▲目次画面
情報コーナーに戻る

つぶやく!!つぶやく! つぶやく・・・

(バックナンバーに戻る)

人を恋すること-哲学的-(自然周吾)

ギリシャ喜劇の作家アリストファネスは、人間を面白く観ている。
以下テキストから 抜粋(参照↓) したが、アリストファネスのいう人間の片割れに生涯添えることができれば、
最高のしあわせだとは思うのだが・・・。

放送大学の平成22年度第1学期で、「哲学への誘い」を履修し、8月1日に単位修得テストを受けた。
あまり勉強していないし、結果はどうであれ、面白い科目であるとは思う。

思うに、私は、私の片割れを、一生懸命に捜し求めて、今その結果が出て、生活しているのだろうか。

(10/08/03)

参考: 「哲学への誘い」 放送大学教材、●発行:2009年2月20日第2刷、●著者:佐藤康邦、●発行所:財団法人 放送大学教育振興会。
★P71より以下抜粋。
-----

『 2.アリストファネスとエロス

【球状人間の話】
アリストファネスによると、昔は、人間には、男と女だけではなく、男女両性を具有していた者もいたのだという。
そもそも、人間の姿も、今のようではなく、全体は球形で、周りは、背中と横腹からできていて、 手を4本、足を4本持ち、顔も同じものを二つ持ち、一つの頭を載せていた。耳は四つ、隠し所は二つあったというのである。
それは、今の人間の倍のものからできていたのだから、大変強力な存在であり、かつその気性も驕慢であった。 そこで、神々を困らせることもあったので、神々の長であるゼウスは、悩んだ末、彼らを二つに分けてしまおうと決心した。 そうすれば、彼らも弱体化するだろうと思ったのである。その結果、今見るような人類が登場したという。
この半分に分かたれた存在は、本来一人で居ることが難しく、分かたれる以前の自分の片割れを求める。
ただ、球形の存在であった時、「男・女」である存在以外に、「男・男」という存在と、「女・女」という存在もあった。
そこで、もとが「男・女」の場合、そこから分かれた男は女を恋い慕い、そこから分かれた女は男を恋い慕う。
しかし、「女・女」から分かたれた片割れの女の場合、男には見向きもせず、女ばかりを恋い慕う。また、「男・男」から分かたれた 片割れの男の場合、女には目もくれず、男ばかりを恋い慕うというのである。
(以下省略) 』
-----

《このページのトップに戻る》