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安全は保障されてない。
広島市での小1の女子殺害犯人がつかまった。一連の事件報道で素人目(新聞・テレビ等だけでの情報だが)からも、
狭い範囲内での居住者の犯行ではないかと直感していた。
かなり短時間での目撃のない犯行と聞き、遺体発見近辺での実行でしかないのではと思う。そして近辺の居住者が・・・。
(犯行後、早い時間に遺体が発見出来たのが、捜査には有利であった。)
今回報道記事から感じるものがあり、一連の事件経緯で、気になったことがある。
まず、なぜか物的遺留品の情報が、小出しで報ぜられたと感じた。
ガスコンロ箱等の遺留品についてである。ビニールテープの残りが入っていたというのは、しばらくして知った。
また、ホースをくくっていた”紐”の発見は、さらに、日を置いて、情報を得た。テープに指紋は無い、手袋を
しての犯行だ・・・、という。ならば、手袋の指紋は無いのか。市販の黒のビニールテープは、手袋をしたまま
では、とても作業がしにくい。
粘着部に手袋の跡が、張り付かないのはおかしい。たとえ、はさみで切っても粘着部を触らないことはない。
まして、手でちぎったとしたら粘着部に何かしらの跡が残っているはずだ。
昼間の犯行で、大きなコンロの箱を運んでいるのが目撃されていないのは、余程近くで犯行があったということだろう。
今になって、犯人と当該女子?が、道端でしゃがんでいたのを目撃した、という情報が、数件あったと聞かされる。
また、逮捕された容疑者が、2日間?くらいに渡って、犯行を否認し続けている。
その後、遺留品?にあったDNAと、容疑者のDNAとが一致したと発表され、夕方容疑者が、犯行を認めたとの報道だ。 今まで報道されていない遺留品が他にあったのか・・・。
(容疑否認中の)前夜?テレビでは、事件直後、たまたま当該容疑者のアパートをレポーターが訪問し、
内部を写したビデオが放映されていた。
チラッとしか、テレビを見なかったが、確か、ガスコンロも写っていたようであった。
テレビインタビュー後、当該容疑者は、三重県の親戚の家に移動し、そこで、逮捕されたのだ。
ところが、容疑者逮捕後の家宅捜査では、ガスコンロは発見されなかったと報道された???。
正直言って、地元の容疑者が逮捕されたと聞いて、『そうだろう』と思った。しかし、本人が、犯行を否認していると
聞いて、『否認するのなら、犯人ではないのだろうか』とも思った。あまりに状況が揃いすぎている。
それに、物的証拠がないではないか。目撃情報ばかりだ、と。
ところが、DNA鑑定の報道が、あったのだ。
容疑者は2日間もうそをついていた。余りにも、近辺での犯人・犯行らしいという状況において、なぜ、容疑者は
2日もの間(私には、長い時間に感じた。潔くない。本当に無実なら、もっと否認を続けるべきである。)否認
しつづけたのだろうか。真意は何だろう。
もし、もう少し否認を続けていたら、私は真犯人は別にいるのではと、容疑者逮捕を疑問に思っただろうに・・・。
振り返って、容疑者逮捕の後、アパートの大家が、テレビのインタビューに出ていた。が、『なぜ、そんな人に
アパートを貸したのか。大家としての責任は無いのか。』と疑問に思った。
通学路という”安全”の中で、事件は起きた。多くの人が、目撃した?が、声をかけず、事件は進んだ。
以下教訓として思う。
すべての人(老若男女を問わず)は、相当なレベルで、自分の安全は、自分で確保しなければならない。
まして、危険な環境に身を置くなら、高価な”自由”を”安全”と引き換えに買ったのだと覚悟をしなければならない。
自由を売って安全を買うをよしとするのも、人としては、”危険な”賭けである。自由を制限されるのだ。
全く”安全な”環境は、全く自由のない世界となるからである。私はいやであるが・・・。
個人個人が、相当自由なレベルを保持しつつ、自分の安全を油断せず、自分自身で守ることである。
(05/12/02)