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先日生涯学習センターで、ドキュメント『ポロロッカ、アマゾン川の逆流』(正確ではない?)というドキュメンタリービデオを観た。
概要を記すると、ポロロッカとは、大きな音と言う意味で、ブラジルのアマゾン川が、特定の日時に河口から上流に逆流する事象が
発生するのだそうだ。その撮影を、NHK特班が、世界ではじめて撮影したと言うのである。
先にドイツとアメリカ(?)の撮影隊が挑戦したが、川岸での撮影のため、逆流に襲われて不幸にも全滅してしまったそうだ。
従って今回NHKは、ヘリコプターをチャーターして上空から撮影するという。その苦労が映されている。
ポロロッカという言葉は、ブラジル内で聞くことはあるが、現象を観た人はほとんど無く、地元の人でも知らないらしい。
毎年4/8と4/9に、確実に襲ってくるのだと映像は語っている。
当日、鳴きザルが一斉に遠吠えし、その声に混じって、別にゴーッという音が、海から近づいて聞えてくる。
支流のアラグァリ川河口が現象を顕著に観察できる場所として、撮影班は材木船に乗って待機した。
映像では、河口一杯に(川幅約12キロメーター)大きく円弧を描いて高波が(津波のように)押し寄せて来る。
数回4-5メートルの高さの波が来るという。ヘリコプターが高波が川岸の木々をなぎ倒す映像を追ってゆく。後には、
根を張った竹林のみが残るそうだ。毎年決まって押し寄せるのに、あまり知られていないとは不思議である。津波の怖さを感じた。
以上は不確かな内容もあるので、後日確認訂正のため、再度鑑賞しようとは思っている。
そして同じく疑問に思ったことは、地元民は泥川で洗濯するのだが、真っ白に仕上がった服を着ていると、ディレクターが驚いていた。
というのは、自分たちも洗濯をするが、総て茶色に仕上がってしまう。白く仕上げる、何か秘訣があるのだろうかと言っていた。
私もその秘訣には興味がある。
ともかく川の逆流は世界でも2-3箇所はあるそうだが、アマゾン川のものが最大だと言っていた。
毎年発生するのに、被害が伝えられないのはどうしてだろうか・・・。
参考:
ポロロッカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポロロッカ(Pororoca)は、アマゾンの波という異名を持つ、アマゾン川を逆流する潮流、いわゆる海嘯のこと。
満月と新月の時は干満の差が大きく(大潮)、およそ5メートルほどの高さの波としてアマゾン川の河口に押し寄せてくる。
この大波は川の流れを飲み込んで時速65キロメートルの速度で逆流し、800キロメートルの内地にまで至るものもある。
大潮に由来するため月に2回起こる現象であるが、3月頃には干満差の大きさや、雨季の影響によるアマゾン川の水量の多さ
により規模が大きくなる。雨季に当たる春には、アマゾン川の大量の水が満潮になって押し寄せる海水と衝突する。この時
川の水は逆流する海水に押され、海に流出することができず海水と共に逆流する。この時、600キロメートルの内陸でも甚大
な被害が懸念される。
この現象は、波の到着が予告することを憎んだインディアン達によってポロロッカと名付けられたが、これは「大きな騒音」
という意味である。
しかしながら、サーフィンを楽しむ人にとってはポロロッカは天国のような現象である。2003年にはアディルトン・マリアー
ノがこの波に乗って34分間川を上っている。 しかしながら、水中にはピラニアなどの死体も沢山含まれているなど、サーフィ
ンには危険もある。