タイヤ小径化
正しいスペルは「TIRE」、「TYRE」は間違い。
電卓たたいて細かい計算して・・・、計算通りになるか?
世の中がいろいろと自粛中でも、デミオでウロウロと走り回ってて、一番残念なのは『ダッシュが遅い』こと。
特に信号待ちからのゼロ発進加速がかなりカッタるくて・・・・、こんな加速しかできないのが非常に歯がゆい。
ただでさえ非力に思えるデミオを少しでも快適に走れるようにホイールを変えたり、あるいはエンジン回りにいろいろと
チューニングパーツ類を取り付けることをやってきました。
・・・・が、それらが効果を発揮するのが、ある程度「スピードが乗ってきてから」、もしくは「エンジン回転数が上がってきてから」。
1300ccエンジンの悲しいところで、エンジンが低回転数の時には、非常に非力です。
これをどうにかならないか?と思い、苦し紛れの対策で考えたのが「タイヤを小径化して、減速比を稼ぎ、加速を良くする」事。
デミオの諸元表で、1速の変速比と最終減速比を掛け合わせた数字を比較すると、1300のAT・1300のMT・1500(MB15)のMTの
ギヤ比の中で一番減速比が低いのが1500のMTで、逆に一番減速比が高いのが1300のAT。.
一番馬力が少なく、一番重たいと思われる1300のATモデルが一番減速比が高い≒加速が悪いギア比になっています。
多少減速比が高くても、ATのトルコン効果でその分はカバー出来るのかもしれないし、他社・他車の燃費の数字に対抗するのに
加速を悪く≒燃費を稼ぐギア比にセットしたのかもしれない。出来るならば、そういったセッティングは避けてほしかった。
高速を淡々と走るのであれば有効なギア比でしょうが、一般市街地でのストップ&ゴーを繰り返すような時や、
市中の流れに合わせての加減速をする場合には、ちょっと動きが緩慢すぎる。
そもそも、DJデミオのタイヤサイズはディーゼルデミオのために用意されたかのような大径サイズで、
ディーゼルの低回転からのトルクを生かして走るのには都合が良さそうでも、ガソリンデミオにとってはデカすぎると思う。
さらに言うならば、使用者(つまり私)がエンジンパワー&トルクをアップさせたとしても、エンジン→AT→駆動シャフト→ホイール(タイヤ)と
動力が伝わる過程で、駆動シャフトがホイール(タイヤ)を回そうとするとき、「回すのに苦労するくらいなサイズ」だとしたら、
エンジンとホイール(タイヤ)の間にあるATと駆動シャフトに要らない負荷が掛かったりはしないだろうか?
ネット上でジムカーナに使ってるMB15デミオの駆動シャフトが壊れたなんてのを見たら、案外的外れな考えではなさそう・・・・・。
チェーン駆動のバイクとかなら、スプロケットの歯数を変えて最終減速比を高くも低くも変更できるのに、車ではそれが出来ない。
・・・・まあ、普通はしないコトだな。
それに似た対応策として、タイヤの小径化で同じような効果を狙おうというワケです。
過去にGPXでやったリアタイヤのサイズ変更で、140サイズ(直径658mm)から150サイズ(直径670mm)にした時で
約1.8%ギア比が高くなり、逆に150サイズを130サイズ(直径640mm)にした時は約5%ギア比が低くなったことを体感しました。
同じようなコトをデミオでやると、仮に今の195/55R16(直径620mm)を195/50-16(直径602mm)にした場合で、
約3%ギア比が低くなる計算にはなります。
ちなみに、先代DEデミオでのタイヤサイズ175/65R16(直径584mm)まで小径化すると約6%くらいギア比が低くなります。
ただ、普通自動車でタイヤの小径化をすると、避けられないのがスピード表示の誤差。約3%の誤差が生まれます。
メーター表示が100km/hだったとしても、現実の速度は約97km/h。100km走っても、97kmしか走らないことになります。
たかが3%、されど3%。
今回は、その3%の「誤差の範疇」と割り切り、まだ溝が残っている195/55R16のタイヤを交換することにしました。
何事も体験してみないとわからないから。
で、2021年1月にスタッドレスタイヤに交換した際、懇意にしてる修理工場に16インチ夏タイヤを預けて、
ヨコハマ・フレバの195/50R16に履き替え作業を依頼しました。
スタッドレスタイヤが不要になるであろう4月ごろまでには新しいタイヤをセットしてもらって、暖かくなってから
3%の小径化がどのくらいの変化量になるのかを試してみたいと思います。
ネット上で調べた個人的な比較表。
ロードインデックスも多分大丈夫だろうから・・・。
2021年1月追記
修理工場から「交換が終わったよ」と連絡を受け、代金の支払いついでにタイヤを引き上げてきました。
春先まで仕事場裏手で積み上げて保管です。
今回交換してもらったヨコハマ・フレバ
エコタイヤの中で一番スポーティーというか、スポーツタイヤの中で一番エコというか・・・
予告通りに195/50R16のサイズです。
試しにスタッドレスの隣に並べてみた。
直径で2cm違うのだけれど、それほどの差には見えない。
ってコトは、走っててもそれほどの差にはならないか・・・・・・?
