06’北海道ツーリング
今度はちゃんと「北海道横断」してきました。






毎年恒例行事となってる北海道ツーリング。
ちょうどGPXの20周年イベントが終わった頃ですか。今年のツーリング内容をどうするか?ってのを考えていたんですが、
あっさりと「今年のテーマ」が確定しました。
今年は北海道を横断しよう。

去年、お土産目当てで小樽に行って、その後サロマ湖へ行きましたが、内容はともかく場所的にはちょっと中途半端でした。
まして「何となく北海道横断」なんて思っていたものですから、自分の中では不完全燃焼的な違和感があったんです。
そこで思いついたのが、「今度はちゃんと横断してみないか?」という計画でした。




そんな訳で、北海道を横断するツーリングにすることを決めて地図でコース取りを考えようとしたときに、ふと気付いたのが
「北海道の最西端ってどこ?」
最北端なら宗谷岬。最東端なら納沙布岬。良く知られていますが、北海道で最西端とか最南端ってどこなんでしょう?
早速、北海道の最西端の場所を地図で調べてみたら・・・・


手元にあった観光ガイドより。




どうやら北海道の最西端ってのは、この尾花岬って所らしい。しかし、地図で見る限りでは道(舗装されてる道)が無さそう。
なので、その付近でバイクで行けそうなところを探すと、その南北にそれぞれ帆越岬と水垂岬ってのがあって、
比べると帆越岬の方が西に出っ張ってる。
ということで、最西端の場所を帆越岬に決めて、ここから最東端の納沙布岬へ向かう北海道横断コースをいろいろと考えながら
8月の休みを待っていました。




8月12日
休日前日、お盆休み前なんで仕事も少なく、『半ドン』で仕事も終わり。
関東では午後から雨が降ってましたが、仕事から帰ってきて準備が整った頃には雨が上がり、路面もそこそこ乾いてきたんで、
予定どうりに夕方出発。
今年も去年と同じく13日から16日まで休みをGET出来たんで、ツーリング期間も去年と同じく前日出発して「北海道滞在時間」を
稼ぐための強行スケジュールツーリングを決行。予定どうりに高速を走れれば、13日の朝には北海道入りできるはず。
で、予定どうりに深夜の青森フェリー乗り場に到着。去年の東北道雨天決行走行に比べたらかなり楽チンな走行でした。
それから数時間、早朝出発の函館行きフェリーを待って、乗船。その船の中でトラックの運転手さんに
「この時期は空いてるから、こっち(トラックドライバー用の寝台室)に来れば?」と勧められて、そっちで寝させてもらいました。
それまでの2等客室の雑魚寝状態から比べると雲泥の差の寝心地でしたが、数時間後の北海道上陸を思うと
ワクワクして眠れなかった。


はぁ〜るばる来たぜェ、はぁこぉだてェ〜!
(Song By ラムエアダクトのような鼻の穴をしてる演歌歌手)

8月13日
朝8時半。北海道上陸ゥ〜。ちょっと曇り気味だけど、まずまずのスタートでしょう。
まずは北海道の西の果てを目指して、227号線を江差方面へ。そうしたら、地元の車と何となく追いかけっこ状態になり
「かなり早く進めるかな?」と思ってニヤニヤしてたんですが、そんなのもつかの間、別の地元の車に追いついて一気に減速。
それもかなり遅めの車につかまってしまい、さっきまでのハイテンションがウソみたいなローテンションに。
北海道の車って、早い車と遅い車の速度差が激しすぎて、その速度に合わせるのが非常にツライんです。ずぅ〜っと遅い車なら
諦めもつくんですが、早い車(丁度良い相手の車)の後に(丁度良い相手の車の前に)そういうのが来るとかなりイライラします。

そんなこんながありながら、227号線から229号線へ進路変更して、日本海を左手に見ながら北へ。
このまま進めば北海道最西端のせたな町(旧大成町)の帆越岬へ行けるはず。
しかし、相変わらず遅い車が自然渋滞の先頭を走ってるので、暇つぶしに海岸沿いの風景を観察してみると・・・・・・・
北海道での海水浴は、「海水浴=バーベキュー大会」らしい?
やっぱり夏の海とは言え、北海道の海は泳げるほど快適な水温ではないらしい。泳いでる人を見かけても、潮溜まりのような
場所でしか泳いでない。だいたいの人々が海沿いにコンロを構えて、海を見ながらのバーベキューを楽しんでいるようでした。
これも日本の夏の風景か。

かなりのローペースな進行速度で229号線を北上して、途中740号線へ。
この先に地図上で行ける北海道最西端の帆越岬が・・・・・・

     
ここみたい?




