所在地 |
名 称
公演の様子 |
解説 |
みなかみ町 |
水上歌舞伎保存会 |
町内には明治元年に再建された、廻り舞台付の歌舞伎舞台があります。芸人の巡業中継地として、江戸歌舞伎などの公演に使われていたと考えられています。
水上歌舞伎は、地域の義太夫習得者が中心となって昭和47年に創られたと伝えられます。後に女性だけの利根沼田女歌舞伎を結成、水上子ども歌舞伎を発足させるなどしました。
定期的な公演は行われて居りませんが、県外公演なども行っています。
文化財の指定状況
・ 小川島歌舞伎舞台 県指定重要文化財
みなかみ町教育委員会 : 0278-25-5025 |
みなかみ町 |
みなかみ子ども歌舞伎 |
県の「郷土芸能活性化事業」に伴って、みなかみ町を会場として平成17年度に「子供歌舞伎教室」が行われました。これに参加した子供たちの要望により、翌年「みなかみ子ども歌舞伎」として発足したものです。
父兄の熱意と水上歌舞伎保存会の指導も有って、これまで「白波五人男」「太功記十段目」「実録先代萩」「菅原伝授手習鑑」など多くの演目を手掛け、県外の活動にも挑戦しています。
みなかみ町教育委員会 : 0278-25-5025
・ フェイスブック「みなかみ子ども歌舞伎」
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沼田市 |
平出歌舞伎保存会
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江戸時代中期に地域芸能として始められたと伝えられています。戦争により一時途絶えましたが、昭和24年に復活して地区住民(白沢町平出)等によって引き継がれて居ます。
演目には「谷嫩軍記」「絵本太功記」「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」などが有り、3月第2日曜日の地区芸能祭が定期公演となっています。
最近は小学生などで演じられる「平出子ども歌舞伎」も広く知られて人気を博しています。
文化財の指定状況
・ 沼田市指定重要民俗文化財
沼田市社会教育課 : 0278-23-7565 |
渋川市 |
赤城古典芸能部 赤城歌舞伎 |
渋川市赤城町は、江戸時代から地芝居として人形浄瑠璃や歌舞伎が盛んでした。このため上三原田歌舞伎舞台・津久田人形舞台・鏡の森歌舞伎舞台など歴史的な芸能遺構が点在します。
赤城古典芸能部は昭和44年に結成され、上三原田歌舞伎舞台での上演法の研究、赤城歌舞伎の継承などに努めています。
公演は不定期ですが、県内はもとより県外公演も多数行っています。
文化財の指定状況
・ 上三原田歌舞伎舞台 国有形民俗文化財
・ 津久田人形舞台 県有形民俗文化財
・ 鏡の森歌舞伎舞台 市有形民俗文化財
渋川市生涯学習課 : 0279-22-2500 |
渋川市 |
半田歌舞伎坂東座 |
渋川市利根川下流の川畔で享保年間に誕生しました。江戸両国の芝居一座が、越後へ赴く折に長逗留した事によると伝えられています。
それまで天狗連と称して農閑期の地芝居を主としていましたが、昭和4年に「半田歌舞伎坂東座」として正式結成されました。
昔、半田村の早尾神社には、歌舞伎舞台が設けられていましたが火災で焼失、現在は「半田歌舞伎発祥之碑」が残されています。
文化財の指定状況
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渋川市生涯学習課 : 0279-22-2500 |
渋川市 |
渋川子ども歌舞伎 |
渋川市が募集した「子ども歌舞伎教室」に始まり、平成19年に設立されました。渋川市には既存の伝統歌舞伎三座が有って、「歌舞伎の里」を発信しています。こ;れらの環境を次代に引き継ぐ後継者を育てる意味で、大切な一座として期待されています。
これまでに、絵本太功記尼崎閑居・弁天娘女男の白浪・増補菅原伝授手習鑑松王下屋敷などの演目を手がけています。定期公演などの定めは有りません。
渋川市生涯学習課 : 0279-22-2500 |
前橋市 |
横室歌舞伎保存会 |
前橋市富士見町に伝えられる農村芸能で、宝暦2年(1752)に始められたと伝えられます。天保の大飢饉では、贅沢禁止令などにより多くの江戸芸能文化が流入しました。
江戸歌舞伎の衣装多数が保存されていることから、一方で群馬の絹糸産業の隆盛も伺い知る事が出来ます。
農村芸能の隆盛期には村外でも上演されましたが、現在は不定期公演になっています。
文化財の指定状況
・ 衣装類の内15点 県重要文化財指定
富士見支所 :027-288-2211 |