ちなみに、タイヤ重量はそんなに差が無いので、重量差から回転の仕方が変わってくる要素はほぼ無視出来ると思う。
カタログ数値だと、195/55R16が8.1kg(ヨコハマ・ブルーアースA)、195/50R16が8.3kg(ヨコハマ・フレバ)。
その差くらいはカンベンしてほしい。
2021年3月追記
春分の日も過ぎたことだし、スタッドレスタイヤを夏タイヤに交換しました。もう雪が降る事は無いだろうから。
前まで使っていた195/55R16や185/65R15の直径620mmのタイヤから、1月に交換した新品タイヤの195/50R16の
直径602mmへの小径化がどのくらいの変化として体感出来るのか、楽しみです。
左が195/55R16で、右が195/50R16。
よーく見ると、タイヤの肉厚がちょ~っと違う。
パっと見た目は全然変わらないか?
と言うコトで、『春の嵐』の天気予報が出ている中、タイヤの皮むきがてらにウロウロと徘徊走行をしてみました。
走り出す前に空気圧点検。
大抵の場合、新品タイヤは空気を入れるとある程度膨れる・・・・と思うので
ちょっと大目の空気圧に調整しました。
個人的な空気圧予想では、前=240・後220くらいでイケるのではなかろうか?
1300ccのガソリンデミオって、そんなに重たくないから。
ヨコハマタイヤのアドバン・フレバはタイヤの回転方向が決まっているタイヤなので
タイヤローテーションは前後方向で交換するようになります。
ローテーションするときに目印代わりにエアキャップを前後で色違いにしました。
2021年使い始めは、前がメッキで後ろが黒。
ただ、シーズン中はローテーションはしない(=するほど走らない)だろうから、
今度スタッドレスにして、来春に交換する時の目印です。
ようやく出発すると、・・・・・・出だし軽~い。3%ほどの小径化の変化はあった。
元の195/55R16のタイヤ&185/65R15のタイヤにあった出だしの重ったるさが少なくなってる。
信号からのスタートが気持ちよく走り出せる。その後の中間加速なんかも、ちょっと加速感が良くなってる・・・・・かなぁ~?
2021年4月追記
仕事のお付き合いで幕張メッセまで行く用事があったんで、デミオを使い、高速をひとっ走りしながら行ってきました。
メッセでどうしても見たかったのは、この用事では無く、メッセ内の別会場でやっていた「オートモビルカウンシル」の方だった・・・・・。
それはさておき、せっかく高速を走るので、タイヤ小径化したデミオの高速での様子を観察しながら走ってみました。
このタイヤの小径化は「ガソリンデミオ」に対して有効な変更ではないか?と個人的には思います。変化の方向としては良い方向だ。
市街地の走り方も小径化前よりもキビキビ走るし、高速上でも追い越し加速が前よりもスムーズに出来る。
それに、登坂気味の道路も重ったるく上る感じが軽減されて、ほんの少し元気に上ってくれる。
自分の希望する加速の仕方に近い加速をしてくれるのは、気分よく走れる一助になると思う。
本当はもっと・・・・例えるならバイク並みの加速・・・・・をしてくれると良いんだけど、そういう性能を持った車ではないから
その辺はこんなもんだと割り切るようなところはあります。
片や、気になるのがタイヤ小径化に伴うメーター誤差の増加。メーター表示の誤差が思いのほか多い気がする。
バイクでも使っていたGPS付きレーダー探知機のスピード表示との差が、5kmくらいある。
メーターで100kmだとしても、レーダー探知機の表示は95km。逆にレーダー探知機で100kmの時は、メーターは106km。
大体5%くらいの誤差がある。
ただ、思い返すと、元々メーターとレーダー探知機の表示には2km位の誤差があったんで、その誤差が約3%増えたってコトか。
計算通りかもしれないが、意外と表示って気になるもんです。13Sツーリングのデジタル表示よりも、13Sのメーター針表示の方が
誤差が気にならないかもしれない。
ま、気になるのは今のうちだけで、そのうちに気にならなくなるでしょう。それより、加速がスムーズな方の良さを取りたい。
もし、ガソリンデミオに乗ってて、1人~2人で使ってて、メーターの誤差とか燃費とかを気にしないなら、お勧めしたい。
責任は取らないけど。
2021年4月追記(2回目)
3回目の緊急事態宣言下の日曜に、ちょっと買い物でウロウロと走り回っておりました。千葉の田舎では日常に変化は無かったね。
