ナビの北海道旅行記2009春旅行 パート2
3月21日
朝は6時30分に起床。高さんに起こしてもらった。おはようございま〜す!
でもでも、、、俺ってイビキをかいて寝ていたそうな、、、、。あれれ?俺ってイビキかくんだ。知らなかった。もしかしたら昨夜の夜行バスでほとんど寝ていなかったから、その反動で体が疲れていたのかもしれない。でも、イビキって自覚症状はないんで、迷惑かけちゃったみたい。ゴメンナサイ!です。

まずは朝風呂に入って体を温める。んん〜やっぱり気持ちがいい。けっこう温まってから一旦部屋に戻って朝食を摂りに1階のレストランへ。朝食だし あまり特別なメニューはない。ご飯のお代わりをするのが面倒くさく感じたのでご飯を3人分 茶碗3個いっぺんに持ってきちゃった。これならば何度も席を立たなくて済むもん。
8時30分にはチェックアウト。レンタカーは預けてあるので持って来てくれるのかと思いきや、、、やや遠いのでシャトルバスを運行するから それに乗って駐車場まで送ってくれるそうだ。そこそこサービス面での対応が気になったホテルでした。それでは出発。まずは阿寒湖の湖上に車で向かう。止めた場所は、そのまんま「湖の上」。夏だと水没してしまう場所って言ったほうが正しいかな?いやいや007のボンドカーじゃないんだからそこまで行けるわきゃないか、、、、、。
気温は低いことに変わりはないんだけど、やや暖かい。でも高さんには相変わらず苦痛なんだろうな。そんななかで今回もスノーモービルに挑戦。チケット売り場で、、、あれれ?4kmコース以上は中止なんすか!な〜んだつまんない。でも折角だから2kmコースをチョイス。昨日の夜乗車したのと同じなんだけど、明るいだけあって景色を堪能できる。
本来は禁止されている行為なんだけど、、、スノーモービルから降りて阿寒富士を撮影。併せて高さんも写真を撮ってあげる。これこそ確信犯。戻ってきたらスタッフに怒られちゃった。ゴメンね!承知の上ですっとぼけていました、、、、。
その前に、折角だから高さんに湖上でレンタカーの運転を薦めてみる。福岡出身の高さんはアイスバーンを経験したことがないそうだ。福岡だって年に数回の雪は降るだろう。でも、どんなに降ってもシャーベット状や一部凍結にはなっても全面アイスバーンになることは場所柄ありえないらしい。
そんな訳で「速度あげたらフルブレーキかけてみてください。」「ハンドル急に切ってスピンも楽しいですよ!」などアドバイス。しばし高さんの運転を撮影してあげる。単なるアイスバーンじゃなく凍った湖の上ってのも記念になるんじゃないかな?
次は摩周湖に向かう。今頃から観光バスも何台かはいるんだなあ〜って思っていると、、、お客さんは全員台湾の観光客。あれま、たくましい方々だこと。
レストハウス内はとっても暖かい。ここに来たならばビデオシアターでも見ていったほうがいいですよ!って薦めてみる。ビデオは30分おきに放送で摩周湖のできるまでや四季を放映してくれる。真冬の映像をみて高さんは樹氷を見てみたいなんて言ってたけど、、、、多分無理でしょう。霧氷や樹氷は条件の整ったマイナス20度以下の気温でなければ造形できないもん。ここで寒いって言ってちゃさらにマイナスの気温じゃどうにもならないんじゃないかな?凍死しかねないですよ。
レストハウスから展望台へ。今日の摩周湖は全面結氷どころか完全に氷が溶けちゃっている。今シーズンもう氷が張ることもないかな?ひんやりした風が心地よいと思っていたら高さん寒い寒いってレストハウスに避難。そうかな?もう慣れてもいい頃合いなんだけども、、、。
ちょっと早いかな?って思ったけど昼食タイムにする。弟子屈で静かなブームとなってきているのが弟子屈ラーメン。摩周の伏流水を使用した海鮮系ダシをベースとしたスープはあっさりとしたコクがあるという。ここ弟子屈が本店で札幌のラーメン横丁他数店がある。
