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平成19年度『学生研修旅行』を終えて(自然周吾)

長く千葉県に住んでいるが、「ポティロンの森」・「房総の村」とも知らなかった。こんな面白いところがあるのだと、企画者に感謝する。
今まで、研修旅行には何回か参加させてもらっているが、いつも面白い企画には驚きを感じている。

今回は作成品が”食されて”何も残っていないので、ソーセージ手作りの製作工程を記して、 不参加の皆さんにも手順が伝わることを期待したい。

9/9(日)《8:50》学習センターを時間どおり貸切バスで出発し、「ポティロンの森」へ向かった。参加者は学生30名、職員3名、計33名 の一行である。
《10:30》「ポティロンの森」(茨城県牛久駅の近く)到着。広大な駐車場は車もまだらで、がらんとしていた。
《10:45-11:55》作業前、手を洗い、8人毎のグループに分かれ、作業の手順を聞く。
消毒された作業台の上には、2セット(4人で1チーム)の道具が置かれてある。一式は、
@両側にねじを切った中空の筒(直径葯4cm)
Aピストル型の圧縮器
B中空の止めねじ(内側にねじ)
C水につけた小さな如雨露(先端部に豚の腸を束ねている)
D調味料(塩と細かく刻んだパセリの混ざった)1カップ
E完成したソーセージを入れるビニール袋と番号札、である。
説明が始まると、さらに
Fボールに入った肉と
G1カップの冷水、が配られた。

以下製作手順である。

《段取り》
1、Fボール内の肉にG冷水1杯と、D塩とパセリの調味料をいれ、練り混ぜる。(注意:余り長く練らない→肉が温まる。)

2、@中空の筒を肉にかぶせて詰める(注意:空気を入れないこと、肉は筒の8分目まで入れる。片面は肉を面一(つらいち)にし、 外周のねじ部についた肉を取り除く。滑るため。)

3、C小さな如雨露をB中空の止めねじに組み、上記2の筒の肉面一(つらいち)側にセットする。(注意:きつく締め過ぎるとあとで 外せにくくなる。)

4、Aピストル型の圧縮器は、レバーを握らず、上部のボタンを押して、上に向けると圧縮部が重みで下にスライドし、セット可の 状態になる。(注意:レバーを握ると圧縮が開始するので、完全にセットされるまでは、レバーを握らない。)
この状態で、上記3の筒(肉が8分目入った側)をねじ込む。まだ装置を動かさない。

5、先端の豚の腸を指でずらして(10cmくらい)結び目を作る。腸を指でずらしながら、結び目まで戻す。これで装置の準備は完了。

《腸づめの作業》
6、レバーをゆっくりと握りながら肉を腸に押し込む。肉が逆流しないように、腸を指先で肉の注入量に合わせて送り出す。 (注意:腸は意外と丈夫だが、腸をパンパンに膨らませるまで、肉を送り込んではいけない。直径葯1cm程のものである。)
圧縮器のストロークが終わるまで注入を続ける。長さ葯50cmくらいで1回分の完成である。

7、腸を指で伸ばし、結び目が可能な長さにして、はさみで切る。肉の詰まった部分で結び目を作る。

《寸法取り》
8、上記7の長さの半分を指で持ち上げ、その部位の肉を分け、2回ねじる。そのままで10cmほどの辺りを2本重ねて2回ねじる。 下にぶら下がっている2本の内の1本を上に出来た輪に潜らせる。潜らせて出来たくびれを持って、上記を繰り返し、終了し、 Eビニール袋に番号札とともに入れる。昼前に茹で上げて完了引渡しとなる。(番号を覚えておく。)
今回は各自1本葯50cmを完成した。(▲写真上:出来立てのソーセージ)

12時過ぎに茹で上がるのを待つ間、数人のメンバ^ーとSL機関車を模した自動車「カボちゃん」号で、のんびりと園内を1周した。
桜の時期には桜並木がきれいだろうと想像でき、低学年の子供らには、大いに有効な公園と評価する。
《12:00-13:30》茹で上がったソーセージも、昼食のバーベキューのおかずに加わった。味は塩味が効いていた・・・。

《14:30-16:30》千葉県立「房総の村」自由見学は、貴重な体験であった。村内は大変広く、2時間でも完全踏破には足りないくらいであった。
次回再び機会を得て、今回見逃した、風土記の丘資料館、古墳広場地区、石造物展示地区等をぜひ散策したいものである。 (▲写真右:上総の名主の農家(再現)、納屋の糸瓜が実っていた)

(07/09/09)
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