そんな中で気が付いた&気になるトコロを幾つか。
まず一般道での加速は、間違い無く以前の195/55R16の時よりも、スムーズに加速する。
特に(前よりも)出だしが良いから、千葉の田舎での交通の流れに乗る分には、楽に走れます。
195/55-16の時は、出だしが遅いから余計にアクセルを踏んで加速し、ある程度速度が乗ってからエンジンの元気が出てくるんで
その頃に差し掛かると、アクセルを放すorブレーキを踏んで速度調整をしたりしてました。
それに、エンジンの元気が出てくる2000回転~2500回転付近で、ATの変速域と重なり何かギクシャクした感じになったりしてました。
195/50R16だと、出だしから加速が良いんで、余計にアクセルを踏む事も少なくなり、エンジンの回転変動(をする操作)が少なくなり
速度調整する回数も減りました。ATの変速の方は、回転域が重なって変速するのはさほど変わらなくても、そのギクシャク感は
前より減ったと思います。多少なりともATのギア比がクロス気味にでもなったかのようです。
他方、タイヤ小径化のマイナス面と言えるのが、最低地上高の低下。うっかりすると、下を擦ります。
DJデミオのノーマル時の最低地上高が145mm。そこに、オートエグゼのスポーツサスキットを装着して、マイナス15mm。
今回のタイヤ小径化で、さらにマイナス10mm。合計で25mm低くなっているんです。つまり今の最低地上高は計算上120mm。
コンビニ駐車場とかの車止めの高さって、目測で100mm~120mmくらいですかね?
すべてのコンビニ駐車場で起きるわけではないでしょうが、さっき寄り道したコンビニ駐車場で、フロントアンダーカバーを軽く擦りました。
1人だったから軽くで済んだけれど、2人とかだったらもっと擦ってたと思います。
それなりに千葉の田舎道には凸凹があるし、未舗装な道路も存在するんで、走行時の『道路のライン取り』を注意しないと
車体下部に余計な傷をたくさん作るかもしれないなぁ。
とりあえず、そんなことを思いながら走ってます。
2021年5月追記
タイヤの慣す距離は走っているだろう・・・・・と思い、空気圧を調整。
F=240・R=220にした。
4月最後の休日にこの空気圧に調整し、その後広島まで2泊3日のECU現車セッティングにはるばる2000kmくらい往復しても
目に見えたりするような不具合は見られず。いたって普通に使えていると思います。
タイヤの耐久性で言えば、195/55R16の頃と同じように使っていけるのではないでしょうか?
別項のECU現車セッティングのおかげで、より一層の低速トルクを感じながら走れて、個人的には満足する結果です。
コロナ禍の中ではあるけれど、このタイヤであちこち出かけて見たいなぁ~。
2021年12月年末追記
暖冬(≒世界的温暖化)であまり雪の心配はしなくて良いと思ってても、『使わないとモッタイナイ』ので、
スタッドレスタイヤに交換しました。
ってコトは、タイヤ直径が602mmから620mmに戻るコトになるので、どれだけ走り具合が変わるのか、
年末の買い出しでウロウロ走り回った中でチェックしてみました。
16インチホイール+195/50R16から、15インチホイール+185/65R15へ。
うーん、数字どおりに発進がトロくなった?思い込みの範疇になるかもしれないけど、やっぱり、発進&中間加速がトロくなった。
後は、扁平率が変わったので、路面の凹凸からのショックが気持ち弱く・柔らかくなったような・・・・。
コーナーでの様子も、ハンドル操作の反応が曖昧と言うかアマいと言うか、ちょっと心もとない感じに思えます。
ま、冬場だし、無理をしないように自制する意味を込めて、『今はスタッドレスだから』と忘れないように走ろう。
2022年1月正月追記
市街地ばかりをウロウロと走り回っての感想。
タイヤの銘柄はともかく、タイヤの小径化は自分の好みに合ってる対処方法(≒セッティング)みたい。
スタッドレスタイヤだと言うコトを差し引いても、カッタルい発進&加速になってしまうんで、何か合ってないように思える。
やっぱり、ガソリンデミオの直径620mmのタイヤは大きすぎると思う。前モデルのDEデミオ並みのタイヤ・・・でも良いと思う。
スピードメーターの誤差を何とか出来れば、もうちょっと小径のタイヤを試してみたいです。
今使用しているスタッドレスタイヤも、寿命か交換時期かが到来したら、今より小径の185/60R15(直径603mm程度)の
