旅装備
「ヘビーなパニアケース」と「アルミタンクなんか怖くない」の2本立て
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GPXで使ってた装備をK100RSでも使おう!
私がK100RSに使っているツーリング装備についてのことをちょっと話しましょう。
その前に、今までの旅装備の遍歴について簡単に紹介。
一番最初のツーリング(大学時代)に使った装備ってのが、普通の「スポーツバック」。
それをゴムネットで括り付けてツーリングに行きました。まあ、一応合宿だったし、その中にいろいろ詰めて行ったわけです。
その次。初期のツーリング(北海道とか四国に行ったあたり)では、ナップザック(デイバック?)という軽装備。
そのときには大した予備知識など無しにツーリングに行っていたので、簡単な着替えと地図くらいがあればよかった。
なので、それが入れば入れ物なんて何でもよかった。
下手すりゃ地図なんてGジャンの内側とかに入れてたくらいだし・・・。
最初にツーリングバックと呼べるのを買ったのが、99年の北海道へ行ったときに買ったリアバック。(GPX400Rの時)
リアシートとそこから左右に荷物室(で呼び方がいいのか?)が分かれて都合3箇所に荷物が入るタイプのバックで、
「2泊とか3泊くらいのツーリングにはちょうどいい大きさ」と思って買いました。
使い方として、中央は地図とかカメラ、左に着替え、右にレインスーツとナップザックとゴムネットと入れて使ってます。
中央部は後のお土産とか入れておくスペースにして、足りない分はナップザックに入れてゴムネットで強引に留める。
・・・余計な話ですね。
その後買い足したのがタンクバック。00年の北海道でやっと使い始めました。(GPX750Rの時)
どうもタンクに傷がつきそうでいまいち使うのが億劫になっていて、これを使い始めるときも、タンクに傷がつかないように
透明保護シールを貼ってから装着するようにしました。
タンクバックを使い始めた理由も、「リアバック一個じゃ足りないから」といったところですから、買ったモノも有名ブランドでは
無く、どこのモノだかわからないメーカー製の安いやつを使っています。
要は荷物が入ればそれでいい。
後は、リアバックとタンクバックを行き先と荷物の量で使い分けています。
近所の買い物くらいなら、ナップザック&ネット。もしくは、手ぶら。
泊まりで荷物が多くなりそうなときはリアバック、こまめに止まるような事が多そうな時はタンクバック。
GWとか北海道とか行くときには、両方利用という感じですね。
泊りがけのツーリングのときには、だいたいビジネスホテルでの宿泊にしているので、荷物は必要最小限にまとめるように
してます。だからこの装備でもいいと言う訳。
たまの休みでツーリングだから、できる限りは走っていたいのでそれ以外の時間はなるべく少なくしたい。
よって、キャンプ用品とか積んでのツーリングとかは今の所計画ナシ。
さて、ここの主役はこのリアバックとタンクバック。
今まで使っていたこれらをどうやってK100RSに使えるようにするか?購入後に悩んだことでした。
第一章・K100RSにリアバックを取り付けよう!
まずは、取り付けが簡単そうなリアバックから問題解決。
今までのGPXに限らず、国産のバイクって大体リア周りに「荷物フック」みたいのが付いていませんか?特にカワサキ。
こういったのがついてませんか?
ですから、バイクとバックの関係を見ると・・
バイク=引っ掛ける方
バック=引っかかる方
に、なるわけです。ところが、これがBMW(KとかRとかほぼ関係なく)になると・・
バイク=引っかかる方
バック=引っかかる方
となってしまうわけです。
引っかかる場所には困らないんですがねぇ。
一番の違いがそこな訳です。BMWとしては「ツーリングのときにはパニアケースを使うんでしょ?」と言わんばかりに
取り付けステーが最初からついてるのですが、誰もが「BMWでツーリングの時にパニアケースを使う」訳じゃないので、
このままではかなり使いづらい。BMWに文句を言ってもしょうがないんですが・・
だったら、リアバックにフックを取り付けようとこういう風にしてみました。
用意するもの。
バイクショップとかで売ってるフックと、輪っかになってるベルト状のひも。以上。
ゴムロープから外してもいいし、要らないネットからでもいいでしょう。 ひもも無かったらタイラップの太いヤツで・・。
まずひもの方をリアバックの取り付け部にくくりつけて、ひもの残った方にフックを取り付けて終了ぅ。簡単でしょ?
方法や材料なんかは何でもいいんで、こういう風に作れば・・・・
K100RSに付く!