地図(ツーリングマップル)では普通の道らしいんですが、他の地図で見るとトンネルが記載されてまして、このトンネル内で
一番西側を通るみたいです。トンネルが右にカーブしてて、その途中が最西端ってわけ。
よく見ればさらに左側に道みたいなのもあったんですが、がけ崩れか何かで通行止めになってました。
ということで、ここを最西端ってことで写真を撮って、最西端を制覇。

ここで時間を見てみると、11時すぎ。今日の宿を予約してるのが、富良野。
ここまで掛かった距離と時間、さらにここから走る距離と時間を考えてみると、あまりにも時間的余裕が無さすぎ。
出来れば陽のあるうちに富良野入りしたいんだけど出来るだろうか?
悩んでるヒマがあったらさっさと走り出した方が良いってわけで、せっかく来た最西端ポイントを後にして移動開始。
もと来た道を戻って277号線に入り5号線へ。それから5号線で伊達まで行ってそこからは支笏湖→千歳→夕張→日高→富良野と
行くようにしてひたすら走りました。
頑張った甲斐あって夕方5時過ぎに日高を越えて、あともう少しで富良野に着くところでパラパラと雨が・・・・。
まあ、大した降り方ではなかったんで、BMWの防風性能に物言わせてひたすら前進。少々の雨くらいなら、全然平気。
そんな折、向こうから来る車にパッシングされて「ネズミ捕りがある・要注意」と教えられたんですが、・・・・・・・いつまでたっても
それらしいのに出くわさない?
距離的には結構進んでるはずなのにそれっぽいのは発見しないし、そのパッシングされた車以外にパッシングで教えてくれる
車も無いし、「イタズラされたか?」と思っていたら・・・・・・・・・やられた。



ふと見ると、右側にパトカーが止まってて、すでに回転灯が回ってる。そしたら、自分めがけて走ってくる。
「あぁ〜ぁ。」と諦めてさっさと停車。か微妙な速度でしたんで(50のところを80くらい)どっちかなぁ〜と思ってたら
青だったんで、一安心。赤じゃなくてよかった
おまわりさんの「スピード出しすぎだね。最近事故も多いからウンヌンカンヌン・・・・・」なんて言葉は馬耳東風。
頭の中では

函館までのフェリー代、4270円
富良野でもらった青切符、12000円
北海道を走る喜び、プライスレス。




なんてCMのパロディが思いついて、1人ほくそえんでました。
「・・・・・・ナンダカンダじゃあ気をつけて走ってくださいね」なんて言葉もそこそこに、メッシュジャケットの内ポケットにもらったヤツを
押し込んで、富良野に向けて再発進。
まあ、こんなこともありましたが、無事に6時すぎに富良野に到着。なんとか明るいうちにホテルに着いた。
一応富良野は「北海道のへそ」って触れ込みになってるんで、今日一日で北海道を半分走った計算・・・・・・になるのかな?


富良野でもらったヤツの拡大写真。
まあ、「旅の恥は掻き捨て」と申しますので、気にせず行きましょう。





ホテルに行くまえに「北海道の中心」を通っておきました。




ホテルに着いてから、食事とお土産探しに富良野の駅前商店街をウロウロとしてみたんですが、なんか閑散してる。
駅前の中心地(だと思う)なのに、7時すぎにはあたりは真っ暗。人気もないし、本当に観光地なの?
もしかしたら、幹線道路沿いの方がメインなのか?



