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千葉市生涯学習センターでの水曜名画座『山びこ学校』(以下詳細)を観た。
貧しい環境の中でも、教育の意義を主張し、それが、実行・実現されているのを観た思いである。
生徒と教師が一体となって学んでいく様が描かれている。
映画は、一生懸命に働き続け病に倒れた母親が、死の直前に、初めて心から笑っていた顔を見たと、当該生徒が作文を読んで、終える。
貧乏は恥ずかしくない。その事実を直感し、表現することで、なぜ貧乏なのか、どうしたら貧乏から抜け出られるかを考えよう、 という発言が、教師から何回か繰り返して発せられる。
家のために働いていて、学校に来れない同級生のために、学級会で相談する。結果、皆が働いて助けることにし、実行する。
よき風土であると、評価したい。
しかし、映画上映の前に、スクリーンに、モデルの「無着成恭」が、この映画で村の貧乏さを全国に知らせ、恥さらしをしたとして、
村から追放された、との一文が紹介されていた。
この追放事件は、その後どのように解決されたのだろうか。追放のままに、終わってしまったのだろうか。
果たして、名誉を回復し、むしろ名誉村民として再評価されることにはならなかったのだろうか。
次回4/18(水)は、『心の旅路』(1942年、モノクロ、アメリカ作品)で、13:30から先着250人の開場(上映開始14:00)である。
観たければ、13:30に会場で並ぶのである。(今回で事前の往復はがきによる、抽選システムは廃止された。)