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『魂』との遭遇は(自然周吾)

長兄がまだ元気であって病院通いをしていた頃、自宅に見舞いに行った。現実には亡くなる2ヶ月前だったのだか、互いに覚悟して 『魂』の話を話題にしていた。

もし死んで『魂』となった時、互いに用事があって、伝えたい時、そばに来ても判らないから、その際どう合図しようかと話した。 熱心に話したのだが、どんな合図にしたかを忘れた(肩を叩くのではなかったか・・・)。その時は、話した合図で互いにきっと通じると 確信を持っていた。

長兄は2004年3月3日に亡くなったが、あの時の話は、どうなったのだろうか。
亡くなって、しばらくの間は、合図について思いを巡らしてはいた。
が、しっかりと決めていなかった故か、私が記録をしていなかった故か、そばに来ているかどうかの合図に気が付かないまま4年が 経過した。
(▲写真:リサイクルコート内に咲く、スミレ群)

『魂』でいられる段階は永くはなく、やがてこの世での記憶も消えてなくなるだろう。
生前に、兄には死んだ後のことを教えて欲しいと、伝えておいたのだが、接触の合図を忘れてしまってはどうしようもないか。
霊感能力に長けていないので、折角の『魂』との遭遇機会を失ったのかも知れない・・・。
最近は今まで遭遇した人たち(亡くなった人も)が夢に、毎日出てくるのだけれども・・・。

(08/05/11)
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