デミオを現車セッティング
モヤモヤをスッキリさせよう
デミオに乗って片道約900km走り、セッティングしてもらいました。
個人的にいろいろなパーツを買い込み→取り付けた自分のデミオ。いろいろと『やっているから』、性能的にも感情的にも
満足しているんだけど、・・・・・・・・やっぱり、気になるんですよ、低回転域でのパワーの無さが。
前に取り付けたビックスロットルも、それに合ったECUの制御をしないと、本領発揮とは行かないんじゃないか?
本領発揮すれば、低回転域のパワーもでてくるんじゃないか?
やっぱり、ビックスロットル用に用意されてるECUのデータ書き換え。どうしても、あれを試してみたい!
デミオのエンジンが1300ccから1500ccになり、名前もデミオからマツダ2に替わり、すっかり過去の車となってしまった
デミオをイジるとしたら、今そういったコトをしないとパーツも作業も廃番扱いになってしまうのが予想出来てしまうから
やれるうちにやってしまおうと思ったのもあります。
GPXやK100RSで苦労した経験が、今に生きています。
と言うコトで、2021年GWに販売元の広島のN-TECさんまで行ってきました。
世の中「不要不急」が叫ばれて、自宅で自粛が推奨されてる時期でも、千葉から広島まで行く時間を考えると、
GWか盆休みくらいしかチャンスがない。仮に、このGWに行くのを止めて盆休みに行くにしても、確実に休めるのも
不確実なトコロなので、このチャンスを逃さずに行ってきました。
5月2日早朝に自宅を出発して、過去のバイクツーリング同様に東関道→首都高→東名→新東名→伊勢湾岸道→
新名阪→京滋バイパス→名神→新名神→山陽道と通って、ひたすら西へ。
多分、走るペース的にはバイクの方が速い(≒渋滞に影響されない)と思ってたものの、
このGWはさほど高速が混むことがなくて、すごくスムーズに走れました。
代わりに、バイクに比べて非常に快適に走れるのがよかった。
気温の変化とか天気の急変とか、影響は最小だし
車内で飲んだり食べたり音楽聞いたり、快適な環境で移動できた。
ここで、デミオのタイヤ小径化の影響がどのくらい出ているのかを計算してみた。
2016年のGWにK1300Sで中国地方へツーリングへ行った時のPA休憩時の距離と、デミオで同じPA休憩時の距離を比べてみよう!
走行ペースは違うものの、走行ルートは同じルートだから、比較検討するにはちょうど良い。
自宅から新東名・駿河湾沼津SAまでの距離は、K1300Sは205kmで、デミオが209km。その差は約2%
駿河湾沼津SAから伊勢湾岸道の刈谷SAまでの距離は、同じく198kmと202km。その差も約2%。
こう比べてみると、改めてタイヤ小径化の影響は本当に無視していいレベルだった。
ちなみに、今回はiPadのカーナビとツーリングマップルを併用して走ってます。
大まかなルートはツーリングマップルで。
現地の細かなトコロはカーナビです。
予想だと、「自粛期間でも出かける人が多くて、高速がかなり渋滞するだろう」と思ったものの全然ガラガラで、
到着予想時間よりも4時間以上速く最寄りのICに到着。
せっかくなので、お店の場所も確認しました。そうか、今日は休みか。
この後は何も予定を入れず、そのままホテルに直行。お土産買ったり、あちこちウロウロすることもなく、ホテルに籠ってました。
あ、夕食はコンビニ弁当です。
5月3日の早朝。作業予約を入れたのが、N-TECの開店時間の10時なので、かなり時間的に余裕がある。
だから・・・・・・。
三次市までひとっ走りして、マツダ三次工場前で記念撮影。
近くのコンビニで休憩したらば、その店名がやけにカッコ良かった。
(そういえば、以前は別の場所に別のコンビニがあったような・・・・)
ここからUターンして、目的のN-TECへ向かって移動。お店到着直前には、実走行セッティングのためにガソリンを満タンに。
挨拶もそこそこに、さっそく現在の様子(低回転域のパワーが無い)と、セッティングの要望(レギュラー仕様)を伝えて、
デミオを預けました。
他の人はレギュラー仕様ではなく、ハイオク仕様にしてのセッティングが多そうに思いますが、マツダのスカイアクティブGエンジンでも
排気側VVTが無くて、変な形の4-1エキマニの1300ccエンジンに、ハイオクを使ってもモッタイナイと思ったので、
レギュラー仕様でお願いしました。
(1300ccガソリンデミオのコトは、畑村耕一著・博士のエンジン手帳4を読むといいかもしれない)
現車セッティングするのに、夕方ごろまで時間が掛かるとのことなので、代車を貸してもらいました・・・・・・・。それが・・・・
日産のKカーでした。
乗り心地はともかく、アイドリング時のエンジン振動がスゴかった。
時間がたっぷりあったんで、広島から奥出雲のおろちループまで行ってみた。
しかし、そこまでの往路で渋滞に巻き込まれて、ほぼ『タッチ&ゴー』で終わり。
そこからの復路も渋滞で、夕方の約束の時間に遅れました。
やっとのことでN-TECに戻ると、すでにセッティングが終わってて、こちらの到着を待ってました。・・・・・ちょっと遠くまで行き過ぎたか?
