博物館網走監獄   
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 住    所  北海道網走市呼人1-1  網走監獄を連想してください!って質問をした場合、殆どの方は入ったら死ぬまで出られない所とか重労働させられる所って答えると思います。実は半分正解で半分間違っています。

さて本題に入りましょう。ここ博物館網走監獄は以前網走刑務所で実際に使用された建物を移築して一般に開放展示してある施設です。その為網走刑務所の前身である網走監獄の建築物を実際に見ることができます。一部はレプリカもありますが、当時の厳しい受刑者の生活を学ぶことができます。

網走監獄は樺戸郡(現在の樺戸郡月形町)に開設された樺戸監獄に続いて標茶に釧路集冶監を開設、一般に硫黄山の硫黄の採掘を行っていました。そして明治24年に網走と旭川をつなぐ約170kmの道路工事を行う事を目的として現在の網走刑務所の前身である北海道集治監釧路分監網走外役所を作りました。これが網走監獄の始まりです。その道路工事は外役所に配属された約1,200名の囚人によって行われました。
道路は3ヶ月という短期間で開通しましたが、厳しい北海道の自然に阻まれて多くの犠牲者を出す難工事となりました。一説によると半数近い死者を出したとも言われています。

この道路は現在の国道39号線・333号線の一部として観光や一般物流輸送等に多く利用されています。

これがエポックとなって網走監獄=網走刑務所との連想をもたれるかもしれませんが、現在では一般刑務所になり長期服役の受刑者は収容されてはいません。

ただ資料館では当時の様子をジオラマやパネルで説明していますので、ふ〜ん!って思わないで時間をかけてじっくり見て欲しいです。
 問い合わせ先  博物館 網走監獄
 電 話 番 号  0152−45−2411
 営 業 時 間 4月から10月  8:00〜18:00
11月から3月  9:00〜17:00
 駐 車 場  有 り
 入 場 料 金 等 大  人   1,050円(税込)
大学高校生  730円(税込)
小・中学生   520円(税込)
 関 連 サ イ ト  http://www.kangoku.jp/index.htm
 そ の 他 、 備 考  URLより割引券のプリントアウトができます。ご利用ください

 博物館網走監獄の写真集
この橋を鏡橋と言うそうです。網走川に架かった橋をイメージしています。2代目と3代目の橋の特徴を兼ねたレプリカの橋です。 入場料金を払うとこのアーチをくぐります。これは実際の網走刑務所の正面の入口を模しています。このあと網走刑務所に行くとわかります。 面会に来るにも3日ほども当時はかかったそうです。でも当初はこんな面会なんてできなかったんでしょうね。
五翼放射状舎房の中央部看守がつめていた場所です。写真では写せないけど行けばわかります。 網走裁判所の資料館です。これも最近まで使用された机、椅子を使用されているそうです。 裁判長1人の単独法廷のイメージです。主に軽犯罪等は裁判官は一人が一般的なんだそうです。
 これが脱獄王白鳥由栄の脱獄シーンのイメージです。網走監獄で脱獄したのは彼だけなんですって!  その24号房。よくもここから脱獄したもんだ!と感心します。  道路工事の外役所での睡眠。とても熟睡できるもんじゃありませんね。ちなみに枕は切り株ですよ!
     
 麦飯に汁だけの味噌汁、時々沢庵。これで生きている方が不思議。でもって交代で立ちながらの早飯です。