実は一昨日ラーメン横丁でラーメンでも、、、、、って考えていたのはこのラーメンを食べてみたかったからだ。そうすれば本店との味の違いを発見できると思っていたから。でも、、、想定外のバスの旅になってしまい食べることができなくて残念だった。
高さんは「魚介しぼり醤油」俺は「弟子屈辛味噌」をオーダー。トッピングに「山わさび巻き」をチョイス。出されたラーメンを食べる。物好きな俺はまず高さんの「魚介しぼり醤油」ラーメンのスープをつまみ食い?名前の通り魚介系の味がしっかりしている。確かに美味い。そして俺の「弟子屈辛味噌」。ダシは同じらしいけど辛味の効いた味噌味も意外と美味しい。
やや早めに店内に入ったため、お客はチラホラだったんだけど、食べ終わってお店を出る頃には満席に近くまでお客さんが入店していた。
美幌方面に北上してから屈斜路湖方面に。
そして「コタンの湯」へ。暖冬ではあるけれど入浴している男性がいた。やや寒いようにも感じられるけど羨ましいなあ。どさくさついでに池の湯へも行ってみる。ここは誰も入浴していない。もう少し風が収まっていれば入浴には最高なんだけどなあ〜って思いながらもお湯を触ってみると結構暖かい。
すぐ近くには屈斜路湖の観光地砂湯がある。広い駐車場に車を止めて砂湯まで散策。100円でパンの耳を購入し羽を休めている白鳥に与える。以前はパンを出しただけでパク!って食いついてきた白鳥がたくさんいたんだけど、用心しているのか持ってるだけでは食いついてこない。何か悪いことした奴でもいたんだろうか?正面の山々はいまだ白銀の世界ではあるけれども湖岸の氷はすっかりなくなって、かなり遠方までいかないと結氷していないみたい。比較的時間を取ろうかと思っていたんだけど高さん、、、寒いっていってレストハウスに避難、、、、、。
寒かったかな?確かに風がきつかったけど、、、今日の夜のイベントは大丈夫かな?ってある意味心配になってきた。風邪でもひかれちゃシャレにならないもん。
寒かったかな?確かに風がきつかったけど、、、今日の夜のイベントは大丈夫かな?ってある意味心配になってきた。風邪でもひかれちゃシャレにならないもん。滞在時間もそのままに出発。川湯温泉街を通過して硫黄山に向かう。ここならば寒くはないでしょう!レストハウス横から遊歩道?でもないけど歩いて噴煙のそばまで歩く。んん、ここにはさっきよりも風が少ないなあ〜
俺もあえて観光気分にはならないけど、、、でも立ち入り禁止区域が広くなったような、、、。以前はもっと奥まで行けたのに。もっと気になったのは「玉子売りのおじさんがいない。以前、再三の警告を無視して売っていたので逮捕されたってのは聞いたことがあるけど、またまた逮捕されたのかな?だって違反行為なんだものね。それを承知で5個400円も出して買ってた俺も共犯すか?カンベンしてくんなまし。
ずっと外を廻ってきたので体も冷えたでしょう!ってことで足湯にチャレンジ。川湯温泉にあるのは屋外なので寒いでしょうから、屋内にある川湯温泉駅に併設された足湯にする。
先に先客がいたので入れ替わりで足湯に入浴?する。んん〜やっぱり気持ちいいもんだ。たった15分程度なんだけど、体までポカポカしてきた。
ラーメンを食べてから1時間ほど経過したので、デザートでもと思いアイスクリームのお店に。実は高さんからは摩周湖にいたときにアイスでもどうですか?って聞かれたんだけど却下してきた俺。実はここのアイスを食べて欲しかったから。
十数種類ものジェラートの中から5種類をチョイス。スペシャルにして500円也。結構ボリュームはあるんだけど、色々な味を楽しめるのが嬉しい。高さんも、、最初は俺のスペシャルを見て「すごい量!」って言ってたけど、何だかんだ言っても俺と同じスペシャルをオーダーしていた。
