奥行臼駅逓跡
住  所 北海道野付郡別海町奥行15番地12
問い合わせ先 海町教育委員会社会教育課
電話番号 01537-5-2111
営業時間又は訪問可能期間 通年 
駐 車 場 有り
入場料又はそれらに関わる料金 無料
ホームページ又は関連サイト http://www.betsukai.gr.jp/homepage/yakuba/501_2_3kyouiku/syakai/bunkazai/bun-spe.html
コ メ ン ト
奥行臼駅逓所は、明治43年10月にこの地区の世話役であった山崎藤次郎氏を取扱人として開設されました。廃止となる昭和5年6月まで別海、別当賀方面への駅逓所として利用され賑わったといわれています。

まだ鉄道がなかった頃に開拓に欠かせない拠点の一つとして活躍しました。
北海道独自の制度である駅逓制度とは旅人に宿や人馬を提供する宿泊設備として営業していました。また、駅逓によっては郵便などの役割も担っていて、その地域を支えてきました。

廃止以前に根室管内では44カ所、このうち本町においても9カ所設けられていましたが、現存している駅逓所は奥行臼駅逓所だけです。

ほぼ同じ場所に隣接する奥行臼駅が開業したのは、この駅逓が廃止された3年後の昭和8年ですが、それよりはるか前の大正8年に根室本線の厚床駅が開業したことに伴い、こちらの駅逓の利用が少なくなったため廃止に至りました。しばらく山崎氏のご家族が住まわれていたものですが、別海町に寄贈され、現在の通りの姿になっています。

内部は昭和の良き雰囲気を現在でも見せてくれます。道を挟んだ反対側に佐々木様のお住まいがあって、佐々木様が管理されていますので、声をかけていただければ内部を見せてくれます。基本は鍵がかかっていて中には入れません。ちなみに寄贈された山崎氏の末えいの方はご近所にご健在とのことです。

いつまでも残して欲しい建物ですね。
奥行臼駅逓の写真集
実際は駅逓時代よりも増築されたらしいです。でも素人にはあまり違いが判りませんけどね。 文化財の看板。通常は鍵がかかっていて入る事はできません。管理人さんに中に入れてもらいました。
こちらは、倉庫や馬の小屋などの建物です。 目の前のちゃぶ台には宿帳。奥は客間だそうですよ。
貴重な写真や、当時の様子がわかる説明がされています。 宿泊した方の布団があって、ここで寝起きしたんだなあ〜って感じます。
真冬は入れませんけど、、、。でも雪が凄かった。