05’GWツーリング
3泊4日で四国を一周して、おまけで神戸散策。





やってきましたGW。今年のツーリング先としては、去年のGWで行った九州へのリターンマッチかこのサイトを作ったときに
思いだした四国へのツーリングか迷っていたんですが、3月下旬に起こった九州北部での地震を考慮し九州はまた次回にして
四国へのツーリングで決定。
地震があったところへ遊びに行くのはちょっと気が引けるからねぇ。





四国へ行くなら、前回半周しかしてないので今回はなんとか一周したい。
カレンダーを見るとうまい具合に1日から5日まで休みが取れそうな並びなので、4泊5日でのコース取りを計画してみると・・・
あのTV番組で出たうどん屋へ行ったり、前回行った場所へもう一度行ってみたりしてみよう。
・・・・・四国だけで4泊5日はちょっと余り気味。
なので、他のテーマを考えてみると・・・・四国への通り道に明石がある。せっかくだからあそこで記念撮影をしてこよう。
・・・・・明石で写真撮影だけじゃまだ余り気味。
なので、他のテーマを考えてみると・・・・明石の隣りに神戸がある。
神戸といえば、あのゲームと同じ風景が見れるじゃないか!行くしかないでしょう!これで4泊5日を楽しんでこよう!!
と計画を立てたものの、5月1日に仕事が確定してしまったので3泊4日で行って来ました。
誰だ?GW中に仕事なんか入れたヤツは!?
(ここには他の人の休み等の考慮は入っていません)

           
GW前に撮ったGW写真ネタ用の写真 in 幕張
これと関係があるモノを向こうで撮ってきます。




5月2日 ツーリング初日
昨日は仕事をとにかく終わらせて今日からのツーリングを滞りなく進めるつもりだったのに、朝から雨が降ってる。なぜ?
予定なら早朝4時出発のつもりだったのが、結局雨が止んだのを確認した8時過ぎに出発するはめに。
まあ、初日の朝からレインスーツを着こんで行くよりは賢い選択だったけど、4時間の遅れはキビシイ。
なにせ今日は松山まで行くつもりだから。


9時間後、四国上陸。

夕方5時。予想した時間をかけて徳島県の鳴門ICに到着。もし予定どうりに出発してたら・・・・と悔やむが仕方ない。
まずはともかく高松へ向けて移動。そこにあるあのTV番組で出たうどん屋でうどんを食いたい!
そう、「水曜どうでしょう」に出たうどん屋の「うどん本陣山田家」に行ってそこのうどんが食いたかったんです。
当初の予定では昼ごろ到着するつもりだったんで、「山田家」のほかにもうどん屋をハシゴしてみたいと思ってたんですが、
そんな時間があるはずなく、とにかくこの店に行って・食べて・お土産買って・終わり。それで計画の大部分は良しとしよう。


そのうどん屋の看板。

この時点ですでに7時近く。今日の宿のある松山まではタップリ150km以上残ってる。
これも当初の予定では一般道をゆっくり楽しんで松山まで行く計画が、夜の高速を使うはめに。そうしないと着かない。
で、高速を使って松山まで行ったんですが、そしたらこの高速のペースが速いこと速いこと。1BOXだろうが4ドアセダンだろうが
1.5Lのファミリーカーだろうが、とにかくみんな暗い高速を150くらいで走ってる(150くらいで流れてる)。これが普通なの?
こっちはそのハイペースに合わせながらなんとか松山に到着。暗い高速を地元の車に合わせて走るのは大変でした。
夜9時に松山市内のホテルにようやく到着。ここでやっと計画に追いついた。





5月3日 ツーリング2日目


朝6時の道後温泉本館前にて。
こんな朝からもう並んでいる人々。

いつものごとく早朝出発。松山市内で何ヶ所か記念撮影を済ませてから、33号線を使って目指すは四国カルスト。
山口県の秋吉台のような石灰質の岩が乱立する高原を見てみたい。
5月とはいえ山のほうは寒いのか、向かってるうちにだんだんと朝霧がかかってきたけども、それもじきに晴れて四国カルストに
着いた頃はすっかり快晴。緩やかな起伏が続く高原がなんとなく「アルプス風」に見えて、気持ちのいい風景が広がる
ここでも記念撮影を済ませて次に目指すは四万十川。そしてその先の足摺岬へ行ってみよう。

     
四国カルストの姫鶴荘付近にて。ちょっとヨーロッパな雰囲気。


さて、四万十川目指して439号線を南下して行ったんですが、この道の大部分が車1台分の1車線という予想外の狭さ。
最初のうちは「かなりの山奥だから道が狭いのはしょうがない」と思ってたんですが、どこまで行っても狭いまま。途中で
2車線の良い道も出てきてもすぐまた狭い道に逆戻り。車格の大きいK100RSでこういう道をひたすら走るのは辛い。
オマケに途中に砂や落石の跡とか不意に出てくる対向車とか気の抜けない場面も続いてもう大変。
くやしいので途中の良い状況の時にはいつもより余計に気分良く走ってみてみました。