予定より若干早くなったので、ちょっとだけ欲張って藻琴展望台へ。ここは数箇所ある屈斜路湖の展望台の中でマイナー系に属するのか、、、あまり人が来ないので俺的には好きだ。
屈斜路湖の殆どは解氷しきっていて春はすぐそこに来ているなあ〜って感じさせられる。展望台は除雪が行われているのは一部だけのようで、半分は大きな氷の塊が残っている。もしかしたら道路の除雪した雪をここに捨てているのかもしれない。多分積雪は1mほど、、。

そのまま清里峠を下って養老牛温泉付近を経由して開陽台へ。実は開陽台は俺はパスをしようかな!って思っていた。だって俺って寒い思い出しかないんだもん、、、、。でも ここで初めて高さんからオーダーが入った。
「いや〜ここまで来たら行きましょうよ!」との事。行けるかな?絶対寒いよ〜!以前友達誘った時も俺は車の中で留守番していたくらいなんだから、、、。「じゃ、私車の中にいますから、、、一人で行って来てくれます?」って俺は辞退させてもらった。

ここは330度の広範囲のパノラマが広がる丘陵地なだけに、どこからでも風が吹く。夏ならば心地よい涼風が流れるが、冬は辛い風が吹く。駐車場から展望台を見上げていると高さん、、、、あれれ本当に屋上の展望をしている。でも、、、どうかな10分もたたないで戻って来た。ってことは展望台の実際の滞在は5分といなかったかもしれない。でしょうね!
このあとは北19号、西7号線を跨いで標津へ。こんなローカルな場所でさえ道路の積雪は全くない。実は野上峠を走っている頃に俺は考えていた。時間配分から言ってもかなり消化時間が早い。状況次第によってはモシリバに挨拶くらいは出来るのではないだろうか?って。開陽台に立ち寄っていても時間は15時30分頃。俺の使っている裏道ならば30分程度で到着できる。

ならば行ってみよう。多分16時30分にモシリバを出発すれば、ドライな道路が続くし、たとえ根北峠がアイスバーンだったとしても18時過ぎにはウトロに到着できるはず。古多糠地区まで来た時に、手ぶらじゃいかが?って思い小さな商店で焼酎を高さんに購入してきてもらう。モシリバの中村さんにはアポは取っていない。もちろん私たちが近所まで来ていることも知らないし来るとも思っていないでしょう。

だから留守だったら置手紙でも!って思ったんだけど、到着すれば自家用車があった。でも宿泊と思われる車はいなかったので誰も今日は宿泊する人はいないのかな?。何事もなかったように車から降りて2人で建物に。するとご主人が気が付いて、おあと奥さんが気が付いてビックリされちゃった。さすがに何度も何度も出没(宿泊)しているだけあって、あら〜!どうしたの?って驚かれてしまった。もう知らない中じゃないもんね。さっき購入した焼酎を手土産に、、、、奥さんの手前「消毒液持って来ましたんで!」って茶目っ気で渡す。
でも驚いたことに俺だけじゃなくて高さんの乗っていた白いゴールドウイングの事も憶えていたのには感心しちゃった。多分高さんも感動したんじゃないかな?お茶をご馳走になり30分程度だけど滞在させてもらってご夫婦のお見送りで出発。前もそうだったんだけど、、、何か錯覚してしまうな!今日はここ泊まるんじゃなかったっけ?って。多分7月にまたツーリングで行く事になるだろうけど。
この先は根北峠を走る。今回の旅行で最後のサミットになりそうだ。実は高さん、、、一度でいいからアイスバーンの道路を走って欲しかったそうだ。一応俺もそれを念頭に入れてはいたんだけど、どこを走ってもアイスバーンなんてない。全てドライな道路だ。
ということは、根北峠が最後の望み。2ヶ月前には真っ白な光景が続いて車が挙動不審な動きをした根北峠だけど、今は、、、やっぱり少ない。ただ峠付近だけは一部分だけアイスバーンが残って?いるので、あえてそこを目指して走っていく。バリバリガタガタって振動が伝わるんだけど、、、、やっぱり物足りないな。残念ですが諦めてくださいまし!
