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遅い発見(紛失カード再発見の巻)(自然周吾)

印鑑証明書発行カード(市民カード)が見つからない。1ヶ月程前から気になって探してはいたが、発見できず、いよいよ紛失処理 をしなければと、覚悟はしていた。紛失といっても、室内でのことである。(確かにあったはずだ、と言う認識はあった。)

だから、何回も同じ所を探したりもしたのである。
市民カード再発行の手続きは、本人が区役所に行けば、すぐに簡単にできるが、代理人処理となれば、送付のやり取りもあり、時間も かかるとのことであった。

嫁さんの関係の手続き上、どうしても嫁さんの印鑑証明書発行が必要になった。市民カードはないが、委任状持参で発行してもらえる ことを期待して、委任状を作って単独で区役所に行ったのである。
ところが、市民カードなしでは、どうしても発行が出来ないことが判明した。このまま送付処理をしようかと思ったが、 ともかく事務が煩雑で1週間以上もかかるらしい。急遽、帰宅し、説得し、嫁さんを連れタクシーで区役所に乗り込んだ・・・。

結果、早々に簡単に市民カードは再発行してくれ、印鑑証明書も入手出来、事なきを得た。
一件落着で喜んでいた。

ところが、最近になって、今度は、年金請求の手続きをすることになった。
そこで、基礎年金番号等を確認すべく、年金手帳を開いて驚いたのである。
なんと、先の紛失していた市民カードが挟んであった。

つまり、どこに仕舞ったかを忘れていたのである。無くすはずはなかったが、置き場所を忘れたのである・・・。
見つかってよかったが、後の祭である。嫁さんからは、あの時のタクシー代はなんだったのか・・・、と言われた。
もっと早くに、年金請求書の作成確認を始めていたら・・・。(書類は相当前から届いてはいたのである。)

確かに、市民カードがあれば、右往左往することもなく、私の単独(代理)の行動で処理がスムースに済んでいただろうと思う。

しかし、考えようによっては、あのスッタモンダ事件は、当該手続き完成の儀式として、どうしても通過すべきものだったのだとも思う。

(08/02/18)
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