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成田山新勝寺(研修旅行)(自然周吾)

9/3(木)恒例の千葉学習センター主催『学生研修旅行』が開催された。平日実施のせいか、定員先着30名には残念ながら満たない。
しかし、平日だから、今回はよかったのである。
行先は、成田山新勝寺+成田羊羹資料館及び米屋第二工場、と近場ではあった。

定刻9時にバスで出発、高速道路も空いていて、9時30分には、成田に着いた。工場見学への出発時間が14時30分と聞いて、 5時間もあるのか・・・と、内心驚いていた(余裕があるなと)。
しかし、現実には、自由時間もなく、団体行動での一連の見学にもかかわらず、昼食時間もはさんで、結果、結構時間がかかり、 出発は、3時となった。
例年のような参加者による実体験・製作はなかったが、団体でしか体験できないだろう懇切丁寧な解説者が付き、有意義な1日であった。
企画者に、感謝を表する。

印象に残った、以下2つを感想として報告する。
(▲右写真→新勝寺の総門)

●平日実施のよさ??:
学生の参加者は少なかったが、正月には全国でも最高の参詣者を集める成田山新勝寺が、なんと観光客もまばらで、かえって、 ゆったりと僧侶の解説を聞け、たっぷりと見学が出来たのである。
大本堂での『御護摩祈祷』では、太鼓が雷のように響き、本堂全体を揺るがす振動を体感した。
また、僧侶の野太い読経は、(モンゴルの)『ホーミー』のような耳に心地よいハーモニーを奏でていた。
護摩炊きを演じる、色別けされた僧侶らの一連の動きには、整然とした順序良い流れを感じた。

解説案内をしてくれた僧侶が、「仏教では、完璧な中に、遊びの心を持っている・・・」と、仁王門側面の彫刻作品の1点 (自由に遊ぶニワトリの間に、篭に幽閉されたニワトリが彫られている)を指しての言葉は、心に残った。
そして、仏教は全ての人の平和を願っている、と・・・。

続く(なごみの)米屋(羊羹の米屋で知られている)の菓子工場見学も、平日だからこそ、実稼動の様子が観られたのだろう。

●地域に根付いた企業!!:
工場見学をした(なごみの)米屋は、成田山新勝寺とは歴史的に深いかかわりがあり、成田を基盤としていることは間違いない。
歴史館を創設し、地元のサークルへは活動施設を提供するなど、地域と深く関わり、また、地域に貢献していることも永い歴史を 続けてきている(創業110年)ことの証明だろう。

工場は食の安全に力を入れ、無公害工場を目指し、原材料の廃棄物の再利用等へのシステム化も整え、整備されている。
確かに、個々の企業はそれぞれが、自分のヤードでは、安全を守っている、が、工場を出荷された後の、食品業界全体(メーカー・ 小売を含んだ流通全体)では、特に売れ残り良品の、回収(リサイクルを含む有効な無駄の出ない)システム化は、出来ているのだろうか。
「もったいない」精神は、生かされているのだろうか。直接には質問できなかった疑問ではある。

(09/09/04)
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