こんな感じで一丁あがり。まあ、こっちは簡単に取り付けができたからいいんですが・・・
第二章・K100RSにマグネット式タンクバックを取り付けよう!
さて、リアバックに比べて面倒くさそうなタンクバックの取り付けをどうするか?
一番簡単な選択枝としては、「BMW用にあつらえたバックをつける」というのが一番手っ取り早い。
しかし、一番の問題点として「高価な買い物である」という点が否めない。
BMW純正・バ○スター・R○A等々アルミタンクに取り付け可能なようにフック式のタンクバックが発売されていますが、
どれをとっても「タンクバックにしては高価」なのです。個人的な考えを言えば
年に数日しか使わないタンクバックにそんなに資金投下できない。
それに、上記のリアバックも含めてGPXと共用できる装備(共用できるようにする)が一番いいわけで、
まずはこの選択枝が消えました。
それでも保険の意味を込めてディーラーの人に、「もし、中古とかであったら取っといてください」と話はしましたけど。
じゃあ、どうしよう?
安いフック式タンクバックを探してこようと「上野バイク街」に行ってみたりして探してみたものの、成果ナシ。
これも消えた!
というわけで、なんとかして使ってるタンクバックをアルミタンクに取り付けるしかないのです。
早速取り付ける作戦を考える。タンクバックをよーく観察して、取り付けられる方法を考えていたら・・・・
「ここに何か使って取り付けられないかい?」
ここ!
前側にタンクバックの持ち手があったので、ここになんとかフックを取り付ければ前側には取り付けられるでしょう。
残りは後ろ側をどうするか?ここでしばらく悩みましたねぇ。どうやってタンクへ取り付けるかが大問題。
前側はタンクに取り付けるのは簡単ですが(タンク前側のふちに引っ掛ければいい)、後ろで同じ事をするには
シートがすごく邪魔。
いちいちシートを開かないと取り付けができない。
タンクバックを取ったりするのに、その都度こんなことするの?
後ろ側の取り付けを考えていると、ふといい方法を思いついた!
タンクバックをバイクに取り付けるのではなく、バイクをタンクバックに取り付ける。これいい!
K100RSのタンクの後ろあたりを見ていたら、ちょうどタンクをシートの間に隙間があるのね。
ここんところになんかフックが出ていれば、そこにタンクバックがつくんじゃないか?と気づいたわけなのです。
シートとタンクの隙間がこのくらいあるので
↓
このゴムロープとフックを使って
↓
フレームのどこでもいいから、フックをかけて
↓
適当なところでロープをまとめて
↓
車体側完成ぃ。
ここまできたら後はもう勝ったも同然。
タンクバック側の用意をしてそれぞれのフックを引っ掛ければ、すべて完了。
持ち手にこれまたゴムロープをグルグル巻きにして
↓
タンク前側に取り付ける(写真はたるみすぎ)
↓
後ろ側は、このチャックのところにさっきのフックを引っ掛けて
↓
こうやって取り付ける。
悪戦苦闘のすえ、リアバック&タンクバックが無事装着完了。
これでGPXとK100RSとで装備の共用ができるようになりました。
それぞれで使うときに使い分ければいいだけですから、タンクバックのは付けっぱなしで問題なし(車体側フックはシート下へ)。
リアバックのはひもを外すだけ。
完成図。
やはりアルミタンク側には傷がつかないように透明シールを当たりそうな場所に貼ってあります。
ここまで来て「積載性はどうなの?」と思ってる方へ。リアバックは普通に使えます。タンクバックのは、中に地図と
カメラ2台と洗面道具などを入れた状態で九州へ行っても問題ありませんでした。
あとは見た目だけでしょう。これも九州へ行った際に高速のSAとかに止まっていても誰も気づかなかったようなので
いいんじゃないですか?だいたいBMWのタンクがアルミだって知ってる人がどのくらいいるのか?
手前味噌ですが、この方法で他のアルミタンク&樹脂タンク装備のバイクにも普通のタンクバックが付くんじゃないですか?
個人的にはせいぜい3泊くらいのツーリングしかできないので、このくらいの装備でいいんです。
もっと長期間の休みが取れる人はパニアケースでもいいし、もっといいやり方もあるでしょう。
まあ、こんなやり方もあるんだということで・・・・
なんにせよ、BMWだからといって同じ格好じゃおもしろくない。
ここまで書いておいて気づいたのが、もうツーリングシーズンが終わったんじゃないかという危惧。(現在2004年11月下旬)
ツーリングできないのにこんな情報を書いたってねぇ・・・・・。