厚床駅とホタテ弁当
住  所 北海道根室市厚床1丁目
問い合わせ先 ーーーー
電話番号 ーーーー
営業時間又は訪問可能期間 無人駅 列車運行時間帯
駐 車 場 駐車場有り 
入場料又はそれらに関わる料金 ーーーー
ホームページ又は関連サイト ーーーー
コ メ ン ト
国道44号線と243号線の交差点にひっそりとたたずんでいる。開業は大正8年12月というから歴史がある駅になります。以前は国鉄標津線の分岐駅でもあり有人駅だったこともあってか、比較的知名度は高かった。

1989年特定廃止対象路線として標津線が廃止され、無人駅になったために、誰にも知られないほどの駅になってしまった感はいなめない。もっとも同時期に駅舎を建て替えて見た目には立派な駅になったのだが、駅事務所はあるのだが鉄道とは関係ない根室交通の事務所として使われているので切符を販売しているわけではなく、静かな駅であることには変わりがない。

さて、この無人駅となった厚床駅ですが、現在でも駅弁が販売されているのをご存知だろうか?厚床はホタテが捕れる場所らしく、その名も「ほたて弁当」。ただし、無人駅の上にキオスクなどの売店もなく1日の列車本数も少ないので駅売りは現在では行っていません。さてどうするか!

実は現在では駅構内では販売はされていません。お弁当を作っている駅前の田中屋さんに行くのが早いのですが、不在の場合が多いらしく簡単には購入できません。確実なのは駅前の国道の交差点を釧路方面に左折、30mほど左側に佐々木商店というお店があって、そこで販売されています。ただ昼くらいには売り切れてしまいますのでお早めに購入してください。

味は、昔食べたような甘いタレで炊いたご飯にホタテのほぐしたのがかかっているもので美味しいです。列車で来ても買えない。車で来てもすぐ売り切れてしまうので、「幻の駅弁」と言われています。料金は500円。リーズナブルなだけあって量は少なめですので、小腹が空いた時にでもいかがですか?
厚床駅 の写真集
1989年に建て替えれれた駅舎です。水洗トイレが完備されていて冬はストーブが炊かれて居心地もいいですよ。もちろん無人駅扱いです。 ほたて弁当を売っているお店、「佐々木商店」さん。厚岸市街では唯一の食料品を扱っているお店です。レジでお弁当の有無を聞いてくださいね。
これが「幻の駅弁」と言われるほたて弁当です。なんだかレトロを感じませんか?これで500円納得です。 甘い炊き込みご飯は美味しいですよ!ちょっと少なめですから、程よい量かもしれません。
新しい駅舎内は綺麗で広いですよ。バスの職員が常駐していますから冬はストーブも焚かれてて居心地いいです。でも宿泊は厳禁です。 この厚床駅に標津線が分岐していた事を教えてくれます。廃止になったのは平成元年、このモニュメントは平成13年。なんだか時期がずれていません?
国道44号線上にある標津線の跨線橋。本来は必要ないのですが、工事費がかかるのでそのまま使われています。 その橋には標津線の為にあったことを意味していますね。これがなかったら、橋がある意味が判らないかもしれませんね。
橋から中標津方面を望みます。原野の中に明らかに線路跡と思われるん空間が残っているのが判りますね。 標津線が分岐していた事を証明する記です。一度でいいから乗ってみたかった。残念!
花咲線(根室本線)は右に折れていきます。廃止された標津線は木々の切れた場所を真っ直ぐ進んでいきます。手前の線路は元々標津線用でした。 味気のないキハ54型気動車でしたが、ステンレス車体に近年ラッピングされたみたいで派手な列車になりました。もちろんノーマル車もありますけど。