シュンクシタカラ湖
住  所 北海道釧路市阿寒町布伏内
問い合わせ先 ーーーー
電話番号 ーーーー
営業時間又は訪問可能期間 冬季は不可、日没後は危険
駐 車 場 無し
入場料又はそれらに関わる料金 ーーーー
ホームページ又は関連サイト ーーーー
コ メ ン ト
釧路市阿寒町の有名な湖は当然阿寒湖ですね。それとは全く相反する湖が阿寒町にあります。阿寒町の市街地奥地にあるのがシュンクシタカラ湖。この湖は1970年代に人工衛星でその存在が確認されたそうで、現在日本では最後に発見された湖です。この湖には流れ込む川も流れ出る川もなく実際に湖の存在についてはまだ全ては解明されていないそうです。
判っているのは湖面の水は雪解けや雨水が溜まったもので、その水は地中に染み出し数百m離れたシュンクシタカラ川に湧き出ているそうです。丁度、摩周湖と神の子池の関係みたいですね。但し摩周湖と同じで流れ出る川がないことにより湖と表現はなっていますが、法律的には大きな水たまり扱いなんだそうです。

シュンクシタカラ湖のシュンクとはアイヌ語でエゾマツを意味するそうです。またシタカラとは鳥の鳴き声を意味するんだそうです。
周囲はおよそ1.8kmと比較的小さい湖です。また原始林が茂る場所でエゾライチョウやエゾシカ、ヒグマが生息しているので鳥獣保護区に指定されています。シュンクシタカラ湖までのアプローチはシュンクシタカラ川に沿っていて、断崖絶壁や清流があったりと、人によってはミニ層雲峡と呼ぶ人もいます。多分紅葉時期は綺麗でしょうね。もうちょっと知名度が上がれば北海道三大秘湖になるかもしれませんね。

湖面に降りるには熊笹などの草を踏み分けるため滑落の危険があり、多少のトレッキング装備が必要です。上面からだと湖面の周囲を見渡すことは困難です。また市街地からはかなり奥地に進入するためヒグマのエリアでもあり個人で行動するには慎重を要します。ちなみに携帯電話は一切通話できません。

市街から入るとダートを20km以上走り込みますが、林道そのものが劣悪で中々スムーズには行けないかもしれません。途中分岐が何ヶ所かありますが並行するシュンクシタカラ川に沿って走れば、到着できるでしょう。但し最後の2kmはかなりの急坂ですので注意が必要です。またガードレールは殆どなく路肩も不完全ですので、速度を上げると崖に滑落する危険があります。必ず低速で走ってください。

なおこの湖に行かれる場合は十分な知識と必ず複数で行動することをお勧めします。ナビも心なしかヒグマの気配が感じて車から離れる事ができませんでした。携帯が通じない場所で滅多に人が来ない場所ですから事故が起こった場合は死を意味するということを十分理解して行動してください。
シュンクシタカラ湖の写真集
道道にはこんな看板があります。あ〜21kmもダートかよ〜なんて考えてたら甘いです。地獄が待ってますよ。 最初は電信柱もある普通の?ダートですがしばらくすると細くなって行きます。
やがて分岐があります。普通広い右側に行きたくなりますが、本線は左側です。間違わないで! 最初のゲート。ここが閉まっていたらゲームオーバーです。開いていたら進んでください。
細くなっていくと、こんな前方が見えないヘアピンカーブが何度も現れます。 ここら辺がミニ層雲峡といわれる場所でしょうか?紅葉時期は絶対綺麗でしょうね。
シュンクシタカラ林道に正式名称は沼ノ沢林道と発見沢林道の総称ですので、間違わないように。このままでいいんです。 並行しているシュンクシタカラ川にはこんな流れも見せてくれます。小さいながらも迫力はりますよ。
所々に名もない小さな滝がいくつも現れます。 急坂を登ってやっと見ることができました。
湖の奥地?のほうまで進んでみました。 透明度も高く、湖面に沈んだ倒木も見ることができます。