12’北海道ツーリング
道南ってどうなん?+α
今年の北海道ツーリング。計画当初からつまずきました。
ツーリング日程(=盆休み期間)が12日〜16日と確保出来たんで、当然「行きのフェリーは12日・帰りのは15日」くらいで
計画したかったのが、12日のフェリー予約が全くと言っていいほど空きが無い。
やっとのことで13日12時からの高速フェリーの予約が取れたんです。が、やっぱり12日のフェリーに乗りたい。
結局、ツーリング直前くらいまで予約サイトを入念にチェックしても12日分に空きが出ないので、フェリーの予約変更は諦めて、
13日のフェリー出発まで青森県内で時間を潰して、それから北海道へ行く計画に。
ちなみに、帰りのフェリーはナゼか苫小牧→八戸・15日の23時55分発の2等寝台なんてある種の『プラチナチケット』が取れた。
つまり、今回の北海道ツーリングは、道内実質2日間(13日の午後3時ごろ→15日の夕方ごろまでが有効時間)しか居れない。
この2日じゃ道北&道東までのプランが成り立ちにくく、仕方なく道南地域限定でのツーリングプランを立案。
せっかくだから過去のツーリングでもなかなかメイン地域に成り得なかった道南地域と、こんなときでないと行かないであろう
青森県の情報を集めていきました。
でも、『青森ツーリング』で用意したモノは、2009年度版のツーリングマップルだけ。
他には要らないでしょ。
8月12日、ツーリング初日。
何となく気分がイマイチな朝。その理由は「今日の行き先が青森」ってだけじゃない。
実は、約1週間前から夏カゼをこじらせたみたいで、38度くらいの微熱&偏頭痛&のどの痛み&鼻水ダラダラという
過去最高に最悪なコンディションになってしまいました。
こんな状態にもかかわらず、「家でゴロゴロしてる方が体に悪そう」だという理由で朝方5時に強行出発。
体調のせいか、カゼ薬のせいか、何となくぼんやりした感覚で常磐道→東北道って進んで、勢いに任せて北へ向かう。
やはり、夏の日差しが強い8月の高速走行は、K100RSでは大変です。「走行ペースは維持しやすいけど、体力が持たない」
暑い中を熱いバイクで走るのは、快適はコトではありません。
ま、それでも、フェリーの出港時間を気にしないで走行ペースを組み立てられるので、例年以上に休憩を多め&長めに取って、
ゆっくり・・・・・と進んでるつもりで・・・・・走っていきました。
今日の目的地は、青森のむつ市。今日はそこまで行って、一泊。で、明日、大間崎を回って青森港へ行くつもり。
・・・・・そのくらいしか無いんだよね、あの辺でネタになりそうな場所って。
そのむつ市に行くのに、「八戸道の一戸くらいで下りて、国号4号線→279号線をダラダラむつ市まで行こうか?」と
ざっくりとした感じで決めてあるだけ。体調が悪いのもあるけど、・・・・・・・道中に何も無いんで、まっすぐむつ市へ向かいます。
その八戸道の手前、それこそ分岐手前の畑PAの直前でいきなりの集中豪雨が降ってきた。
それまで全然晴れていたのに、急に路面が濡れてきて、軽いパニック状態。そして、「こりゃマズい」と畑PAに緊急避難。
本当にちょうどいいタイミングでPAがあって良かった。
で、そのPAで雨宿りをしてる間、ケータイで雨雲の様子をチェックしてみると、ちょうどこの八戸道の分岐辺りで
小さい雨雲が発生してゲリラ豪雨のような雨を降らせてるみたい。
そんなことをしてるうちに、雨の勢いが弱くなってきた。・・・・・・・・大丈夫?もうちょっと様子みようか?
しっかりと雨が上がって、走ってる車が路面の水を多少なりとも蒸発させた頃合を見計らって再出発。
一戸までもう少しだし、何とかなるだろうと出発したら・・・・・・・・、今度は浄法寺ICの辺りで再豪雨。それもさっきよりも激しい雨。
仕方なく路肩に停めてレインスーツを着込む。用心してさっき上だけでも着ておけばよかったな。
・・・・・・・と反省しても、時すでに遅く。かなり全身ウエットな状態になってました。
結局その雨は、予定していた一戸辺りも降っていて、そこで降りるのは止めてその先の折爪SAまで行って作戦の建て直し。
どこをどうやって進もうか?