そんな中でも途中何度か止まって四万十川上流の風景を写真に撮ったりして四国を満喫していたんです。
特に、いつもより余計に気分良く走ってみた後なんかでは、風景の他にも溶けたタイヤの表面を見てそこも満喫したりして。
・・・・・・が、そこには見たくないものが。


この写真を撮った後でタイヤを見たら・・・



タイヤに何か刺さってるぅ!!
やらせじゃないですよ。本当なんですよ。

(松田優作氏のように)なんじゃこりゃぁ〜!!
そりゃ叫びたくもなりますよ。去年高速でパンクしてからこういうトラブルには合いたくないといつも以上に思ってましたから。
しかし、現実は目の前に冷たく横たわる。何が刺さってるのか?いつ刺さったのか?刺さってからどのくらい走ってしまったのか?
いろんなことを考えつつ今出来る最善の方法は何か、・・・・・・・触らずにとりあえずゆっくり走って様子を見よう。
こんな四国の山奥でイジって走れない状況になったらどうしようもないし、走れるなら走ってバイク屋で修理した方がいい。
知ってる方なら「BMWにはパンク修理キットが入ってるじゃないとお思いでしょうが、新車から10年以上使ってないモノが
しっかり使えるとは思えない(特に接着剤の類なんかは)。なので、見なかったことにして一路足摺岬へ。
途中でバイク屋があったらそこで修理してもらおうと決めて、これまでよりもゆっくりとしたペースで439号線→381号線→
441号線を走る。


そんななかでも観光は忘れずに。四万十川に架かる沈下橋。

後ろ周りに不安感を感じながら中村市街地を抜けて321号線へ。足摺岬まではあともう少し。

     
やっと着いた足摺岬とそこにある金剛福寺の入り口。

さすがにちょっと疲れたので少々休憩も兼ねてお土産探索と記念撮影の時間を割く。一日の行程のうちでここがちょうど
折り返し地点くらいのつもりなのですが、時間はかなり押し気味。だいたい2時ぐらい。
後は高知まで行けばいいのでそんなに急ぐ必要はないのですが、まだ昼食を食べてないのと早くバイク屋を見つけてタイヤを
診てもらう必要があったので心は焦り気味。なんとなく体力が回復したら、高知の宿を目指して出発。

56号線を使って高知まで行く間、市街地っぽい所でバイク屋を探してみるものの、それらしきところは一軒も見当たらず。
この場合の「バイク屋」ってのは「ラジアルタイヤのパンクぐらいは直してくれそうなバイク屋」を指すわけで、少なくとも
「自転車と原チャリしか置いてなさそうなお店」は却下。そして、56号線を走ってる間にそういう店を発見することも出来ず
(見落としたかもしれないしGW中で休みのところもあった)、水曜どうでしょうで紹介されたうどん屋の「いろり屋」も休業中
(入り口を塞ぐように看板が立てかけてあった)で昼食もお預け。 幸いにしてタイヤの方は空気が抜けている兆候はないので、
なるべく右コーナー方向へは負担をかけないようにして走っていき、空腹の方はコンビニで済ませて終わり。
さっさと高知入りして、体制を立て直そう。

・・・と高知に着いたものの市内でそういったバイク屋を発見することも出来ず、さらに夕食食べに行ったお店がハズレ。
不安感とやるせなさを抱えたまま2日目の夜が更けていくのであった。





5月4日 ツーリング3日目


朝6時。高知駅前よりスタート!

ツーリングも折り返し日を迎えましたが、本人はいたってやる気十分。本日も早朝より移動開始。
今日は何が何でも神戸まで行かなけりゃならない。けれども、途中のイベント地点がツーリング計画では一番多い日。
時間的余裕はそんなにない日なんです。
時間的余裕がないんですが、今日中にはリアタイヤのパンク(正しくは刺さってるのを取り除く)もどうにかしたい。
幸いにしてここから徳島までは過去に通った道なので、途中の風景はそれなりに楽しんで行きましょう。

高知市内から55号線でまずは室戸岬へ。休み中なのか早朝なのかわからないけど、車の台数も少ないし
そこを走ってる車の流れ方もまずまず速かったので、あっと言う間に室戸岬着。