その後、ホテルの女将さんと話す機会がありました。その女将さんは函館出身で、若い頃バイクで北海道内を走っていたそうです。
そして、何度かこの地に来てるうちに縁あってここ(ホテル)に嫁いだらしいんです。
その女将さんに「ここ(富良野)が気に入って、嫁いだんですか?」と聞いてみたら、
「気に入ったんだけどね、こんなに田舎だとは思わなかった。」だって。
・・・・・やはり、外から見る観光地のイメージと中に住んでる人の現実とは同じじゃないんだなぁ。





朝5時の富良野駅前にて。

8月14日
言わずもがな、また早朝出発。先は長いぞ。
本日の目的地は、北海道最東端の納沙布岬。そして宿が釧路。地図で見る限りでは、昨日よりも長そうなルート設定。
オマケに、昨日はほとんど北海道を楽しむことなくひたすら走っただけなんで、出来れば今日は北海道を楽しむように走りたい。
・・・・・・というわけで、いろいろと頑張って走っていきましょう。

曇った空のせいか薄暗い富良野を後にして、38号線を帯広方面へ。
やはり交通量の少ない時間帯なのか、快調なペースで狩野峠を征服。そしたら、いきなりの晴天。
峠を境にして手前と向こう側でこんなに天気が違うなんて。・・・・・・・・・そういや前回ここを越したときもそうだったっけ。
なんにせよ、天気が良いと気分もより良い気分になるってもんです。


確か士幌あたりでの写真。
長閑に熱気球が飛んでます。平和だねぇ。




狩野峠を下ったら、38号線から75号線→133号線→274号線→241号線と繋いで阿寒湖方面へ。
この間のルートがかなり「快適度数」が高いルートで、過去の北海道ツーリングの中でもかなり上位にランクされるであろう
ルートでした。
特に足寄から阿寒湖畔までの241号線は、朝方それなりに気温も上がって丁度良い気温になったことに加えて、
まだ車とかが動き出さない時間だったせいか交通量もほとんどナシ。そういった条件の中を気持ちの良いアップダウン&左右の
カーブが続く道を快適な速度で走る楽しさって言ったら・・・・・・・・。北海道っていいなぁ。





第一チェックポイント・阿寒湖にて。




     
左・湖畔の駐車場より。本当に良い天気で走っててすごく快適でした。
右・湖畔の建物の入り口にあった注意書き。こういったもので地元でのキツネの立場がわかります。




頑張った走り方で無事に阿寒湖に到着。
早速写真撮影とお土産屋での買い物をして、さっさと移動開始。時間的には余裕があるんですが、気分的には余裕無し。
「早く走りたい、もっと北海道を走りたい」気分が先行してます。
次に目指すは、前回まともに見えなかった摩周湖へ。


摩周湖の前に、ペンゲトーの展望台で著者近影。




阿寒湖から241号線で東へ移動。弟子屈町から長い坂道を登ったら、そこはキレイな摩周湖。


第二チェックポイント・「霧の摩周湖」ならぬ「快晴の摩周湖」




前回上がるにつれて霧がかかってくれたときとは違い、今回下から上まできれいな晴天のなかで見れましたよ、摩周湖。
いやぁ〜。ほんとに来てよかった。
気持ち悪いくらいに快晴の天気で摩周湖の姿だけでなく、展望台から見える風景もこれまた見事。
最高の景色でした。

     
本当に気味が悪いほど天気が良くて、気味が悪いほど魅力的に見えました。




段々と気分が高揚して行く中、さくさく行きますよぅ。レッツゴー、開陽台。

弟子屈町から243号線→885号線→150号線→北19号線を繋いだら、そこが開陽台。ほんとアッと言う間だね。
こういうところを走ってると、距離感が麻痺してくるから怖い。


第三チェックポイント・開陽台。
いかにも「夏の北海道」って風景。




     
左・北海道で一番有名な直線道路の風景を一枚。
右・それを反対から見てみました。うーん、イマイチ。




開陽台での証拠写真を撮ったんで、そろそろ納沙布岬を目指そうか。・・・・の前に、中標津町へちょっと寄り道。
「中標津に何か名所みたいなのあったっけ?」とか「何にもないでしょ、中標津って」とか、
思った皆さん。正解です。

