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不思議に思っていた。
人は死んだら骨になる。しかし、自分の骨は見れない・・・。だがすでに写真に残っている。
K歯科で、歯のレントゲンは、最近になって数回も撮っている。
また、S医院では、腰椎、頚椎と、最近では、左足の膝、右肩、とを続けて撮った。
古いが、J病院には、胸の写真とか、胃の写真とかが残っているだろう。
頭蓋骨そのものの写真は、まだ撮ったことはないが、他の骨のレントゲンは、それぞれの医院に行けば、入手し、確認できるだろう。
生きている現在、自分の骨の写真(レントゲン)を観ることが出来るのである。
他の多くの人も、私程度のレントゲン写真数なら、何枚も撮っているだろう。
だからどうだ、ということではないが、結果、人は裸で生まれて来て、裸で死んで逝くとはいうものの、公的機関に自分の骨の 決定的な写真が残っているのである。
確かに、死んで骨になるのだが、すでに骨の写真が、一部だが、撮られ残されているのである。本当に不思議な気分である。
(10/09/26)