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週刊 富士河口湖 14号 2008年7月27日

議会傍聴報告〔一般質問編②〕

 前号に続いて、日本共産党・富士河口湖町委員会が取り組んだ6月議会傍聴の報告をします。今回は一般質問編の続きです。

「特定健診・特定保健指導」について


 一般質問で、今年4月から始まった「特定健診・特定保健指導」の受診率を上げるために、無料で実施する自治体もあるが、町ではどのような取り組みをすすめるのか、という内容の質問がありました。
 健康増進課長は、まだ受けていない人にはさらに通知を送る、などと答弁。無料化についての答弁はありませんでした。


 

「県内4自治体が無料化を実施」

党・町委員会が町担当課に聞き取り


「特定健診・特定保健指導」とは、昨年度まで生活習慣病予防のため行われていた基本健診に、メタボリック・シンドロームの検査・指導などを加えて、40歳から74歳の方を対象に行われているものです。
75歳以上の方は、この対象とはならず、申し込みをすればほぼ同じ内容の「基本健診」を受けられることになっています。
また、住民が受けられる健康診断には、右で紹介した「健診」のほかに、がん検診などの「検診」があり、これらすべてを受診すると、国保加入者では、おおよそ4千円から1万円かかります。
これらに関して、7月7日、日本共産党・富士河口湖町委員会では、町の健康増進課と保険課に聞き取りを行いました。その主な内容は、次の通りです。

【質問】わが町のここ数年の「基本健診」の受診率は、少しずつ上昇しているが、2割から3割程度です。自己負担額が高いから受診できない、という方もいます。
受診率を抜本的に上げるためには、自己負担額を無料化、せめて軽減することが必要だと思うが町にそういう考えはあるか。
【回答】県内の28自治体のうち、4自治体(市川三郷町など)が「特定健診」などの無料化を実施しているが、わが町では、無料化の実施は難しい。
わが町は、住民負担の軽減のために国保基金を切り崩してきた。だから国保基金は残り少ない。もし無料化を実施すれば、国保税の値上げを検討せざるをえなくなる。

【質問】40歳から74歳の方には送っている健康診断の通知を75歳以上の方にも送っているのか。
【回答】健康診断の通知は受診券と一緒に、40歳から74歳の方のみにお送りしている。75歳以上の方には、通知はお送りしていないが、ご案内のチラシを、広報に折り込むなどしている。


町は、無料化を検討すべき

 なぜ75歳以上の方には通知を送らないのでしょうか。「75歳以上は健康診断を受けるなと言わんばかりだ」―多くの方からこういう声をお聞きしました。
町は「国の制度が変わったから」と言います。しかし、通知を75歳以上の方にも送ることは、町の判断でできることであり、他自治体で実施しているところもあります。
 また、健康診断を受けられない人を生まないために、まずは、県内4自治体が実施している「健診」の無料化を、町は検討するべきです。
日本共産党・富士河口湖町委員会では、財源の問題などについても調査研究し、さらに取り組みをすすめていきたいと思います。

また、妊婦健診への助成についても町に聞きました。それは次号(週刊富士河口湖15号)でお伝えします。



消費税増税は何のため誰のため?

最近、福田首相が、消費税増税について「決断のときだ」とのべました。消費税は、所得が少なくても、多くても、一律に負担を求める税であり、とりわけ所得の少ない人に深刻な打撃になることは明らかです。 しかもその理由は、「社会保障の財源のため」というのです。しかし1989年に消費税が導入されてから、医療や福祉が良くなったことがあったでしょうか。
年金、介護、医療などの社会保障は、次から次へと国民への負担増・給付減などの改悪が行われてきました。また、2007年までの消費税の税収は、合わせて188兆円、そしてこの間の法人税の減収分は、159兆円です。消費税は、大企業減税に当てられてきたのです。 また、政府は、社会保障の財源がないといいながら、大型開発や軍事費、などのムダ使いを続けています。こういうムダを続けながら、財源がないから仕方ないんだと言い、消費税の値上げをもちだす、こんなことを私たち国民は認めることはできません。 日本共産党は、導入当初から、消費税は最悪の福祉破壊税であると、一貫して反対してきました。
最近の世論調査では、「社会保障財源確保のための、消費税値上げに反対」という人が62%、賛成の33%を大きく上回っています。まったく道理のない消費税値上げの企てを、なんとしても打ち破るために、力を合わせてがんばりましょう。


元気いっぱい行進しました

 

What's New

国民平和大行進が富士河口湖町に

核兵器のない世界をめざし、今年も国民平和大行進が行われています。
7月16日は、鳴沢村から出発して富士河口湖町に入り、朝9時半には、町役場前にて町長あいさつを受けました(右写真)。
その後、町役場を出発し、富士吉田市役所をめざして行進。約4キロの道のりを、ゆっくり歩きます。 道沿いの家の方から「がんばって」という応援もありました。
 北海道からの通し行進者の渡辺さんは、ご家族が作ったというのぼり旗を背負い、沿道の人に大きな声でアピールしながら歩いていました。 また、山梨県原水爆被害者の会(甲友会)・事務局長の中島さんも参加し、富士吉田まで歩き通しました。

What's New

 お昼の12時頃に、富士吉田市役所に到着。その後は、忍野村、山中湖村、道志村、西桂町、都留市へ行きました。  今年で50周年を迎えた国民平和大行進。初めて山梨の全自治体を訪問し、7月17日に、山梨県の全日程を終えました。
 行進には、県高等学校教職員組合、市民生協やまなし、県原水協などの皆さん、日本共産党からは、はたの君枝・元参議院議員(上写真中央)、秋山晃一・富士吉田市議、山下利夫・富士河口湖町委員会委員も参加しました。


『消費税の大増税に反対する請願署名』

が、日本共産党・富士河口湖町委員会に寄せられています。
ご協力頂いた方には心よりお礼を申し上げます。
 今後ともよろしくお願いいたします。