しかし、個人的にはどうしても外せないトコロがこの町にはあるんです。
その名を「アニメック」と言う。まあ、平たく言えば「アニメ関連商品を売る店」ですね。

そもそものきっかけは、数年前に手に入れたバイク系の同人誌にその店の写真が載っていて、ものすごく怪しげな雰囲気に
「北海道へ行ってみたら、いつかは行ってみたい場所」の一つとして密かに狙っていました。
今回ちょうど良い機会なので、ちょっと寄ってみました。でも、場所が分からない。
その同人誌には写真が一枚写ってるだけで、住所も載ってなかったし。ヒントは「中標津町にある」ってだけだったんです。
それでも、行ける自信があったんで、実際行ってみました。

中標津町に入ったら近くのコンビニに寄って、飲み物買うついでにタウンページを見せてもらってアニメックの住所と電話番号を
すばやく記憶(名前が載ってるから、まだお店が存在するわけだ)。その後は、信号ごとにある「住所表示」を頼りにしていけば、
あっけなく到着。
中標津町も北海道の町らしく住所表示が「北○条・西○条」とかの碁盤目区画なので、以外に住所を見つけるのは簡単でした。


謎のアニメショップ・アニメックに到着。




とりあえず写真を撮り終えたら、中に入ろうか。・・・・・・・・・開いてない?
中の電気はついてるんですが、入り口に鍵がかかってるようで入店不可。ちょうど昼ごろだったんで、飯でも食いに行っちゃったか?
このまま待っててもしょうがないんで、アニメックを後にして移動開始。またいつか来ればいいさ。

※中には、すっかり色あせてしまった「レイアース」関連商品が陳列してあり、奥の壁には某宗教のアニメ「太陽の法」
ポスターが貼ってありました。この中だけタイムスリップしてるな。




さて、そろそろメインの納沙布岬でも目指そうか。・・・・・の前に、まだ時間があったので野付崎へ行ってみよう。
中標津から272号で東に。海に出たら、ひたすら左に海がくるように走り、行き止まったらそこが野付崎の駐車場。
「さて、もう一回トドワラでも見てこようかね」と思っていたら、案内板の文章に目が留まり、

「ここからトドワラまで徒歩30分。トドワラ歩道路・一周20分」

なんて書いてある。つまり、行って30分、見学して20分、帰ってきて30分。合計時間だいたい1時間半の計算。
さすがにそんな時間的余裕は無いので、駐車場から写真を撮っておわり。さて、ぼちぼち本日の「メインイベント」を目指すか。


野付崎での一枚。多分矢印の下あたりがトドワラ。




駐車場から244号線に戻って、そのまま厚床町へ。44号線の信号を左折してをそのまま行けば根室。そしてその先が納沙布岬。
根室から納沙布岬までの道のりを進むにつれて、「本当に北海道を横断したんだな・・・・」とそれなりの達成感がある一方で、
「以外にあっけなく終わったなぁ」と期待外れ感も感じたりして。


無事に北海道を横断しました。
・・・・・さて、この後のモチベーション維持をどうしようか?




この時点で、だいたい2時半くらい。後は宿を取ってある釧路に行ってちょっと買い物したらオシマイ。
気分的には「目的完了」なんで、そんなに気張らずにダラダラと44号線で釧路まで車の流れに身を任せるように・・・・・・・。




走ったら、5時過ぎに釧路到着。ほぼ予定どうりに一日が終了。予定どうりに事が進むってのは、なかなか気分が良いモンです。
釧路市街に入って宿に行く前に、丸井今井釧路店で北海道名産の「どうでしょう」グッズを手に入れよう!。
『ここで買えれば、最終日の明日にわざわざ札幌とかまで行くことが無くなるし、その分他のところを回れる時間も作れるから。』
『でも、盆休みの頃に行って売り切れてたりしてたらどうしよう』とか、いろいろ妄想しながら行ってみたら、


売り切れどころか、お店が無くなりそうでした。




中に入ってグッズの売り場を探してそれなりに欲しい商品を買えたんですが、やはり品薄状態でちょっと物足りない。
仕方ないんで、明日の最終日に時間が有れば、札幌行って探してこよう。




