知床半島の歴史や古くから発展していたアイヌ文化の様式をパネルや実際の道具を展示しています。アイヌ文化と言っても狩猟アイヌや漁業アイヌなど、それぞれの様式をみせてくれます。
また縄文期の墓がストーンサークルとして成り立っている意味も教えてくれます。
そして知床に生息する動物のはく製がジオラマに展示されているのには数が多く、その量に圧巻されます。
ナビが特に気に入ったのがNHKの知床関連のビデオです。多分昭和50年以前に放送されたであろう「小さな旅」のビデオだと思われますが、知床横断道路の建設計画から建設している映像などは道すらない場所を切り開いていくシーンは圧倒されました。また斜里から越川まで開通していた根北線の廃止に至るまでの映像には感動しました。
屋外には傷を負って保護された、知床に生息するオジロワシやオオワシなどが保護舎にいるそうです。
スロープを渡って別館には、姉妹町友好都市交流記念館があって、何故か琉球タイプの家のレプリカがあります。何で?って思っていたら平成5年に沖縄県竹富町との姉妹町友好20周年を祈念して建てられたそうです。そのそばには弘前のねぷたの関連物があるのですが、これも青森県弘前市との友好10周年を祈念して展示してあるんだそうです。特に弘前市との交流は古く津軽藩が多数犠牲になった事を思い友好を続けているとのことです。斜里では弘前ねぷたがアレンジされて知床ねぷたとして保存しています。 |