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N子が居なくなって、頻繁にかかってきていた携帯への電話が全く来なくなった。
どうも家に帰るべき引力を感じなくなってきたようである。
つまり、家に家族がいないということが、独身という意味で、確かに自由かもしれないが、究極は帰る家がないということである。
自由で気楽という代償が、うるさく待っていてくれる、家族がいないという”寂しさ”である。
帰る家(箱)は、あるが、帰るべき時間等のプレッシャーはない。誰も、強力なプレッシャーを与えてはくれないのである。
強力な引力がないので、自分の力で、方向を定めて帰らなければ、帰れないのである。
そんな独身は気楽でいいかも知れないが、人は独りでは生きられないのだから、家族に代わる引力のある何かを必要とするだろう。
むしろ、今後は、家族以上に気を使う人間関係をつなぐべく、努力して”気を”使わなければならないだろう。
独身を生きることは、そういうことだったのだろう・・・。
(11/12/8)