で、この後釧路で有名な和商市場で買い物して一日を締めくくろうとしたら、こっちもオシマイ。
あそこって、6時で市場全体が終わりなんですね。うっかりしてました。
行ってみたら、ほとんどの店が売り終わった状態で、目ぼしいモノが皆無。何にも売ってない。
それでも、いくらかの海産物を買って→宅急便で送ることは出来たんで、一安心。ほんとに欲しいのは買えなかったけど。
やっぱり明日札幌寄ってどうでしょうグッズ買うついでに、どっかのデパ地下で海産物を探すしかないな。




そんな最中に、和商市場のオバちゃんが声をかけてくる。
「お兄さん!勝手丼食べてかない?」
オバちゃん。何にも残ってない市場で何を食えって言うの?
しかも、もう店じまいの時間だし!




と言いかけたんですが、大人なんでグッとガマンしました。
そんな釧路での晩御飯は、カツ丼とそばのセットメニューでした。




8月15日
とりあえず起きたけど、なんかやる気ナシ。
オマケに朝からあまり良い天気じゃないんで、より一層やる気が削がれます。
それでも、今日の夕方(正確には夜9時ごろ)までには室蘭まで行かないといけないんで、出発。
今んところの目的地としては、夕張。一日目に寄って行きたかったんですが、時間が無かったんで今日にずれました。
正確に言えば「今から道東で寄れる場所なんて無い」んで、素直に38号線で西へ向かいます。


15日朝5時半頃の釧路の天気
『濃霧、若しくは霧雨。たまに小雨』




天気が悪いんで「レインコートでも着こんでいこうか」とも思ったんですが、大したことも無さそう(霧雨だったし)なので
レインコート無しで行ってみようかと。
まあ、これはバイクがK100RSだったからで、もしGPXだったら「濡れるのがイヤだから着てこう」となっていたでしょう。
完全な雨模様だったらまた話は別ですが、これくらいならいつもの格好でOK。
(霧雨くらいなら、K100RSで『頑張った』走り方が出来れば問題なし)。
実際、霧雨の釧路を出発して雨の止んだ豊頃町までは、メットとか肩口あたりが濡れましたがそれ以外の部分は靴もジーパン
濡れずに快適な状態で行けました。さすがツーリングバイクの王道を行くバイクだけのことはある。

その豊頃あたりまで来たら、路面も乾きはじめて濡れた路面を気にせずに走れるようになったんで良かった。
しかし、何か物足りない感じが払拭出来ない。それに「このまま帯広行っても街中は信号が多いし(北海道の基準で)、
時間も早いし(推定通過時間8時ごろ)、特別寄るところなんて無いからどうしよう」って思ったんで、気分転換も兼ねて
38号線から外れて62号線→55号線って繋いで走ってみました。・・・・・・うーん単調。
風景はそれなりに楽しめましたが、ほとんどが直線で構成されてる畑の中を走るのは・・・・・・・・飽きました。
曇り空ではなくて快晴の下を走れれば、また別だったかもしれない。




55号線から38号線に戻って途中で給油。で、また走り出す。
特に急ぎでは無いんですが、夕張まではかなり近づいたし夕張の後の予定の余裕も欲しいんで、時間を稼ぐつもりで一気に
日高峠越えをしようと頑張ったところ・・・・・・・いきなりの濃霧。
これは「ちょっとは休め」って言う天の声か?


日高峠の展望台駐車場にて。
急ぎたかったですが、あわてる必要はなかったんで一休み

濃霧の日高峠を越えたら、そこは夏の陽気でした。
越えたら普通に晴れてて、全然問題ない陽気でやんの。これなら急いで越えてもよかった。




普通に晴れたなかを普通に走ってると、普通に熱いんだな(暑いんだな)Kって。
あぁ、これからまた熱い(暑い)なかを札幌市街地まで行くんだよなぁ。まあ、一年に一回しかこない場所だから、いいか。
・・・・とか考えつつ、夕張の「幸福の黄色いハンカチ広場」に到着。せっかくなんで、K100RSで近くまで乗り込んで写真を
撮ってやろうかと狙ってたんですが、ちょっと他の観光客が多かったんで止めました。ヒンシュクを買いそうだったんで。
まあ、ここもネタがらみで来てみたんで、そんなに思い入れはナシ。写真を撮ったら、すぐ移動です。

