旧国鉄士幌線 幌加駅跡 |
住 所 | 北海道河東郡上士幌町字幌加 | |
問い合わせ先 | ひがし大雪アーチ橋友の会 | |
電話番号 | 01564−2−3385 | |
営業時間又は訪問可能期間 | 通年可能(但し冬季は歩行困難) | |
駐 車 場 | 有り | |
入場料又はそれらに関わる料金 | 無料 | |
ホームページ又は関連サイト | http://www3.ocn.ne.jp/~arch/ | |
コ メ ン ト |
旧国鉄の士幌線は帯広駅から北部の十勝三股駅までの総延長78.3キロの路線でした。昭和14年11月18日に帯広〜十勝三股間の全線が開通しました。十勝地方北部の開拓やその一帯の森林資源開発を目的とした鉄道とし栄えて奥地への入植者がふえ林業が盛んになりました。しかしモータリーゼーションの波とともに衰退の一途をたどっていきます。 この幌加駅は終点十勝三股駅の手前の駅で主に林業を中心に栄えて20数世帯の住居があったそうです。しかしながら林業が衰退するにつれて、集落を離れる方々が続き貨物輸送もなくなって昭和53年鉄道の駅としての役目を終えました。その後バス代行輸送になりましたが、実際は運行休止として状況が好転した場合は開通させる予定もあったそうです。ただ、その望みも裏切られたように昭和63年3月帯広ー糠平間が廃止されるに伴いこちらも廃止になってしまいました。 幌加駅跡は駅舎こそ撤去されましたが、ホームや線路は一部残されていて、何らかの目的に残す予定があったのかもしれません。それを考えるに、駅構内の引き込み線やポイントが残されているのに対してホームの前後は線路や枕木など全てが撤去してあるからです。しかしながら、それも頓挫して実質放置されている感があります。 しかし、付近には1軒の住宅もなく、住居らしき跡さえも発見できません。完全に自然に、それも原野に戻ったような感慨にひたれます。ここに20軒ほどの集落があったなんて感じ取る事はできないでしょうね! 逆にそのおかげで、マニアの間では知られた秘境駅として時々訪れる人もいます。6月中旬では各色に彩れれたルピナスがホームに咲いていて綺麗ですし、秋は枯れた木々に写るホームや線路が美しく見ることが出来ます。場所は幌加の除雪ステーションを目標に走ってみてください。 また、私の取材中ですが、動物の糞を発見しました。大きさから羆のものと推定されます。単独行動は控えて訪問してみてください。 |
旧国鉄士幌線 幌加駅 の写真集 |
このポイントは手動で動かす事が出来るんですよ。どなたかが手入れしてくださっているのでしょうか? | TAKE様のご好意でUPしました。春先の線路です。草が枯れてるだけでなく、手入れされているようです。 | |
時期が過ぎていますが、まだホームにもルピナスが一部咲いていますね。 | TAKE様のご好意でUPしました。ホームの存在が判りますよね | |
左側の建物は幌加の除雪ステーションです。さらに左が国道です。そこを目印に向かってください。 | ||