早速記念撮影。

55号線沿いの記念撮影を終えたら、今度は室戸スカイラインの急坂を上って(5連ヘアピンと思ってたら3つだけだった)
岬の上にある最御崎寺と近くの灯台へ行って、思わず昔を懐かしむ。GPX400Rで来た時はあの坂道はもっと大変でした。
さらにもう少し奥の方へ行って、今回の四国ツーリングで一番来てみたかった場所・・・・室戸岬頂上の展望台へ。
ここは前回の四国ツーリングで一番印象の強かった場所で、たぶん「ツーリングっていいなぁ」
その後のツーリングへの情熱を掻き立てられた場所かもしれない。


 
その展望台からの眺め。写真ちょっとズレてますけど・・。
左は高知方面、右が徳島方面。
いかにも「岬の先っちょにいます」って感じがすごく良い。

これで四国での見たい行ってみたい場所はすべて終了。後は徳島へ行ってどっかでタイヤを診てもらうだけ。
さっきの急坂を今度は下って(海に飛び出して行きそうで怖い)、また55号線へ。快適な陽気の中を走って行く。



・・・・んですけど、このあたりから段々と疲れがボディブローの様に効いてきて、結構ツラい。
昨日の439号線の細い道を通ったときとかも感じたんです、・・・・・・K100RSって重い!
高速なんかでずっと走ってるのは良いんですが、山道みたいな細い&曲がり角ばっかな道ではその車格が災いして
扱うのがかなり大変。そうでなくても、昨日おとといとかなりのハイペースで走ってきて疲れてないわけじゃないし・・・・。
さらに、涼みたくてもそれすらかなわない。・・・Kシリーズの優れた防風性能のおかげで風に当たりたくても風が入ってこない
5月とはいえ四国の日差しは午前9時ごろから強烈になってきていて、乗ってるとかなり発汗してるのを感じます。
バイクはなんともなくても人間の方が先に疲れちゃ意味がない。

室戸岬からの55号線。じょじょに増えていく交通量、だんだん上がっていく外気温、そしてバイク自体からの熱。
そういったのに耐えながらやっと徳島市街地へ到着。時刻は11時。
ここで昼食食べて高速乗って四国とサヨナラしたいんですが、その前にバイク屋はどこだ!?
はやいとこタイヤを診てもらわないと安心して高速に乗れない。まして四万十川付近で何か刺さってるのを確認してからすでに
500km近く走ってるので、さすがにそろそろヤバくないかい?
徳島市街地の55号線を走りながらバイク屋を探してみる。しかし見つからない。とりあえず徳島駅前まで行って電話ボックスの
タウンページでバイク屋を探してみようかと作戦の変更を考えていたら、見つけましたレッドバ○ン
去年もお世話になってまた今年もお世話になるとは思いもしなかった。
とにかく止まって、店員さんに一通りの説明とタイヤの修理が出来るかどうか聞いてみたら・・・・・・「修理しましょう」との事。
店内にK100RSを入れて待つこと30分くらい。異物を引き抜き、無事に修理完了。
修理代も普通のパンク修理代で済んだし、安心して乗れるようになりました。ありがとうレットバ○ンさん。
※去年より好感度UPしたので、表記を変えました。


お土産代わりにもらってきた「タイヤに刺さってたモノ」
尖ってる方が刺さってたわけではなく、走ってるうちにこのように尖ったんです。

パンク修理も済んで、鳴門ICへ向かう途中でバイクにハイオク・人間に飯を満タンにしたら、いよいよ四国とお別れ。
本当にアッと言う間の四国でした。四国滞在時間・・・・約43時間。・・・・・次回はもう少しゆっくり回ろう。


鳴門IC入り口にて、これで本当に四国一周。



四国を去る感傷に浸る間もなく高速に乗って本州へ逆戻り。っていうか、ここから第2ステージ。
ここからはツーリングってよりも単純に寄り道。だって、行く先々で写真撮るだけだから。

まず目指すは明石市内のカワサキ工場。カワサキ信者としてはやっぱり一度は工場前で記念撮影ぐらいはしたいでしょう?
それに、来年はGPX20周年イベントがあるわけだし・・・・と思っていたんですが、
本当にここでやるのかどうかわからない?(やるんでしょ?)
よくZ1とかGPZ900Rとかは20周年・30周年とかやってるでしょうが、GPXに代表されるマイナー系バイクのイベントって
やるんだろうか?
そんな心配はさておき、行くしかないでしょう。せっかく明石の近くまで来てるんだし、カワサキ信者として記念撮影はしたい。
例え乗ってきたバイクがBMWであったとしても。
もっとも幕張にあるBMWジャパンではGPXで記念撮影してるから、カワサキ工場前ではK100RSで記念撮影したかった。
単純にへそ曲がりなだけかな。

瀬戸大橋を渡って垂水JCTから第二神明道路を使って玉津ICで下りる。175号線を走ってすぐのところにありました。
カワサキ工場(正しくはモーターサイクル事業部っていうんだろうか?)。多分あってる。脇にライディングスクールの建物あるし。
まあ、いいや。早速写真撮影。