     
出来れば同じ「黄色い」モノ同士で写真の中にK100を入れたかった。

さて、次は札幌。駅近くの丸井今井札幌店に行って、どうでしょうグッズ買って、海産物買っていこう。
もうこのころから「北海道ツーリング」から「ただの買い物」に目的が変わってきてました。
もう最終日の昼近くの時間だし、道路は車が多くて流れが遅くなってるし、見える風景は千葉のそれと大差はないし、
昨日のツーリングコースの様子と比べるまでもなく退屈。いいや、さっさと用事を済ませて移動しちゃおう。

札幌でやったこと。
@どうでしょうグッズの購入。 Aタラバガニとホッケの購入。 BHTBテレビ局での記念撮影。以上。
費やした時間のわりには、期待した結果・収穫を得ることが出来なかったんで、早々に札幌を後にしました。
今年の札幌の思い出といえば、「今年も札幌は熱かった(暑かった)」


札幌での恒例行事です。

この札幌での用事が済んだのがだいたい1時半ごろ。で、最終目的地の室蘭までは「大した距離じゃない(北海道基準で)」。
あと半日くらいでフェリー乗り場に行けばいいんで、時間的余裕はある。でも、最終日の気分もあってか気分が乗らない。
もう『消化試合』ペースで淡々と札幌から453号線で支笏湖方面へ。前回、札幌から36号線コースで室蘭へ行ったときの反省を
元にこの453号線を使ってみたんですが、意味ナシ。453号線も混んでてあまり楽しいコースではありませんでした。
さらに、支笏湖に近づくにつれて霧雨みたいのが降ったり止んだり。
北海道では遭遇したくなかったダルい渋滞の中を中途半端に濡れながらの走行は、かなりの苦行に思えてなりませんでした。
そういった最中でも何とか楽しみを見つけようと思い、寄ったのが、


支笏湖畔の苔の洞門。

・・・・・・・・えー、寄っただけです。大したことありませんでした。
※洞門の中が崩れかけてるとかで、洞門を覗くだけしかできませんでした。


「危ないので、展望台みたいな台から見るだけ」です。




時間つぶしもままならないので、さっさと移動。その途中にあった大滝の道の駅で、忘れてた昼食も兼ねてゆっくり休みました。
で、最後は453号線で伊達まで出てから37号線で室蘭入り。これにて北海道ツーリングも一応終了ってことです。
室蘭に入るころからまた曇ってきて、フェリー乗り場に着いたころから満遍なく霧雨が降る天気になってしまったんですが、
こっちとしては「もう終わりだし、まあいいか」って感じで感傷に浸ることも無く、フェリー出港までの5時間近くをどうやって
時間つぶしするかに頭を悩ませていました。
室蘭発のフェリーの出港が11時半。それが明日の朝6時半ごろ着くはず。それから東北道をひたすら南下すれば千葉県です。




室蘭での霧雨が影響しなかったのか、朝から快晴な青森港。でもちょっと湿気が多い。やっぱりここは本州なのね。
そこから高速でひたすら走るんですが、仙台付近からまた霧雨が。しかし、北海道での経験から「大したことはなかろう」と
途中レインコートを着る為の小休止もせずに走ってみました。これがアタリ。近くのSAとかに着く前に止んでしまうんで、
霧雨など全く問題にならない。
ヘタにトイレ休憩&給油なんかでSAに入って霧雨なんかに降られたときの方が「雨が止むまで休んでしまおう」と考えるんで、
多くの時間が必要でした。

とはいえ、順調に走れて夕方には自宅に到着。
久々にレインコートを使わなかった(使うほどの雨に降られなかった)ツーリングをしたなぁ。あれって後の洗濯が面倒なんだよぅ。
持っていっても使わないことに越したことはない。




来年のツーリングでは縦断に挑戦するか?