途中キタキツネを発見。今回こんな近くで見えたのは初めて。さすがに写真をパチリ!って撮影したものの、すぐ奥に消えていった。
峠を下って越川地区まで来ると幾品川橋梁に到着。夏にも高さん写真を撮っていたけど、今回の冬の幾品川橋梁も迫力があって凄い!って言って写真を撮っていた。確かに夏は木々に覆われて判りにくいけど、冬は比較的遠くから見えることが出来る。
斜里から峰浜付近まで来ると、今回の旅行で初めてオホーツク海とご対面。んん〜やっぱり流氷はないなあ〜!今回の旅行に行く前には流氷終日の宣言が出されているのを知っているから 流氷はないのは承知していたけど、全くない!ってのもショッキングだ。今シーズンは15日程度しか接岸しなかったらしい。
本当は高さんには、最後に流氷を見せてあげたかったんだけど、、、これは無理だ。
ウトロまでもう少しの所でオシンコシンの滝に到着。時間は思ったより早く17時40分頃。まだ陽射しは残っていて明るい。これは困った。実はオシンコシンの滝のライトアップを見せたかったから。しばし車の中で陽が落ちるのを待つしかない。18時前に俺もシビレを切らして、、、「もう行きましょう!」
暗闇ではないけど、そこには白、青、緑のライトに照らされたオシンコシンの滝が、、、、、。これを見ることが出来るのは単独の車で来た人の特権。ツアーバスでは道路を徐行して車窓観光こそするけど絶対止まらないもん。やっぱり綺麗だ。これも以前友達連れてきた時綺麗だって言ってたっけ。
オシンコシンの滝から10分かからないで今日宿泊するホテル「知床グランドホテル北こぶし」に到着。知床も4回も来ているウトロでは初めてのホテル。俺って色々なホテルに泊まるの好きだから。
チェックインして部屋に荷物を置いてから風呂にも入らず早めの夕食。今回も夜のイベントである「知床ファンタジー」に参加するためだ。でも、、、、ここって凄い!!!
2人しか泊まらないのに広い部屋でコーヒーミルまで置いてある。こんなのって阿寒湖の「花ゆう香」以来だ。あそこもサービスも料理も最高だったっけ!
これならば夕食もさぞ期待していいかな?って思っていると これが大正解。ステーキはあるわ、天ぷらだって、、、カニ、豚シャブ、、、んん〜これって出来る限り食べきってやる!って意気込んで、、、あれま大皿4個になっちゃった。目では食べられるんだけど胃袋が受け付けてくれるかな?
一応取り皿に取った以上は食べないと、、、、。しばし格闘の末何とか完食。あ〜辛かった。しばし休憩の後出発しますか。俺は夕食摂る前から準備は済んでいるんだけど、高さんはカメラ等を取りに一旦客室へ。その間おれは喫煙コーナーで一服タイム。
ウトロ温泉と言っても、他のホテルは高台にあるので、ホテル自体がバスをチャーターしてくれて「オーロラファンタジー」の会場まで連れてきてくれる。その為バスをチャータしてくれるホテルの出発時間は厳守される。しかし ここ「北こぶし」は歩いて8分ほどの場所に会場があるので ある程度時間を気にしないで参加できるのでありがたい。
20時に予定通りイベントのスタート。今日が最後の開催日なんだそうだ。俺は「オーロラファンタジー」は3回目。いつ来ても感動できる。たった20分程度なんだけど、時間がゆっくり進むような感じ。「オーロラファンタジー」は過去に実際発生したオーロラを現代のレーザービームを使い麦を燃やして煙を焚いて直進性のレーザービームを屈折させてあたかもオーロラが発生しているように見せる擬似オーロラを見せてくれる。
どちらかと言うと、俺的には高さんに これを見せてあげたかった。ウトロなんて最果ての地でのイベントなんて、そうそう見られるもんじゃないでしょう。いよいよラスト!って時にクリオネが登場。んん〜何とか撮影したんだけど綺麗には写らないかな?いつもだったら しばらく写真タイムの時間をくれるんだけど、、、、今回はすっぱり終了しちゃった。あれれ?寂しいなあ〜!
