《トップ画面》

▲目次画面
情報コーナーに戻る

つぶやく!!つぶやく! つぶやく・・・

(バックナンバーに戻る)

無意味な殺生(自然周吾)

生きていること自体が、すでに他の生物等を無意識にでも殺生していることは自覚していた。
生きていること自体が他(自分以外のすべて)には迷惑をかけていることなのだから。
生きるために食することは、すなわち関係する生物・植物等を殺生していることそのものであるから・・・。

従って、最近は、無闇に他の生物を殺生することを避けようと心掛けてはいるのである。蚊でも蜘蛛でも、植物でも・・・。
もちろん思う程にはうまくいかない。

7/3(木)午後、大学コート内での出来事では、心が痛んだ。
コート内にカミキリムシの1種だろう、羽が橙と黒色のまだらな体長3cmくらいの小さい虫が落ちてきた。
どこからか飛んできたのだろう。コート外にどかそうと、ラケットの端で何度か少しづつ押し払っていった。
ところが、ベンチ脇まで押し払ったところで、どうしたわけか、パワーで羽の片方を押し切って欠いてしまったらしい。

うまくどかしてやろうとして、反って、虫に障害を与えてしまったようだ。飛べなくしてしまったのだ。
その後、1時間ほど経っても、当該虫はそのまま、そこに動かずに居た。死んではいないが、生きるに重大な障害を与えてしまったのだ。
虫は、恐らく理不尽な災難に驚愕しているだろう。すまない・・・、無意味な仕打ちをしてしまった。

この虫にとっては、飛べなくなったら、死んだも同然である。取れた羽が元に戻るとは思えない。本に余計なお世話をしてしまったと 後悔している。
帰宅後も、このことが気になり、滅入った気分でずっといた。今ここに上記状況を記することで、供養とさせて欲しい。

(08/07/04)
《このページのトップに戻る》