜焼き炒めとかヤキソバとか、、、なんだかな〜! |
![]() でも高さんには地獄だろうな!絶対寒いって思っているんじゃないかな?最初は数人しかギャラリーはいなかったんだけど、時間が経つにつれて参加者も多くなった。多分200人ほどはいるんじゃないかな?ホテルの収容者数から考えると、微々たる人数。こんなもんなんだろうか?もっとたくさん集まるかと思っていたんだけど。 |
![]() やがてイベントの開始。カラフルなライトに照らされた氷でできたステージにアイヌの民族衣装をまとった男性が神聖なる炎と共に登場。色々な儀式を行ったあと火入れ式を行う。 これってバックの音楽の影響もあるのかもしれないけど結構神秘的に感じる。そう、俺はこれを見たかった。これのために冬のイベントは3回も来ちゃった。今まで見る事も叶わずにいたので、俺的に念願が叶った感じだった。いや〜長かったな。 |
![]() ![]() てっきりインストラクターに同乗するのかと思いきや、、、、実際に単独で乗れるらしい。夜間にヘッドライトを点灯しながら走るなんて俺でさえ初めての経験。これこそダイハード2もどき??? 高さんは寒いから消極的だったんだけど、、、俺が強引に誘っちゃった。意外と寒くないですから!って。俺の場合レクチャーは今さら必要ないんで お先に〜〜!!でも一人で走るのもつまらないので減速して高さんを待ってからランデブー走行。いや〜楽しいわさ。見えそうで見えないシュプールにシューがもつれてハンドルがとられる。これがまたまた楽しい。 終点でカメラで高さんを撮影。感想を聞くと、、、「いや〜楽しかった!」だそうです。でしょ!でしょ!でしょ!それに寒くなかったでしょ!これを楽しむために阿寒湖をチョイスしたようなものだもん。もっとも明日もスノーモービル乗るけどね。 十分体も冷えたところでホテルに戻り入浴。俺って昨夜からの夜行バスで寝汗をかいたみたいで シャツが汗臭そう。そんなんで高さんとは別行動でコインランドリーで洗濯しながらその時間の間に入浴する。んん〜結構気持ちがいいもんだ。 洗濯と乾燥だけでなくちょっとしたアクシデントで部屋に戻ったのは11時すぎ。さすがに眠くなったので就寝させてもらう。 そんではおやすみなさい〜〜〜zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz |
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