回路図 DIP-SWの設定法 部品表

ハムの自作派にとって必ず必要となるのが、任意のキャリア(搬送波)です。1世代前はメーカー製の機器は、PLLを駆使して何種類ものキャリアを生成していましたが、昨今はDDSと言う便利なデバイスが生まれ送信機/受信機を自作する時に非常に便利となりました。しかし、このDDSは厄介なことに内部構造が非常に複雑で、 いくつものレジスタ値を設定することにより希望とするキャリアを生成することが出来ます。実際にはメーカー製の機器では、CPU(マイコン)を用いて、DDSにコマンドを書き込み使用されています。自作派にとって、CPUの使い込みが出来る局長さんは簡単ですが、CPUが苦手な局長さんは厄介物です。そこで、CPUは全く使用しなくて、供給電源をONするだけで、希望とする任意のキャリア(搬送波)を生成することが出来る簡易DDSを製作しましたので、紹介します。


                     

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基準クロック周波数は、5MHz〜30MHzまで 可能です。 外部から基準クロックを入力する場合はJ1から1.5Vpp以上を入力し、JP2=ショートし、内臓発振器は抜きます、内臓発振器を使用する場合はJP2=オープンとし希望とする発振器をソケットに差し込みます。

A
パルス出力する場合は、JP1=ショートし、J2から出力します、J3からはSine波が出力されます。出力周波数の最小分解能=0.1Hzです。

B
DIP-SW(SW1〜SW4)を設定することにより任意の周波数が出力出来ます、DIP-SWの設定法で、基準クロック周波数(緑色セル)と希望とする周波数(黄色セル)を入力することで全てのSW設定が判明します、いずれの数値もHz単位で入力して下さい。




基準クロック=27MHzで、出力周波数=10MHzの時の出力
 

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