歩いてホテルに戻る。ロビーではお汁粉の振る舞いサービス。美味しいのでお代わりしちゃった。やっと落ち着いて風呂に入る。屋上にある露天風呂はめっちゃ寒いんだけど気持ちがいい。しばし部屋でグズグズしているうちに眠くなってきたので就寝することにしましょう。念の為障子を挟んで別々に就寝する。もしもイビキで迷惑かけちゃいけないから!ではお休みなさい!zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
3月22日
昨日と同じ6時30分に起床。それなりによく寝た。おはようございます。多分夜中に迷惑かけちゃったかな?
正面に広がる海の見える光景、、、。どこにも流氷のカケラさえない。これじゃ伊豆や佐渡のホテルから見る光景と同じじゃん。本当に知床なんだろうか?って再度感じさせられてしまう。流氷さえ来ていれば この旅行も大成功だったんだけどな!
まあ、そんな事言っても始まらないか!!!まずは朝風呂。先に高さん風呂に行ったので コーヒーミルでモーニングコーヒーを作ってから風呂に行く。脱衣所で高さんにコーヒー入れてありますよ!って言ってから入浴する。あ〜気持ちいい。
このあとは朝食。バイキング形式で、夕食ほどではないけど、そこそこヘビーな内容。昨日すっごく食べすぎたせいか?すっごく食欲がない。阿寒湖では3杯もご飯お代わりしちゃったのに対して、、、、お代わりはいらないか、、、。
高さんはホテルで土産を購入していくそうで、先に部屋を出て行った。俺は、、、あえて買うものはないか、、、、。ここら辺はいつも来ているから。チェックアウトして車を横付けしてもらって出発。ここはとってもサービスも良いホテルでした。
まずは知床横断道路方面に。もちろん知床横断道路は開通していないけど知床自然センターに向かう。ダイナビジョンの映像を見るためだ。
駐車場には数台の車がいるんだけど、屋内にはほとんど人の姿が見当たらない。
んん〜多分スノーシューでフレペの滝にでも行ってるのかな?自分達には さすがにそんな時間はないんだけど、、、。
15分ほどで映像は始まるそうだ。それよりも、、、キター!!!団体様ご一行!!てっきり2人だけの貸切かと思っていたんだけど、、、同じように映像を見るらしい。先に並んで待っていようかと係員に「もう入っちゃっていいですか?」って聞いたら、ツアーの一人と勘違いされてツアーガイドさんに「しばらくお待ちくださいね!」ってお言葉頂いちゃった。あれま!
ちょっと並んで椅子に座って20分程度の映像を観賞。あれ?以前のダイナビジョンと映像が違うような気がするんだけど。あまり記憶がはっきりしていないんで 別の意味で新鮮に感じてしまったのは何で?
知床自然センターを出て知床横断道路の通行止めゲートまで進む。夏は何事もなかったように走りぬける場所だけど、ここが冬場での実質での終点なんだよね。
多分ここからモシリバまでは飛ばせば1時間ほど、、、。でも根北峠を走るから2時間半ほど、、、一般旅行者だったら もう少しかかるだろうかな?これぞ最果ての場所って所に自分達はいる。できることなら圧雪アイスバーンだったら もっと臨場感もあっただろうけど、、、。
でも、今日はとっても暖かい。もしかしたら10度以上あるんじゃないかな?これじゃ流氷どころか根雪だって消えちゃうわけだ。
下りがてらエゾシカのハーレムに遭遇。そういえば今回はいたる所でエゾジカがいたっけ。車を止めても逃げるどころか こっちをジーっと眺めてやがんの!!多分人間に慣れちゃったのかな?あまりいいことではないと思うけどね。
そうそう、今日はオーロラ号に乗るために予約をしていたんだっけ。でも一切の流氷がなくなった今は単なる観光船でしかない。それで3000円もするのは若干ながらも抵抗がある。そこで途中 道の駅斜里に来た時にキャンセルの電話を入れておく。あまりフェアーではないかもしれないけれども、受付の係員も流氷がないのでは仕方がないとのことで快く受け入れてくれたのがせめてもの救い。すいませんね〜!
