暗峠

 近代まで、大和と大坂を一番みじかく結んだ大街道だったそうです。そのような歴史をもった暗峠、国道308線に指定されているものの多くの区間
が狭隘であり、軽自動車同士の離合もままならない区間もいくつか存在します。このような状況から地元の生活道路としての車の通行、レジャーの
バイク・自転車・ハイカーの通行だと感じました。コースは山と渓谷社「西日本サイクリングガイド」中級として紹介され、以前から輪行を考えていまし
たが山岳コースにちかく、乗らずに押してばっかりとのことで躊躇していました。今回、当該コースの中から西ノ京付近は撮影スポットが多いので後
日に撮影旅行とすることにして近鉄・南生駒駅から枚岡駅まで歩きました。平日でしたが車は少なく、ハイカーにも適度に出会いリフレッシュできま
した。松尾芭蕉はこの峠をこえて1ヶ月後に亡くなったそうです。峠の厳しさが堪えたのかもしれないとの記事をみたことがあります。峠の高低差は2
〜3百メートル程度でたいしたことはありませんが、日本一の急坂国道とのことで峠頂上から枚岡までは急坂のため脚を痛める寸前の完歩でした。
逆のコースの方がゆるい下り坂であること、コミユニティバスもあるので脚にやさしいかもしれません。自転車も下りにはメリットと考えます。歩かれる方はストックをお持ちになるほうがよろしいかも知れません。
   
西口です。ここから南へ最初の橋を渡ると案内表示がありました。  右か左か考えましたが右です、ちゃんと案内表示がありまし た。
   
  峠頂上にちかづくに連れて棚田の風景が現れます。   秋のここちよい風が吹いていました
 
 峠にちかづいて振り返ると、近くに歩いて来た道、遠くに若草山(中腹の緑色)や東大寺(その左下)がみえます。 
 
 その先は立体交差・生駒ドライブウエイ・トンネルをくぐると峠です。  ここからは生駒方面行きのバスがあります。
   
 峠頂上・大阪側 郡山藩が敷いた石畳が有名です。  大阪側から奈良側を見る。
   
 日本の道100選の碑、大阪では御堂筋が指定されています。  国道表示
   
  急坂のためコンクリート舗装に多くのタイヤスリップ痕  枚岡公園ちかくの標識、記載の峠へ35分は20才の体力でしょう。
 
 左方の一番高いのがアベノハルカス、その向こうにうっすら淡路島、六甲山、梅田も確認できます。 
   
 くらがね橋を渡り枚岡神社の境内をとおり、石段下は枚岡駅   反対側は左の写真の石段です。
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