その折爪SAにて。
レインスーツを使っていても、この場所の路面は全く濡れてはいない。
そのくらいの小さい集中豪雨でした。
このSAのころには雨雲のようなものも見当たらなくなったんで、とりあえずは一安心。
時間的にもまだ余裕(このSAで午後2時すぎ)もあったんで、ぼちぼち下道に下りて一般道でむつ市を目指そうか。
と言うわけで、
次の軽米ICで下りて、
340号→33号→4号線と繋いで、ひたすら北へ。特に目新しいモノも無く、関東の辺りと見栄えが変わらない風景の中を走って
野辺地まで。新しいと思われるバイパスが出来ていてスムーズに進めたけども、取り立てて感動も無く、淡々と進む。
で、野辺地から279号線でむつ半島の奥のほうへ。
信号も少なくて多少の雄大さもありながら、それ以上に単調さが目立つ279号線。元気の無い車列に合わせて流しながら
ネタを探しに立ち寄りました・・・・・・、
横浜へ。
こんな感じの横浜ですけどね。
ついでにむつの横浜駅にも立ち寄った。
勘違いをしようにも勘違いなど出来ない名称の名産物。
・・・・・・多分、今日一番の盛り上がりの場所だな。
気になった場所を押さえることが出来たんで、あとはまっすぐむつ市のホテルへ向かおう。他には用は無い。
で、当日6時前にむつ市内のホテルに到着。お土産詮索などせずに、食べて寝ます。
だって、何にも無いんだもん。
8月13日
ナゼまだ青森に居るのだ?今年のツーリングの『+α』の部分はまだ続きます。
とりあえず早起きして、天気予報をチェック・・・・・・今日は雨か。昼ごろから夕方にかけて雨マークがついてる。
ここまで来たんだから大間崎で記念撮影して、早めに青森フェリー港に行こう。で、雨を何とかして避けよう。
今日も朝から具合が悪い。風邪薬を飲んでいても、全然症状が改善しません。なんてこったい!
意外と寒い朝になったんで、昨日出番があったレインスーツ(上側)を着込んで、大間崎に向かって出発。
この格好なら途中で少しくらい雨が降り出しても大丈夫だろう。
天気が良ければ直進しても良かったけど、天気が悪いんで諦めます。
この交差点を右折して、大畑方面へ。
昨日も走った279号線を捕まえて、そのまま走っていけば大間崎。しかし、天気が悪い。
予報では昼ごろから雨とか言ってたのに、もう小雨混じりの天候で路面が軽く湿り気があるようになってました。
何だよう、天気予報と違うじゃん!
さっさと大間崎まで行って写真を撮って、さっさとフェリー乗り場で時間を潰していよう。
追い越し車線のところでは遠慮なく追い越しさせてもらい、少しづつ雨量が増えてきているような279号線をひた走る。
途中で白のK100RS(か、1100RS)とすれ違った気もしますが、あまり覚えていません。
それよかどんどん酷くなる雨が気になってしょうがなかった。
大間崎に着くころには、すっかり雨模様。ま、ギリギリでレインスーツ(下側)を履くガマンの限界を超える前に到着して良かった。
せっかく到着しても、雨で周囲の風景は全くダメ。
一応、本州最北端だよねぇ?