JR釧網本線の北浜駅で休憩。駅舎に入る前に高さんに「もし名刺持っていたら用意してくださいね!」ってアドバイス。
高さんは俺が何が言いたいのか判りかねていたけど駅舎に入って納得していたみたい。果たして名刺貼っていたのかどうか?俺は一服タイムしていただけだけど。
遠く知床連山が見えるんだけど、やっぱ流氷が欲しいなあ〜隣にある展望台を薦めてみたんだけど あまり興味はなさそうだった。そんなんだけあって波の音がしっかり聞こえる。もし流氷が来ていれば道路を走る車の音以外な〜にも聞こえないんだけどね!!
ところで今日で高さんとはお別れする。それももう少しだけど12時30分過ぎに網走駅で解散となる。高さんは網走駅から特急オホーツク号で札幌に向かい駅付近のホテルで宿泊。明日に新千歳から飛行機で福岡に帰るそうだ。まず、ハワイ帰りと勘違いしそうなスーツケース。このまま持ち歩くのも辛いので網走市内の宅配便に荷物を託す。これで身軽になった感じ。
列車出発の時間まで30分程度の余裕がある。ならば、せめて流氷でも!って思いオホーツク流氷館へ。
形ばかりだけど、海で流氷が見られなかった分高さん!これでカンベンしてください。場所は判っているんだけど、俺的な道路だと時間がかかりすぎる。そこで久々ナビの登場。やっぱり10分ほどで到着。あ〜助かった!
偶然 シアターが開始されるとのことで観賞する。これ自体15分ほどだから問題ないでしょう。そして急いで流氷のある冷凍室に向かう。途中タオルがあるので手にして入室。氷点下17度ほどと かなり寒いんだけど湿度が乾燥しきっているので極端に寒くはない。

タオルを室内でクルクル廻して、、、あれ?固まらないじゃん?おかしいな?意地になって廻してやっと凍った。他にはバナナと釘、、、、あれれなくなっちゃった。「バナナで釘が打てます」なんてCMが昔あったもんね!

ほとんど駆け足レベルで急いで流氷館を見た後に網走駅へ。
ってんでUターンして本当の網走駅に向かう。途中最後の燃料を給油して駅に到着。駅のロータリーには長居できそうにないので、荷物の確認をしてもらって駅をバックに記念撮影。挨拶をしてお別れになる。色々お疲れ様でした〜!
これからは俺一人の旅になる。ある意味寂しく感じてきたりして??
さ〜て俺も帰るか!んじゃ女満別空港まで!な〜んてヤワな俺じゃない。あえてこれから帯広空港まで行くんです。実にマニアックだと思いません?俺って!

なんで網走で別れてから わざわざ一人で帯広空港まで?って感じてしまうが、これにはちょっと意味がありまして、、、。そのうち判ります。ただ1時前に網走にいて19時頃には帯広空港に到着しなければならないから ほとんど観光なんてできない。しばし走る事に専念する。
網走湖付近を走っていて石北本線と並走する。んん?今は女満別付近を俺は走っている。特急はまだ網走駅を発車していない。これってもしかしたら?高〇さんの乗車する特急オホーツクよりも俺のほうが先に北見に到着できるのではないだろうか?これってサプライズを見せてみるのも面白いかもしれない。西村京太郎推理サスペンスじゃないんだから!
道路は比較的空いている。美幌バイパスを経由して行くと美幌市街を通らないので すっごく早い!国道も端野からは片側2車線なので想定以上に早く北見に到着しそうだ。
そこで俺は気が付いた。以前立ち寄りたかった肉まんを食べよう。お店の名前は包籠(パオロン)という饅頭専門店。朝食も少ししか食べなかったし、昼食も食べていない。少しくらいならば食べられるでしょう。駐車場はお店の真ん前。誰もいないみたい。
店内には愛想のいいマスターが一人で切り盛りしていた。「肉まん」と土日限定の「あんまん」を購入。しかし仕込み中のとてつもない大きいボールには肉まんの材料が入っていたが、、、その中の玉葱の量の多いこと多いこと。ネギが苦手な人は辛いかもしれないが、味は全然しつこくない。
1個160円と比較的高い部類に入るかもしれないけれども、その分やたらでかい!多分1個食べれば十分でしょう。マスターにお礼をして店を出る。まずは土日限定の「あんまん」を車の中で食べてみよう。それにしても めっちゃでかいですぜ!一口食べてみると、、、うわ〜!!すんごくウメ〜!なんじゃ〜こりゃ〜!