バイクはBMWですが、これでもカワサキファンです。
今度はGPXで来まぁ〜す。

じゃ、次行きますか。
次の撮影地はここからすぐの明石公園。正確に言うなら「明石公園の近くの塀」と「公園内の弓道場」を撮影するんです。
Q:なんでこんなところを撮るのか?   A:PCゲームの背景に使われた場所だから。


少々説明を加えますと、PCゲームにFate/stay nightってゲームがあるんですが、その中で使われる背景画に
明石や神戸の街並みが使われていて、ファンとしてはその現物を見てみたい。・・・・それだけ。
このページの上にある幕張の右の写真、あれもゲームの中で使われた場所なんです。
過去のツーリングの目的地を振り返ると、アニメの風景が出てきた松本市や木崎湖、TV番組で使われた公園なんて
見てきましたが、今回もその延長線です。
「何やってるんだか?」とお思いの人もいるでしょうが、TVドラマで使われた場所や映画で出てきた風景を巡るのと同じ。
要は、ただ行って見たかった。それしか理由は無いし、それで十分理由になる。

明石公園前まで行ってバイクを止めて、撮影ポイントを確認。なるべく同じアングルで写るようにして撮影。
・・・・したんですが、どうやらあやふやな記憶だったようで帰って確認してみるとかなり見え方が違う。
まあ、しょうがない。また今度行けばいいさ。

     
説明すると
「主人公の家の塀」と「主人公の通う学校の弓道場」です。
いや、実際に同じ風景が見れると感動するなぁ。

さて、さくさく行きましょう。撮影場所の弓道場が公園の一番奥で、少々歩いたせいかちょっと疲れが足腰にキてますが、
まだ行きたい場所がある。国道2号線を東へ行ったポートアイランドへGO!。ここでもゲームで使われてる場所があるんです。

そうしたらこの国道が混んでること混んでること。マリンピア神戸っていうんでしょうか?そこへ行こうとする車の行列がずっーーと
続いていて、もううんざりするほどの混雑。それを過ぎたら今度は神戸・三宮市街地周辺の混雑がまたすごい。
いい天気による気温上昇、渋滞の車からの排出熱、そういった熱気が淀んでいる国道2号線、そんな中を走るK100RS。
何か使い方を間違ってる気がしてなりませんでしたが、無事にポートアイランドにある公園(橋のすぐ下にある公園)へ到着。
ちょっと水分補給をして体力を回復させてから、写真撮影開始。

     
これも作中で使われてる風景。
この写真も微妙にアングルが違うなぁ。

さて、まだ残ってるぞ。今度は北野にある異人館周辺へ。・・・・・行くんですが、その前にホテルへチェックイン。
来る途中で見てきた道路や駅周辺の混雑を考えると、いっそホテルから徒歩で行った方が自由に動ける。
そうと決まったら、行動は早い。ホテルから徒歩で北野へ歩いて行きました。・・・そうしたら想像以上に体力を消耗しました。
三宮駅から北野へ行くにつれてだんだんと上り坂。それも2次曲線的に行くにつれて坂道がきつくなっていく地形。
それでも気力で背景に使われてる場所まで行って記念撮影。

     
分からないと面白くないでしょうが、知っていて行った本人はすごく満足。

本当はあともう一ヶ所あったんですが、車の通行料が多くて写真のタイミングが取れない(車の無い状態で撮りたかった)ので、
明日の早朝に撮ることにして、今日はこれにて終了ぅ。
北野からの帰り道にあったジャマイカ料理店で食事をしてから、駅前のそごうでお土産を物色。
これでツーリング予定のほとんどを消化したことになります。いやぁ〜、疲れた。





5月5日 ツーリング最終日


朝一番に撮った写真。
ここもゲームで使われた場所なんですが、撮影ポイントが全く違ってた。

まあ、帰るだけなんで特に書くことはないんですが、・・・・・・何かあったかと言われたら、海老名SAでたちゴケました
幸い脇にはみ出た荷物と駐輪所にあった可倒式のポールのおかげで、カウルにちょっと傷がついたくらいで済みました。
交換したばかりのステップも無事。

この一番の原因ってのが、やっぱり人間が疲れすぎてること。特に熱さでやられたと思います。
去年のツーリングではそんなに疲れなかったし、去年と今年の違いといえば「天候」くらいですから、やはり熱さでしょう。
熱さでやられて体力が落ちて、結果バランスを崩したときに支えられない。
やはり日本とドイツの気候風土の違いがあるのか、5月の陽気でもK100RSは熱いです。ほんと大変なんです。
バイクはなんともなくても、人間の方が先に疲れるようじゃしょうがない。





今年の夏は涼しいところへ行くことに決めました。