Field Information
 -> 栃木県 -> 荒川

(W690px × H155px)


Field Information
 -> 栃木県 -> 荒川

ここで釣りをする前、東荒川上流部にある尚仁沢湧水群に何度か水汲みに行ったが、あまり釣りをしているようには見えなかった。川を見たところ、透明度は高いのだが、かなり開けた渓相なので、夏場は気温・水温が高くなりやすそうだな・・・、などと考えていた。ちなみに「尚仁沢」は「しょうじんざわ」と読むらしい。
しかし、よくよくネットで調べてみると、鬼怒川漁協の管轄で、キャッチ&リリース区間も設定されており、けっこう人気の河川であることがわかった。尚仁沢も渓流釣りOKの川である。キャッチ&リリース区間は、区間設定がされて以降も、魚を持ち帰る釣り人があとをたたなかったようで、最近は「ルアー・フライ専用」となった。エサ釣り禁止である。
西荒川上流の東古屋湖は特設釣場となっており、別料金となるが、モンスタートラウトが放たれている。おそらく鬼怒川漁協は荒川にかなり力を注いでいる。
なお,鬼怒川でアユ釣りがメインとなる7月以降,増水時は荒川にもアユ釣師が入ってくるようだ。

■フィッシング情報(Fishing Information)

▼管轄漁協(Fishing Cooperative)

【漁協】鬼怒川漁協(TEL 028-662-6211)(E-Mail:info@kinugawa-gyokyou.com
【釣期】3月1日~9月19日、東古屋湖:4月初旬~12/31
【釣券】日釣券1400円(現場1800円)、年釣券:5900円、東古湖(別料金):終日 3000円、午後 2500円
【売場】鬼怒川漁協はコンビニ販売をしていない。荒川近辺は小島釣具店の1件のみが販売している。AM7時~。

▼河川マップ(River Map)

鬼怒川漁協はHPを公開して管轄河川を公開したり、釣券購入時に釣マップを提供したりしているが、残念ながら荒川に関しては、キャッチ&リリース区間があること以外、ほとんど情報が提供されていない。
熊の木橋下流800mのキャッチアンドリリース区間が中心で,さらに上流部も悪くないようだが,4月~6月頃がメインの釣り場と考えたほうがよい。7月以降は放流量が少なくなり,水温も上がってくるので,ハヤばかりになってくる。
右上のを押すと,大きな地図を見ることができます。

鬼怒川漁協のホームページが参考になる。ポイントの写真も掲載されている。私はまだここで釣りをしたことはなく,覗きに行った程度。巨大魚が放流されているようだ。

▼ポイント紹介(Field Guide)

キャッチ&リリース区間が、釣り場の中心だろう。しかし、そこから上流部でも釣果報告があるので、狙ってみると面白いと思う。西荒川はあまりよくないという情報と、そうでもないという情報がある。鬼怒川漁協の管轄河川であるし、東古屋湖に特設漁場を設定したりしているから、一度試してみたい。

熊の木橋下流800mのキャッチ&リリース区間

東荒川と西荒川の合流点付近の熊の木橋から下流800mがキャッチ&リリース区間に設定されている。熊の木橋から数えて8箇所目の堰堤までということだ。自転車などで川を渡れるように、川岸にスロープを設置しているところがあり、ここがキャッチ&リリース区間の終点だ。
解禁当初は魚の数より人の数のほうが多くなるほどらしい。5月頃でも、イブニングの時間帯などは、各堰堤でルアー・フライマンが陣取っている。ぎりぎりの時間帯に行くと、釣り場に空きが無い状況になりかねない。
ただし、それだけ人が多く、スレまくっているものの、キャッチ&リリース区間であることや、漁協がときどき放流していることが奏功し魚影はある。釣り方を変えながら、終日粘ってみるのも面白いと思う。
駐車場は落合橋パーキング、もしくは、川の左岸側の車道に駐車スペースがある。
落合橋パーキング。奥の方にトイレがある。
落合橋パーキングから下流を望む。
青い鉄橋の左に川をまたぐ橋があり、これが熊の木橋だ。
落合橋パーキング裏の吊橋から、上流を望む。
落合橋パーキング裏の吊橋から、下流を望む。
熊の木橋。
熊の木橋を左岸に渡ったところから下流を望む。
キャッチ&リリース区間だ。
熊の木橋から少し下って左岸側から下流を望む。
手前に「ルアー・フライ専用区」の看板がある。
さらに下流全体を望む。
小堰堤が続く流れ。
こういう小プール・堰堤が続く。
フライの釣り人がいた。このような小堰堤がいくつも続く流れだ。
キャッチ&リリース区間の終点にある看板。なんで倒れてるんだろ?
ひょっとして、心無い釣り人が倒して行ったのだろうか。
見えないように・・・!?

