群馬の伝統人形芝居
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所在地 芝居の名称
公演の様子
解説
みなかみ町
古馬牧の人形浄瑠璃



県教育文化事業団ページ

 元禄年代に伊勢参りから帰った村人が、人形の頭をもたらした事に始まると言います。

 明治期に上方の吉田勘十が文楽の操り方を指導した事から「下牧人形芝居保存会」が結成された際、吉田座と名付けられました。

 人形は三人遣いで大きな人形を特徴として、規模の大きな公演に向いています。
 近年の定期公演は、地元の公民館等で4月15日に実施されています。

文化財の指定状況
 ・ 県重要無形民俗文化財
 ・ 同附 人形三十三個
   みなかみ町観光協会 : 0278-62-0401
沼田市
沼須人形芝居



沼田市の案内ページ

 江戸時代末の安政年間に始まったと伝えられています。 後に長く中断していましたが、昭和50年に保存会「あけぼの座」が組織されて継承が図られています。

 一人遣いの浄瑠璃系で、人形衣装の背中から手を入れて操作します。小型の人形ですが、立ち遣いのため細かな表現と俊敏な所作を兼ね持っています。

 平成24年5月には活動拠点となる伝承館が沼須町に完成。定期公演としては、地区砥石神社の例祭4月3日があります。

文化財の指定状況
 ・ 市重要(無形)民俗文化財
 ・ 市重要民俗文化財(人形頭・附属品)
   沼田市観光協会 : 0278-23-1137
東吾妻町
唐堀人形芝居



県教育文化事業団ページ

 文久年間(1861年代)、唐堀に移り住んだ義太夫師匠夫妻が、村人の求めに応じて伝えたと言います。

 大正時代の初期には、一人遣いの人形芝居として成立して居り、人形芝居遊楽座として広く興行を行っていました。

 後に、昭和初期の水害で道具を失いつつも、戦後になって復興しましたが、人手の不足も有って再び休止となってしまいした。

 平成26年には地区住民の熱意によって再興が図られました。


文化財の指定状況
 ・ 町無形民俗文化財
   東吾妻町役場教育委員会 : 0279-59-3370
高山村
尻高人形浄瑠璃芝居



高山村の案内ページ

 名古屋の豊松流の免許を得た村人が、明治期に村に豊松座を興したのに始まると言います。

 一時衰退しましたが、戦時中に錦松会として復興して継承が図られて来ました。

 一人遣いの人形浄瑠璃で、右手で両手を操作し、左手の胴串で頭部を操ります。
 一人遣いのため躍動的な所作表現に優れています。また小さな人形である為、演者のキメ細かな操作性も兼ね備えています。

 毎年11月23日に地区の屋内ゲートーボール場で定期公演を行なっています。


文化財の指定状況
 ・ 国選択無形民俗文化財
 ・ 県重要文化財
   高山村役場地域振興課 : 0279-63-2111
渋川市
津久田人形芝居



県教育文化事業団ページ

 江戸時代中期(享保8年頃)に興ったとされる三人遣い浄瑠璃系の人形芝居です。津久田桜森八幡宮境内の人形劇舞台と人形多数が県の文化財指定になっています。

 芝居は後に衰退し再興もされましたが、後継者難などにより中断していました。平成24年に県教育文化事業団による支援事業が発足し、平成25年に「津久田人形操作伝承委員会」として結成されました。

 平成26年3月には、同委員会として自立公演を果たしました。定期公演は未定

文化財の指定状況
 ・ 県重要民俗文化財
   渋川市役所生涯学習部文化財保護課 :
                    0279-52-2102
前橋市
下長磯繰翁式三番叟



前橋市の案内ページ

 三番叟の頭の内面に安永9年(1780)の銘が有るとの事です。

 能の式三番叟を繰人形の神楽舞に置き換えた様式で、全国的にも極めて珍しいものです。

 二人遣いの人形のため、ダイナミックな所作の特徴が神楽舞に良く整合しています。

 毎年4月15日に、稲荷神社の拝殿を舞台として保存会の手により奉納されます。神事の前後には「おねり」や「面箱くぐり」の行事も行われます。


文化財の指定状況
 ・ 国選択無形民俗文化財
 ・ 県重要文化財 三個
   前橋観光コンベンション協会 : 027-235-2211
桐生市
桐生からくり人形芝居


桐生市の案内ページ

 桐生は、古くから織物の町として知られています。織物機には多くの木工品が使用されており、その工作技術が、からくり人形を生み出したとされています。

 からくり人形は、江戸時代の後期に地元天満宮の催事として水車動力で始められましたと言います。

 後に長く中断していましたが、平成9年に保存会が結成されて、伝承公演が行われる様になりました。

 現在は、近代化遺産「有鄰館」の構内に専用の芝居場が設けられ、毎月定期公演が行われています。

   桐生市 有鄰館 :0277-46-4144
安中市
八城人形浄瑠璃



JR文化財団の案内ページ

 宝永8年(1711)に、年貢と碓氷峠の労役負担の軽減を直訴し、処罰された八人の村人の霊を慰めるために演じられたのが始まりとされています。

 後に衰退していましたが、明治期に地区の若者を中心として城若座が組織され、伝統的芸能の継承に努めています。

 人形は大型の文楽系三人遣いで、義太夫・美術などと共に高い表現技術に達しています。

 地区の住民センターで毎年10月15日に開催するものを定期公演としています。

文化財の指定状況
 ・ 市重要無形文化財
 ・   同附頭 五十個
   安中市学習の森 : 027-382-7623

 m(__)m  ※継承保護活動中の伝統文化財です。 群馬県内行楽の一助にお役立て頂ければ幸いです。
         ※周囲環境や舞台裏も含めて継承にご尽力される方々に最大の敬意を表します。
         ※伝承継承者の募集なども扱っています。 >>群馬県教育文化事業団
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