デミオにアーシング
やっぱり、何もしないということは無い





取付前の写真じゃありません。取付後です。


不慮の事故から買っちゃったマツダのデミオ。
あまりにトロいからそれなりに手を入れたものの、そんなに思い入れがあるわけではなかったから、
お金・時間・手間を入れるつもりはありませんでした。

そうは言ったものの、仕事ばかりの日々+病院でリハビリなんて生活だと今まで以上に
心が荒みそうだし、・・・・・・実際荒み気味・・・・・・、何か気分転換になるようなコトがしたい。
ここ最近(2018年11月)になって、年末進行的な仕事のスケジュールが積み重なり、
息が詰まりそうな気分になってます。

で、「やらなきゃならない事があるときに限って、ついつい別な事をやってしまう」ように
デミオにアーシングをしてみたいと思います。
人はこれを「現実逃避」と呼びます。


まず、作業に入る前に『アーシング』について個人的な見解を。
巷やネット上で『アーシング』の賛否両論がありますが、自分は効果があると思っています。
ただし、最近の車両(バイク・4輪)にはどうかな~?
昔やったGPXでは、スパークプラグと点火コイルへの効果を狙って、
シリンダーヘッドと点火コイル部へのアーシングをしました。
これは効果があったと思う事例。

もう一台のK100RSでも同様にスパークプラグと点火コイルへの効果を狙って
同じようにアーシングをしましたが・・・・・・、どうかな~って感じでしたね。

片や古典的なキャブレターを使うエンジンで、もう一方は古くても電子制御のインジェクション。
キャブレターのGPXはちょっとしたコトでも影響があるのか、変化が分かりやすかった。
でもK100RSはちょっとしたコトをしても、基準値へ補正してしまうのか
あまり変化をしなかったように記憶してます。

で、K100RSよりも進化したK1300Sの時には、電子制御の補正もより細かくやりそうなのと
「いろいろと電気装備が増えて、やたら手を出さないほうがいいかな?新車だし」という考えで
アーシングをするのをヤメました。


さて、デミオの場合。
K1300S同様に、電気装備が多いから手を出さないほうが良さそうだし、
やったとしても変化に対しての補正をしそうなので、消極的になってました。
それでも、ネット上には数々のアーシング事例があったもんだから、すっかりその気になって
仕事に必要なモノを買いにいったホームセンターで、アーシングケーブルなどを買っておき
少しづつ制作しながら(利き腕の右腕がまだ不自由だから)リハビリで病院へ行く時に
デミオに取り付けてみました。


     
今回はスパークプラグへの効果が欲しかったので
シリンダーヘッド左側にあったボルト穴を利用してアーシングをします。
しかし、この穴は何に使うつもりで穴を開けたのだろう?


     
穴の大きさは10mmだったので、ごく普通にホームセンターのばら売りボルトを買った。
しかし、うまく入らず。ネジピッチがちょっと変。
調べたら、10mmのボルトのネジピッチに1.5と1.25と2種類あるよう。
ホームセンターのは1.5らしい。
そこで、病院帰りに久しぶりにライコランドへ行って、10mmで1.25ピッチのボルトを購入。
こういうときにはABとかYHとかよりもバイク用品店の方が頼りになります。


     
使うアーシングケーブルは8スケのヤツ。
そして、エンジン内での保護と目立たなくするのに、黒いチューブを買った。
端子は上記した10mm用と6mm用とを用意しました。


     
利き腕でない左手で何とか端子をかしめて、熱収縮チューブで処理。
黒いチューブに通して完成。
長さはエンジンルーム内の取り回しを現物合わせで。120cmくらいかな?


     
エンジン側はさっきの穴に取り付けて、アース先はバッテリーのマイナス側に直付けしない形にしました。
効果があるかどうかわからなかったから、とりあえず仮の形ということです。



で、アーシングケーブルはインテーク上の配線に這わせて
エンジンとバッテリーの間を通してバッテリーの奥に廻してます。
見た目は狙い通りに『目立たない』


肝心の取付前後での変化ですが、本人の予想以上に変化がありました。現代のこんなクルマでも効果あるんだねぇ。
特に、信号発進時とか低速でゆっくり加速するときとかが、力強く加速するようになった・・・・・気がする。
ただ、そういった変化を感じるのはアクセルをゆっくり丁寧に踏み込む時だけ。急いでいるときには、そういった部分を
感じることは少ない(あるいは、ほとんど無い)。
リハビリで通ってる病院までのルートでの比較なので、「思い込み」の部分は少ないと思います。
1300ccの非力なエンジンのおかげなのか、ちょっとした変化もわかりやすいのかもしれない。
そして、1300ccの非力なエンジンが、1500ccなり1600ccなりに化けることも無かった。
もしガソリンエンジンデミオならば、シリンダーヘッド⇔バッテリーのマイナス端子のアーシングはお勧めしたいです。
ディーゼルデミオでは?ですが。

あと気が付いたのが、アクセルを抜いて惰性走行をすると、以前よりも惰性走行の距離が延びてる気がする。あくまで「気がする」です。


2019年1月追記
正月休みを使って、デミオのアーシング線を追加してみました。

アーシング線や端子を個別に買ってきて自分で作る場合には、それらを必要な長さ・本数に加工して使うと思いますが、
そうやってくと、当然ながら『余り』が出てくるわけです。特に端子関係がすごく余るんです。
その『余り』が非常にモッタイナイと思うようになって、正月休みを使ってアーシング線を追加してみました。

ただし、一本だけ。

ネットの中では、エンジンルーム内のアチコチにアーシング線を取りまわす例もありましたが、個人的な希望では
エンジンパワーやトルクの感じ方に変化が欲しいだけので、そういったところ(=シリンダーヘッド)にはすでに取り付けたから
メーカーのアースラインの取り回し方に敬意を表して、元々の流れ方をほんのちょっと良くしようと・・・・・。


この前買った雑誌を読むと、車体の鉄板部分をアースラインに使ってるようなので、その鉄板部分をアーシング線に置き換える
程度の効果しか狙わずに、作ってみました。


     
エンジンルーム左にあるボディーアース部からエンジンルーム右のボディーアースまで。
鉄板よりも銅線の方が電気抵抗が少ないだろうから、こっちを通って電気が流れるかな~?
ついでに、今後気まぐれでアーシングを増やしても良いように、アーシング用端子をセットしました。


結果、あまり・・・・・と言うかほとんど変化無し。シリンダーヘッドからのアーシングほどの変化も無い。あっても無くても一緒みたい。
つーか、シリンダーヘッドからのアーシングで十分なのだろうか?
取り付けても効果は無いが、取り付けたままでも害はないだろうと思うので、当面はこのまま取り付けることにしました。