今までこんな「あんまん」食べたことない。あんこに黒ゴマが見事にフィットしていて甘めの押さえた味はコンビニでのあんまんでは絶対お目にかからないでしょう。みごと完食。でも、、、、あまりに大きくて「肉まん」まで手が出せない。んん〜諦めてあとで食べようか!
ここは北見工業大学や北見柏陽高校にも近いだけあって平日には学生が多いそうだ。それにシフォンケーキやクッキー、夏にはカキ氷もあるそうなので人気は高いそうだ。
このあと北見駅前の駐車場に車を止めて駅舎内へ。5分もしないうちに特急「オホーツク」札幌行きは北見駅に到着。一応一番後ろの車両だってのは知っていたので、ホームを移動。停車時間は2分もないので間違っても列車内には入れない。
すると、、、いたいた高さんが、、、。こっちを見てくれるかな?って思っていたんだけど読書に夢中のご様子。無情にも発車ベルのあとドアが閉まってゆっくり札幌方面に向かって列車は発車していっちゃった。残ったのは駅弁を持ったままの俺一人、、、、。あ〜〜むなしい。仕方がないこれは持って帰って明日の食事にしようか、、、、。肉まんが残っているし。
陸別駅跡に到着。ここでトイレ休憩しよう。廃止になった「ふるさと銀河線」の線路と車両を使って実際の運転を楽しませてくれる「りくべつ鉄道」がある。今は冬のお休み期間なので誰もいないけど、シーズンともなると鉄分の濃いマニアが訪れるそうだ。俺も2万円もするコースを2回もチャレンジしちゃったし。
高いか安いかはその人の考え方次第なんだけど、、、完全貸切で80分もフルに運転を楽しませてくれる場所は日本中探してもこんな施設はどこにもない。今までは碓井の鉄道文化村の電気機関車が有名だったんだけど、、、。早くその季節がやってこないかな〜!またチャレンジしちゃいそう!!
約1時間ほどかかって道の駅「士幌ピア21」に到着。足寄からでも結構距離もあるから時間もかかる。いや〜疲れた。ここに立ち寄った理由は、士幌オリジナルのポテトチップスが買いたかったから。俺的には勝手に士幌チップスって名付けちゃっているけどね。何たって安いのが魅力。ただ袋自体がややかさばるので3個ほど購入して出発。
たまたま出発前に見ていた日本テレビ系のバラエティー番組、、、「ひみつのケンミンショー」の番組で帯広の食について放送されていた。帯広といえば 観光客には 豚丼やジンギスカンが特に有名。まあ〜ちょっと地元の感覚でカレーライスなども美味だよね。俺もそれで納得していた。ところが「ちらし」???何?知らん、、、、。それもラーメン屋とかで食べられるそうだ。だから「ちらし」って言っても「寿司」のたぐいじゃない。これって、、、、食べてみたい、、、、。出演されているゲストの試食でもとっても好評だった。どうやら ご飯の上に野菜の炒めたものが載せてあるみたいな料理。、、、、、やはり食べたい。
こう思うと俺は今日の22日の14時の女満別発をキャンセルして20時台の帯広発の飛行機で羽田に変更しちゃった。それも3日前に急に思い立った。レンタカーも併せて変更の連絡をいれておいた。何てタイムリーな変更をしちゃうんだろうか?それも、料理を食べるためだけに帯広に来るなんて、、、、自分でも呆れる。
偶然発見したお店「味福」さんに入店。カウンターで「ちらし」をオーダー。メニュー表には「中華ちらし」って明記されている。しかし天津飯やチャーハンをさしおいて一番上に記載さてあるのも凄い。