自然休養村センター上流の林

自然休養村センターの北側~キャッチ&リリース区間の下流部まで。キャッチ&リリース区間より若干自然に近いような流れが続く。荒川と車道の間に林があり、車道が少し荒川から離れるが、荒川へ入る林道がある。
キャッチ&リリース区間から流れてくる魚を狙ってエサ釣り師もよく見かける。魚影もそこそこある。
駐車スペースから林道を望む。
林道を進むと、このように荒川へ通ずる。

自然休養村センター前

自然休養村センターの前の流れ。フラットな流れが続き、フライのポイントとして悪くない。駐車スペースも問題ない。しかし、護岸から川へ降りる場所が少なく、飛び降りたとしても、川から上がる場所を探すのに一苦労するのでご注意。
自然休養村センターの南端あたりの駐車スペース。
自然休養村センターへの入口がある
自然休養村センターの北端あたり。
ここにも自然休養村センターへの入口があり、少し道が広くなっている。
同じく、自然休養村センターの北端あたりから荒川を望む。

東古屋湖(ひがしごやこ)

私はまだ釣行したことが無いが、特設釣り場になっており、かなりモンスタートラウトを放流しているようだ。通常の釣券とは別料金。釣番組の取材にも来ている(キャストは村田基氏)。ボート釣りが中心かもしれないが、陸っぱりの釣果報告がある。
12月末まで釣りができるのだが、ネットの情報によると、なんと、12/29~12/31は無料?で釣りができるらしい! 詳細は鬼怒川漁協に問い合わせてほしい。 日光鱒釣研究所の東古屋湖情報は参考になる。

■サポート情報(Support Information)

▼アクセス(Access)

高速道路であれば、東北自動車道の矢板ICまたは上河内スマートICが近い。私が暮らす千葉県北部から行く場合、高速道路は遠回りになるので、朝方や夜など、道が空いている時間であれば一般道を使っても大して時間は変わらない。いずれも2時間半~3時間ほど。

▼釣具店(Fishing Shops)

小島釣具店

塩谷町役場近くにある、小島釣具店のみ。荒川周辺では、ここしか釣券販売をしていない。フライフィッシングの道具も、多少の消耗品を置いているが、少ないので持参しておくほうがよい。宇都宮や今市まで足を伸ばせば、専門店もある。鬼怒川漁協の入漁券取扱所一覧を見れば、釣具店がわかる。

▼コンビニエンスストア,ガソリンスタンド等(Convinience Store,Gas Station,etc)

塩谷町玉生にセブンイレブンがあったが,2013年に閉店してしまった。R63をもう少し南下したところにもコンビニ(24時間ではない)や、ホームセンターなどもある。昼間なら食料や日用品の調達ができるが,食料は持っていっておいたほうがいいだろう。ガソリンスタンドは塩谷町内にいくつかある。

▼食事(Restaurants)

塩谷町内にいくつか寿司店や中華料理屋があったと思うが,数は多くないし,地元の名産というわけでもないので,持参しておく方がいいだろう。
栃の木カントリークラブの近く,県道63から少し西へそれたところに,「ラーメン西山」というラーメン屋があるらしいが,まだ未確認。(河川マップ参照)
なお,釣竿後の夕食は,宇都宮近辺に行けばいくらでもある。

▼温泉・宿泊(Spa,Public Bath,Lodging)           宿泊処, 温泉, 食事処

一度、宇都宮市内に宿泊したことがあるが、けっこう距離があり時間がかかる。せっかく泊まりで釣りに行くのなら、朝飯前にも釣りができるくらい川に近いほうがいい(釣り人以外の人には理解できないかもしれないが・・・)。矢板市内のホテルをネットで検索するとたくさんリストアップされるが、ほとんどが那須方面。鬼怒川のほとりにある佐貫観音の民宿なら比較的近い。
塩谷町のHPに「宿」の情報があり、こちらが参考になる。なんと東房地区にある塩谷町自然休養村センターは、素泊まり1泊3100円!! 熊の木橋の近くにある星ふる学校「くまの木」は廃校を利用した施設で、ここも料金3000円ほど。ただし、数名集まらないとダメのようなので、詳細は問い合わせてほしい。
私はゴルフをやらないのでよくわからないが、東房地区にある栃の木カントリークラブには、ホテルウィル栃の木がある。宿泊だけでも可かどうかは不明。

