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『浅見光彦倶楽部』退会を決意した(自然周吾)

久しく『浅見光彦倶楽部』(注:『浅見光彦倶楽部』⇒内田康夫ファンクラブに入会していたが、本年(08/03/31)をもって退会を決意した。

ここ数年前までの内田作品は、ほぼ全作読破したと認識している。氏の新作らしき著作が出ると、いつ読もうかと注目をしていた。
ところが、先日図書館でやっと借りた、『妖しい詩韻』(内田康夫、角川春樹事務所)で切れたのである。

『妖しい詩韻』は内田の人気を反映して予約数が多く、大分待たされて手元に来た。期待して即読み始めたが、何も得られなかった。
内田作品では今まで、決して不興な、外れた作品には遭遇しなかった。発刊された作品は、どれにも満足していた。
内田ファンであった。

ところが、当該作品は、途中で、作者選定を間違って借りたのではないかと思ったほどに、つまらなかったのである。
完読はしたが、何も感動を得なかった。むしろ、不興のまま、期限前早々に返却した。正直、幻滅した作品であった。
もはや、私にとって内田作品は完了したのだ、と実感した。

ともかく、今までのように、内田作品なら無条件で読むという姿勢は、止めることにした。
と同時に、ファンクラブからも退会する。従来も会報を読むだけで、会の提供する活動にも参加することはなかった。
それでも、内田康夫のファンであることの証で会員になっていた。
今後も軽井沢の倶楽部ハウスに行くことはないだろう。

今日、2008年度の会員更新の案内を入手した。更新手続きをしないことで、静かに退会する事にしたのである。
会にとってはどうでもいい会員が1人減っただけであるが、私の中では、内田康夫が、過去の作家になったのである。

購入して集めた内田作品の文庫本は、愛蔵品で残しておくが、今後の購入はしないだろう。懐かしく読みたくなれば、 図書館で借りて読む程度に、急激に冷めたのである。

(08/01/18)
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《参考》

●最初に接した本(ここから始まった・・・):
(私の第1冊目)『北国街道殺人事件』(講談社文庫-1999/03/15初版の○○版分)(⇒資料:初刊1987.10.31徳間書店単行本、1991.2.15徳間文庫刊行)-購入-2001/11/30。

●直近の本:
(私の第114冊目) 『秋田殺人事件』(光文社-2000/08/10初版分)-図書館-2004/09/11。