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 土田 前院長を偲んで」     群馬県知事  小    

土田嘉昭 先生が亡くなられてから、1年が経ちました。

 先生は、平成8年4月〜平成17年3月までの10年間、県立小児医療センターの院長として、病気の子どもたちのために心血を注がれる一方で、小児外科に関する研究にも御活躍されるなど、極めて多忙な日々を送られました。 

 本県の小児医療センターは、昭和57年、全国的にみても早い段階で出来ました。むしろ小さく産んで大きく育てようとスタートしたわけでありますが、今日、着実に県民から親しまれ医療界から信頼される中核病院として、大きな役割を果たしてこれましたのも、土田院長先生はもとより、歴代の院長をはじめ、すべての病院スタッフの献身的な御尽力の賜と、感謝の気持でいっぱいであります。

 また、先生は病気の子どもの家族のために、「家族宿泊施設」建設に汗を流されました。この施設は、平成12年から使用を始めておりますが、運営に際し、ボランティア活動の重要性を深く感じ、「ひまわり会」の立ち上げにも尽力されたとお聞きしております。

 お父さんやお母さんが、子どもと一緒になって病気を乗り越えるために建設された「家族宿泊施設」、そしてこの施設を支える「ひまわり会」のボランティア活動は、現在、多くの人々から感謝されております。

 こうした先生の尊いご遺志は、この「ひまわり会」でさらに大きな花を咲かせ、必ずや広く県民の心に育まれていくものと確信しております。

 生きる力を引き出すという医療の目的は変わることはありません。それは行政も同じであります。

 『子どもを育てるなら群馬県』。

 21世紀、未来を担う子どもたちのために、命あるものが真に健康的で心豊かに生きていける環境整備に努め、魅力ある郷土を創ってまいります。

 土田先生、どうぞ、見守っていて下さい。

故土田嘉昭院長の一周忌に 改めて会員一同感謝を捧げるとともに 御冥福を心からお祈り致します。
ひまわり会

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