朝早いせいか、非常に地味な風景。
さて、撮るモン撮ったし、さっさとUターン。レインスーツ(下側)を履きなおして、来た道を戻ります。
途中省略して・・・・・
むつ市まで戻って来た時の写真。
モーニングコーヒーならぬ、モーニングリゲイン。
そのくらい体調が悪かった。
で、むつ市→野辺地→青森港って進んで行ったんですが、雨が降ったり止んだりの繰り返し。
そのたびに着たり脱いだり。・・・・・・着たままだと蒸し暑いし、着ないと雨で濡れる(→体調悪化)し、調整が大変でした。
しかし、野辺地からはもうひたすら雨。かなり強めの雨になったんで、ここでやっと諦めがつきました。
後は♪Riding In The Rainってなもんで、K100RSの動きの邪魔にならないように操作しながら青森まで。
変に操縦しようとするとコケそうだ。
すっかりびしょ濡れになって2時間くらい走った午前10時ごろに青森フェリー港に到着。
これでやっと北海道へ上陸出来る。
雨の青森フェリー港
ここに到着する前、近くのドラッグストアで新しい風邪薬を購入。
持ってきたヤツが全然効かないんで、『一番強力なヤツ』を買いました。
それくらい酷い風邪の状態で走ってます。
で、待つこと約2時間。ようやく高速フェリーに乗船。
今まで既存の普通フェリーだったから、今回初の高速船乗船なのですが、・・・・・・・・・・・・次回からは遠慮したいな。
あらかじめ決まった座席(例えるなら、グリーン車や飛行機のような座席の並びのようです)で、それが狭いんだ。
普通のフェリーのように雑魚寝やくつろいだ格好で居られたほうが快適でした。
まして、体調悪くてゆっくりしたい時だったんで、尚更そう思いました。
ついでに、高速船といっても普通のと1時間くらいしか違わないんで(高速船で2時間45分、普通ので4時間くらい?)、
その1時間強のために狭い座席に押し込められるのならば、普通の方がいいです。
次回は普通のフェリーの予約が取れればいいなぁ〜。
ぼんやりした頭でウトウトしていたら、無事に函館港に到着。こっちの雨は上がってた。けど、しっかり路面はウェット。
まだ3時ごろなので、『天気が良ければ、函館付近を散策』したかったんですが、天気&路面状態は芳しくないし、
体調を整えたいのもあったんで、港から函館市内のホテルまで直行。
青森で買った風邪薬を飲んで、さっさと寝ます。
その函館での晩御飯。
函館には何度も来ていましたが、
ラッキーピエロは未経験だったんで、行ってみた。
感想・・・・・・風邪のときに食べるモノではないのかも知れない。
そのラッキーピエロに行く前にネタ用に押さえた月光仮面の像。
押さえたのはよかったけど、元々の月光仮面を良く知らないんで、似てるか似てないかは
判断できません。
8月14日、北海道ツーリング実質スタートの日。
天気は回復して青空になっているのに、体調は全然回復せず。薬は効いていると思われても、風邪の方が勝ってます。
恒例の駅前で一枚。
朝の5時過ぎの函館駅前にて。
いつものように早起きして駅前の朝市でお土産でも仕入れようかと思っていたんですが、さすがに朝の5時は早すぎた。
やっぱり6時ごろじゃないと全部はオープンしないのでしょう。
そこで、時間つぶしも兼ねて、『北海道⇔本州最短部分』に行ってみようかと思います。
くれぐれも『北海道⇔本州最短部分』であって、『北海道最南端』に行くのではありません。
簡単に言ってしまえば、青森・大間崎の反対側・・・・・・・って言うのか。まあ、そうしよう。
函館駅前から278号線で道なりに30分くらいだったかなぁ。ずーっと右手に海が見えていて、その先に対岸の本州が見える。
地図で確認して「大体この辺だな」と検討をつけつつ、道路沿いにそれっぽい標識がないか探していったら、あった。
ここが北海道⇔本州最短部分。
最初に見過ごしてしまったんで、Uターンしてからの一枚。
看板の先に見える大間崎方面。
確か直線距離で17〜18kmほど。
昨日の今頃はあっち側にいたんだなぁ。
昨日の大間崎も晴れたときに行きたかった。
と、軽く後悔の念に浸りながらネタを押さえたんで、函館に戻ります。
道中で見つけた廃線路の高架の一部。
戦時中に作っていて、未完成で終わった物資運搬用線路だそうな。
いつの時代も無駄(と思われる)公共工事をするもんですね。
で、さすがに地元も「残していても無駄」と判断したようで、津波避難経路確保工事のために
こういった高架を部分的に壊していくとTVニュースでやってました。
さっきの北海道⇔本州最短部分からちょっと先にある武井の島展望台。
この上から眺望の良い風景が見られそうだったんで、行ってみたんですが
かつての「日本中心の碑」事件の二の舞になりそうな雰囲気だったんで
ここで引き返しました。
うん、賢明な判断でした。
・・・と、多少の寄り道もしながら函館駅前の朝市へ戻って、ツーリング・ロビー活動用のお土産を『買って→宅急便で送る』して、
函館市内をちょっとばかり観光。
いつもならば、ここでさっさと移動してしまっていたんで、今回は多少の市内観光も入れてみました。
なぜなら、今日の目的地は小樽市。まっすぐ行ったら、昼ごろには着くぞ!