塩谷町自然休養村センター(http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=8948

【住所・連絡先】 〒329-2292 栃木県塩谷郡塩谷町大字玉生741 (TEL 0287-45-2211)
素泊まり一泊で3100円。一度一人で宿泊(素泊まり)したことがあるが,私以外誰もおらず,ちょっと迷惑がられた気がする。でも風呂は入れるし,安価な点は助かる。

星ふる学校「くまの木」(http://kumanoki.or.jp/

【住所・連絡先】 〒329-2213 栃木県塩谷郡塩谷町熊ノ木802番地 (TEL 0287-45-0061)
素泊まり一泊で3000円とのこと。ただし、ある程度、人数がそろわないと宿泊できないかもしれない。

佐貫 観光荘(旅館)(http://www.suginosato.co.jp/kankoso/kankoso.html

【住所・連絡先】 〒329-2442 栃木県塩谷郡塩谷町佐貫 (TEL 0287-47-1008)
佐貫 観光荘(旅館)。ラーメンの幟は手前の店のもの。

一泊二食付6000円。佐貫の大堰堤のすぐそば。荒川からさほど遠くなく,宇都宮まで行くことと比べればかなり近い。ご存知の方も多いと思うが,佐貫の大堰堤と言えば,鬼怒川本流の大物釣りで有名なポイント。川のすぐ横にいくつか旅館が並んでおり,佐貫 観光荘もその1つ。川のせせらぎを聞きながら夜を過ごし,早起きして早朝に釣りをしてから旅館の朝食を・・・・,なんてことも可能だ。
歩いてすぐのところに佐貫観音という観光スポットがある。さほど有名ではないのだが,けっこう見応えがあるので,見たことのない人は一度行って見るとよい。

佐貫 漁楽荘(旅館)(http://www.suginosato.co.jp/gyorakso/gyorakso.html

【住所・連絡先】 〒329-2442 栃木県塩谷郡塩谷町佐貫 (TEL 0287-47-0516)
佐貫 観光荘と同じ場所にある。一泊二食付6300円。

■関連情報(Related Information)

塩谷町(http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/top/top.aspx

尚仁沢湧水、観光スポット、宿、直売所など、目を通しておくといい。

日光鱒釣研究所(東古屋湖) (http://www9.plala.or.jp/masu-ken/hmap.html

東古屋湖の情報はここが一番詳しい。

尚仁沢アウトドアフィールド(http://sofield.jugem.jp/

私は行ったことがないが,ビッグサイズが釣れるらしい。

尚仁沢湧水(http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/menutop/menutop.aspx?menu_id=896

観光地としてもけっこう楽しめる。
  • 尚仁沢湧水群
    東荒川ダムの手前、R63と尚仁沢川が交差するあたりに駐車場があり、ここに車を停めて尚仁沢湧水群までハイキングできる。片道約30分ほど。足場はよくないが、道は整備されており、スニーカーで問題ない。子供もOKだ。美しい渓流に沿って歩くと、すがすがしい気分になる。ぜひ行ってみてほしい。
    尚仁沢湧水群。ハイキングの終点。駐車場からここまで約30分。
    ここから水が湧いている。
    尚仁沢川の美しい流れ①。
    尚仁沢川の美しい流れ②。
  • 東荒川ダム親水公園(名水パーク)
    水汲み場は、大量の名水が噴出しており、数リットルのタンクくらいであれば、すぐに満杯にできる。ただし、業務用なのだろうか、タンクに何十個も汲む人が陣取っていることがあるので、そういう時は「少しだけだから」と断って先に水を使わせてもらおう。親水公園は、夏場は子供がじゃぶじゃぶ遊べるようだ。
    尚仁沢はーとらんどの裏。ここでも水が汲める。
    親水公園。夏は足を浸けて遊べるようだ。
  • 尚仁沢はーとらんど
    単なる土産物売り場かと思いきや、意外と品揃えが良い。私のお勧めは「十一正宗 尚仁沢湧水仕込」(森戸酒造)。特醸酒と純米吟醸がある。水がうまいだけあって、酒もうまい。そのほか、地元の特産品がいろいろおいてあり、けっこう目移りする。軽食や、焼きそば、お好み焼きのパック販売等もしている。
    店内イメージ。
    軽食を食べることもできる。
    お茶のサービスあり。何か買えば、堂々といただける。
    サービスのお茶は種類を選べる。なかな美味しいぞ。

■そのほか(Others)

2012年は、渓流釣りの解禁が延期されている。放射線量の問題だ。ヤマメから、基準を超える放射線量が検出されたらしい。しかし、4月の放射線量検査で線量が下がったため、鬼怒川漁協管轄河川はすべて解禁した。キャッチ&リリースしかしないわれわれとしては、魚の放射線量はあまり気にならないんだが・・・。釣り場の空間線量は気になるけど。