でもさらに驚いたのはテーブルを含めてお客は14人ほどなんだけど10人が「中華ちらし」を食べていた。俺もその一人になるわけだ。いかに帯広ではポピュラーなのかが判る。このお店は狙った訳ではなく、ポスフールから帯広空港方面に向かう途中に暖簾を見つけただけで偶然発見しただけ。もちろん「ちらし」があるかどうかすら判らず、バクチ感覚で入店したわけ。いや〜ラッキだわさ。お待ちどうさま!って出てきた「ちらし」はって〜とうめ〜っす!とっても美味い〜〜〜す!なぜ知らなかったんだろう!確かに他のサイトで見てみても、中華料理のお店にまかない料理だったって書いてある。しかし、この味でなんで帯広の域を出ないんだろう。全国的に受け入れてもいいだろうに!!!って思う。
空港前のレンタカー事務所には7時過ぎに到着。ほぼ予定通りの到着。レンタカーの係員に「霧で搭乗受付を中止しているそうですが、、、」って言うと「こんなんでは問題なく飛ぶはずですよ!ただ東京の天候が悪いみたいで遅延があるみたいですけど!」
な〜んだ、、、。そうか、、、ならば問題ないでしょう。空港まで送ってもらってカウンターでチェックイン。問題な発券してくれた。ただ遅延なんだそうで、それだけならば問題ないでしょう。
いつものように土産店を物色。お決まりじゃないけど「じゃがポックルを物色。どこの店でもわかりやすい所にないのが最近の特徴だったりして、、、、。
それならば他の商品も買ってくれるって魂胆でもあるのだろうか?
2店舗ほど廻って、、、やった〜発見!んん?この同じ箱の赤いのは何?
’&#&%$=!じゃがピリカ!〜〜げっと〜〜!!
これはタイムリーな発見だった。話には聞いていたけどこんなに早く手に入れられるなんてまさに超ラッキー
お一人様2箱ってんで2箱づつ4箱購入してみる。んで、保安検査の先で椅子に座ってしばらく待つ。
あまり人はいないみたい。満席ってなっていたからこれから人がやってくるのかな?しっかり出発遅延の案内が、、、。ありゃりゃ あと1時間も待たなきゃならんのか?まあ〜しかたがない。しかしさっきの「じゃがピリカ」とっても気になる。ちょっと一袋あけて、、、、
1個づつは1cmほどの小さなキューブ状。んでジャガイモの品種「トヨシロ」「キタムラサキ」「ノーザンルビー」の3種類がポテトになっている。お味は、、、、んん〜美味しい!「じゃがポックル」に負けず劣らずのヒット商品になるかもしれない。
土産で知人にあげるのは勿体ないので、封を開けた箱は自分のビールのつまみに食べよう!飛行機は遅延のまま出発。どうやら羽田ではかなりの大雨と強風でダイヤが大幅に狂っているそうだ。この帯広発の機材も羽田の出発が出来なかったための遅延らしい。

22時15分頃羽田に到着。いや〜けっこうかかったかな?でも遅延が極端に遅くなくて良かった。ちなみに到着案内を見てみると女満別発の飛行機は23時30分だって!あ〜選択しなくて正解。しかし、、、最初に恐れていた駐車料金、、、
げげ!8800円すか!覚悟はしていたけど高いっす〜!
しかしこの時間だと電車も当てにならないし、へたすりゃ途中からタクシーってことも考えられる。仕方がないか、、。
このまま高速道路を走ってなんとか当日中には自宅に戻った自分でした、、、、。
編集後記
今回は一人旅ではなく福岡から参加の高〇さんとのドライブでした。あまり自分なりのマニアックな旅ではなくメジャーな場所もふんだんに取り入れた行程を組みました。夏のツーリングや今回の旅行である程度の道東は行かれたと思います。あとは私みたいにマニアックな道に進むかどうか、、、。って感じですね。

気候はほとんどが暖かい日々が続きました。しかし初の冬の道東旅行である高〇さんにはきつかったかな?でもこんなもんじゃないってのが本音ですね。樹氷が見られる季節は寒いを通りこして単に痛い!って感じですからこれは慣れしかないかもしれません。

しかし「中華ちらし」を食べるためだけに女満別空港から帯広空港に変更する自分の行程もかなりなもの。次回はどんな旅があるのか期待してください。長々とお読みくださり有難うございました。
BACK 旅行記TOP