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ぼくとママのたからもの
著者名 : 斉藤栄美・文 狩野ふきこ・絵
出版社 : 金の星社
発行年 : 1999.3
N D C : 726
ひとこと : あなたのたからものはなんですか?

 だれにでも、いつまでもとっておきたいたからものがあります。この本のけんちゃんにもそんなたからものがいっぱいあります。
 おへやのそうじをしていたけんちゃんのママは、けんちゃんのたくさんはいっているおもちゃばこをみて、「いらないものはすてなさい」といいました。でも、そのはこにはけんちゃんのたからものでいっぱいでした。いし、かみのきれはし、みかんのかわ、キャラメルのあきばこ。どれもけんちゃんのたいせつなおもいでなのです。それをきいたけんちゃんのママは、ママのたからものを見せてくれました。それはけんちゃんが赤ちゃんだったときの、けんちゃんがはじめてつかった、ちっちゃなあるものでした。
 ほかの人からみると小さなことでも、その人にとっては大きな思い出がいっぱいつまったたからものなのです。たからものを大切にする気持ちはいつまでもなくさないで下さい。大切な思い出がたくさんある人は、心のゆたかな人になるのですから。

(木馬)