菩薩願行文



菩薩願行文《ぼさつがんぎょうもん》

 菩薩願行文は明治から昭和にかけて国内外にわたり禅法の宣布に尽力された間宮英宗《まみや えいじゅう》老師(1871/10/1-1945/3/21)により書かれた禅宗の和讃です。短文ですが、禅だけではなく大乗仏教思想をも述べられていると云われています。また和文であるので理解しやすく、禅会や法要の席でもよく読誦されています。
 平成17年12月、NHKテレビ「こころの時代」【般若心経を語る】の講師をされた龍源寺住職(放送当時)松原哲明さん(1939/11/3-2010/6/6)が放送の中で「すてきな経典があります」といって紹介されました。
松原さんが 三島 龍沢寺におられたとき、毎朝お読みになり、完全に諳んじていたそうです。(このときの聞き手 草柳隆三さんの話)
草柳さんも「すごくいい文章ですね、けっして居丈高になっているわけではないし」と称讃されています。
(放送の中で松原さんは、冒頭の「弟子某(甲)《でしそれがし》」はお唱えしていません。またフリップで流された経文にもありません。しかし松原泰道(哲明さんの父)著「臨済宗」の中にある菩薩願行文には「弟子某」が記載されていましたので、付したものを教範としました)


合  掌



菩薩願行文カード
[蓮花]



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