タイヤへとサイズ変更して、冬場もヨコハマ・フレバ並みの加速力を得るようにしたい。今度はそうしよう。
2022年4月追記
冬も終わった・・・・と思い、懇意の修理工場で15インチスタッドレスタイヤから16インチの夏タイヤへ交換してもらいました。
タイヤの構造の違いか、扁平率の違いか、それか両方が影響するのか
乗り心地がずいぶん変わります。
2022年シーズンはエアキャップが黒のヤツを前側に。
そして、外したスタッドレスタイヤは、そのまま修理工場に預けて、それまでの185/65R15から185/60R15への
サイズダウンしたスタッドレスタイヤへ交換してもらうように頼みました。
2022年春(正確には4月からか)に食料品を筆頭にいろいろなモノが・・・タイヤも含めて・・・値上がりするので、それを避けるために
まだまだタイヤの山が残ってるスタッドレスタイヤを小径化する計画を進めてしまいます。
2022年5月追記
何となく梅雨の前触れのような感じの頃に、ようやく連絡が来たので、代金を握りしめ新品スタッドレスタイヤを引きあげてきました。
希望サイズの185/60R15を優先して、メーカーはこだわらず、「お任せ」しました。
有名なトコだったら、大丈夫な性能レベルじゃないかと思います。
それで、値段ですが・・・・・、4本でこんなもんか?と思う値段でした。
これで年間通して加速重視の使い方が出来る。
それまで仕事場裏手で保管です。
2022年12月追記
冬シーズン本番の時期に、雪対策で仕事用トラックのタイヤをスタットレスに交換することになったんで、
自分のデミオも持ち込んで交換してもらいました。
千葉なんかやたら雪なんか降らない地域ですが、雪が降っても動じないようにするための交換です。
16インチ夏タイヤから15インチスタッドレスタイヤへ交換。
そして両方ともサイズダウンの小径化仕様。
交換後、当然気になるのがその走り具合。タイヤ交換したとしても、両方ともタイヤ直径はほぼ一緒なのだから、
走り具合はそんなに変わらないはず。15インチの方が1kgくらい重たかったはずだけど、・・・・・影響するかな?
いろんなコトを想像しながら試走してみると、うーん・・・・・・何か発進加速がトロい?
重さのせいか、スタットレスタイヤの柔らかさのせいか、ちょっとトロくなった。
で、日曜日。
大掃除もそこそこに済ませて、走りなれている道路を走り回ってみた感覚からすると、『まあ、こんなもんか。』
16インチの方と比べると、ちょっと発進加速&中間加速がトロく思えるし、タイヤ自体の柔らかさも感じる。
そういった違いを感じるのは、『スタッドレスタイヤで走っているから』だろうと結論づけてみました。
今シーズンはこれで行こう。
帰ってきてから、G社のサイトで185/60R15のスタッドレスタイヤのサイズを確認してみた。
あれ?609mm?ちょっとデカくない?電卓たたいて計算すると、-2%くらいしか小径化しない。
タイヤサイズって、メーカーごとで違いがあるんだろうか?参考にしてたヨコハマのサイトで今まで計算してたから、
フレバと同じくらい(602mm。ヨコハマのスタットレス・185/60R15だと603mm表記だった)だと勝手に思ってた。
ちょっと油断してた。これならば、ヨコハマのスタッドレスを指名買いしておけばよかった。
2023年3月追記
近年、地球温暖化が著しいのか3月でも相応に温かいんで、懇意の修理工場に頼み込んで、急遽タイヤ交換してもらいました。
このタイヤ交換作業をすると、春が来たって感じ。
今年のローテーションはメッキキャップが前。
タイヤ空気圧は、F=240・R=220で調整しました。
今年・・・今年度と言うべきか、K1300Sも稼働するから、どこまでデミオの距離が伸びるだろうか?
2024年3月追記
仕事の隙間時間に、懇意の修理工場へデミオを持ち込んで、春恒例のタイヤ交換をしてもらいました。
いつものように、入れ替えてもらいました。
写真はありませんが、夏タイヤの方はまだ溝も健在で心配ないくらい。
忘備録として、「2024年シーズンは黒キャップが前」
春のタイヤ交換後に毎回感じるのが、やっぱり、195/50R16のタイヤの方が加速が良く感じるってコト。
小径化したスタッドレスタイヤ・・・185/60R15との直径差が1%くらいしか無いんだけれど、グリップ力なのか扁平率の違いか
加速感が違うんだよねぇ。
あと2シーズンくらいはこのタイヤで楽しめそうです。