(続)さよなら京葉線の201系900番代

前回の201系900番代の特集記事を書いてから早10ヶ月。そのときは3月引退と騒がれていましたが、結局ここまで廃車回送日を伸ばしに伸ばしました。10月11日京葉73番編成に組成されていた201系900番代6両は大宮に回送されました。当日は曇り日でしかも平日。にもかかわらず沿線には大勢のファンが訪れていました。201系900番代の人気の高さは量産車との微妙な違い、その希少さ。鉄道模型ファンなら1回は作りたいネタであり、そして手に入れたい車輌でしょう。以前KATOが製品を発売しましたが、その後生産されておらず、模型も希少でプレミアがつくほど。話がそれましたが、201系900番代の人気はそれだけ大きかったです。そしてその人気は今でもそして今後とも保たれる事を願います。そして何よりも私が大の201系ファン、900番代のファンでした。私が小学4年生の頃京葉線に転属、今まで写真でしか見た事のなかった900番が京葉線を走った時はとても嬉しかったです。900番代は希少という事もあり、なかなか乗る機会に恵まれず、当時はイライラしました。あっという間だった900番代の思い出は11日で終わりそうです。
▲yatto2001さんの情報により京葉電車区へ向かった。夢の201系205系試作車同士の並び。yatto2001さんも大の201系900番代ファン。とても残念がっていた。
▲敷地外から900番代の側面を望む。103系から201系量産車の橋渡し的な役割もあった900番代。方向幕の並びは103系と同じ。モハとクモハのつながっている場所では方向幕がダブルにな る。量産車になってから改善された箇所でもある。夜沿線から900番代の見分けをつけるのによく使った。
▲最後まで900番代の回送を見送るか迷った。あの900番代が大宮へ回送。このときいまだに信じられなかったが、この写真を撮って実感がわいてきた。華やかしい登場時と比べて引退は地味なものになった。
▲クモヤに挟まれて、最後まで前面を見せる事がなかった。これが試作車の運命なのか・・・
▲千マリ所属のいつも見慣れたクモヤに挟まれての回送。大宮でクモヤが外れてくれる事を願ったが、淡くもその願いは消えた。
▲クモハ200-2とクモヤ143−13の連結面。一時期はワイパーも撤去されて痛々しい姿だったが、それは72編成の先頭車だったか・・・
▲このアングルは前回のE7廃車のときに試せなかったアングル。なぜ試せなかったかといと、理由は簡単。そこに人がいていつまでも動こうとしないからだ。ローテーションで動いてくれればいいものを、ずっとそこに居るから撮れないで困っている人がいることを知ってやっているのか?今回はマナーがよかったらしいが、自分はそう思えない。できれば900番代を静かに送りたかった・・・
後半は廃車回送当日に撮影できた真横の写真を中心に公開します。
後半へ 戻る