で、セッティング前の診断と今回のセッティングの内容の説明を受け、作業確認の試乗に行きました。
そのセッティング前の診断内容が、ちょっとショッキングで、いろいろとパーツ取り付けをした挙句に「低回転でパワーが減ってる」って。
てっきり、高回転域のパワーに対して低回転域のパワーが出ていないように感じてると想像してたのが、
低回転域で普通くらいどころか減っていたとは思わなかった。
しかし、低回転域でパワーが無くても減っていても、そういったコトを感じ取れた自分の感覚だけはスゴいと思う。
細かな説明をすると長くなるので簡単に説明すると、「あのパーツの点火制御をECUがノッキングしてると判断したから
(低回転域で)点火時期が遅れていた」との事。そのせいで、低回転域のパワーが減ってた・出ていなかったって。
で、セッティングをするのに、そのパーツを外して作業をしたそうです。
せっかく買ったヤツですが、そういったコトだったらしょうがない。外したパーツは段ボールに入れてもって帰ります。
その後の試乗では、その変化がよ~く分かりました。渋滞路の中でも低速度・低回転域のが全然違う。走りやすぅ~い。
渋滞気味の市街地なので、ほんの少しの走行でしたけど、それでも明らかに今までの感じを違っていて、
今までのは何だったんだろうと、軽く後悔するほど。
しかし、懸案のECUセッティングをやってもらい、懸案事項が無くなったのが何よりよかった。
試乗後、作業代の支払いをしながら、ガソリンデミオの話をしたのですが、今後のネタに繋がりそうな話をいろいろと
させてもらい、非常に参考になりました。
その中で、『改造パーツ類は取り付けるだけではなくて、一回外して本当に効果があるのかどうかを確かめるのも必要だ』と
話してくれました。でも、その取り外すって選択肢はなかなか選べない。
千葉からここまで来たかいがありました。
外したあのパーツ類は、助手席の足元へ。
(軽くボカしてみる)
お店からホテルまでの帰り道。昨日と同じルートを走って、じっくりと比較走行してみる。
前までは、2500rpmくらいからパワーが出るようなエンジンの回り方をしていたのに、今は1500rpm付近から
パワーが出てて、それが5000rpmくらいまで続くような感じで回って、気持ちいい走り方が出来る。
夕刻の渋滞気味の中でも、低回転域のパワーがあるから(≒普通に戻ったから)気楽に走れるし、申し分なし。
見方を換えると、パワーが出ているような変化のある回り方をしないから、如何にもエンジンをイジりましたって感じは無い。
下から回るエンジンって、そういった感じになるんだろうな。
それと、アイドリング時は代車のKカーよりもデミオの方が静かだった。
5月4日の早朝。東名名物の『休日午後の上り線渋滞』に巻き込まれるのを避けるべく、広島を出発。
バイクより車の方が快適だ・・・・・と思っていても、久しぶりの遠出をしたせいか、思いのほか疲れが蓄積してて
一昨日のペース配分が続かず、結構ガッツリ休みながらの高速走行を続けることになりましてね。
案の定、『休日午後の上り線渋滞』にハマり、最終盤に一番疲れました。
今回、広島まで行ってこのような作業をしましたけど、この満足感がいつまで続くか?
それが今後の懸案事項です。