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先日テレビで、肌色は差別に結びつくのだと、聞きかじった。どういうことだろうか。
どんな場面で、聞きかじったのかも定かでないが、気になって思い出したのである。
詳しい情報でないので、なんともいえないが、私は、肌色といえば、薄ピンク色を思い浮かべる。
確かに、人種によって肌色はその色を変えるだろう。
黒人にとっては、肌色は、黒色になるだろう。肌の色は人によっていろいろで、人種でも1色に固定できないのは、現実である。
言葉は、聞いた人が、自分の概念でその状景を思い浮かべるということが出来る。特に文学ではこの手法が、多くの読者を魅了するので ある。作者のイメージとは違った、読者が勝手に状況を想定できることも可能である。
「肌色」という言葉は、人種や風土で概念が変わるという典型的な言葉であろう。
しかし、だからと言って、その言葉を差別語とし、「肌色」を使わないという程までに、制限をエスカレートするのには、反対だ。
色表示は色を特定する記号と色見本とで、概念を統一し、全人が共有出来ているのだから、意思疎通に困るということはない。
言葉は文化に密着しているはずだから、その土地の、その時代に通用するものとして、特別な使われ方・意味を与えられるのは
当然あってもよいと思う。
何でもかんでも共通語にまとめ、分化された語を死語にしてしまうのは、間違いである。
生物的にも個々人の違いが、現に存在するのだから、「違い」は尊重されるべきである。
(07/05/04)追記:話題提供の情報自体が、聞きかじりで、全く不正確であるとは思う。検索でも、記事をヒット出来なかった。 聞きかじりの実態は・・・。