函館朝市から函館山のほうに走って・・・・・・、
有名な坂道で一枚。
八幡坂(チャーミーグリーンの坂)とか言う坂。
せっかくだから「函館の坂本竜馬像」も一枚。
ハルク・ホーガン、もしくはサタデー・ナイト・フィーバーな竜馬。
と、数ヶ所回ったところで、函館を後にしました。
どうせまたここに来るのだから。・・・・・・多分、北海道で一番来た回数の多い街だぞ。また観光するチャンスはあるさ。
今度は函館から227号線→229号線と走って、昔確かめにいった北海道最西端の場所へ。
2006年のツーリング時に最西端の尾花岬を目指し、その手前の帆越岬を実質的な最西端として記念撮影してきましたが、
あれから6年経ち、多少の道路工事も進んだようで、帆越岬と尾花岬の反対側にある水垂岬とどっちが最西端か
再確認する必要性が出てきました。・・・・・・・・あくまで個人的な好奇心からですが。
ツーリング前にツーリングマップル他数冊の北海道地図を確認すると、水垂岬の方が道路工事が進んでいるようで、
もしかしたら尾花崎まで開通してる?かもしれない可能性もあったんで、その可能性を確認すべく
今回のツーリングルートに選んでみました。
幸いにして、今回はGPS機能を持ったレーダー探知機を装備しているので、最西端の位置を数字で確認できるから
よりちゃんとしたデータで比較・検討か出来るのも良いチャンスでした。
で、その229号線。
229号線から帆越岬への道・740号線との分岐点のGSでガス補給して、そのGSの隣にあるセイコーマートで小休止していると、
スカイウェイブ650でツーリングしている方がやってきて、しばし談笑。
その人は初めて北海道へ来たみたいで、いろんな人から「北海道は右周りでツーリングしたほうが良い」とか
「道南よりも道東・道北のほうが北海道らしい場所が多い」とかいろいろと聞いてきた上でこのルート(229号線)を
選んできたみたいでした。
そういった話題から過去の北海道ツーリングの話とかを切り出していったんですが、その人との会話の中で
『やっぱり、道南って狭いよなぁ』と再認識するような機会になりました。
青森から函館に上陸したときからでも十分北海道を満喫できる環境(道路距離・風景など)はありますが、
やはり道南エリアよりも道東・道北エリアの雄大さを見てしまうと、・・・・・・・・・・物足りないかもしれない。
言い換えるなら、
道南=ドイツ100HP・日本向け馬力規制のバイク
道東や道北=いわゆるフルパワー仕様のバイク
と言っても過言ではないでしょう。
個人的には、小樽⇔札幌⇔千歳⇔苫小牧を結んだラインから向こう側へ行かないと、北海道の雄大さを楽しめないと思う。
やっぱり一回向こうへ行っちゃうとねぇ、何となく物足りなさ感がある道南エリアに思えるし。
今度はスケジュールを確保して、あっち側へ行こう。
と一頻りの北海道談義が終わったところで、最西端確認作業を再開します。
セイコーマートから740号線を奥へ進んで、かつて来たトンネルの前へ。
前回「実質最西端」と認定した帆越岬・・・のトンネル部分。
そこでのGPS表示。ピントがずれてても気にするな。
数字だけ追いかけると「東経139度47分01秒」ってトコ?
さらにその先の完全通行止めの場所まで来てみた。
やっぱり道路は出来ていなかった。
じゃあ、この先・・・・・尾花岬の反対側はどうだろう?
ここからまたUターン。740号線から229号線に戻って北上、そのまま229号線でせたな町に行かずに
直前で海沿いの740号線に向かってショートカット。
せたな町側からの740号線(本気でこの道を繋げる気だ?)を南下するように走っていって、海水浴場と港町を通り過ぎると
その反対側へ到着。多分、地図からだと水垂岬からだいぶ先の場所。
やっぱり行き止まりでした。
こっちは「東経139度46分35秒」
北海道最西端位置更新。こっちが最西端だ!
この道が前線開通して、本当の最西端へ通じるのは何年先だろう。
北海道の新しい1ページを勝手に書き加えて、何か誇らしい気分に浸っていました。
こういう『どうでもいいようなコト』を追いかけるのもなかなか楽しいもんです。
740号線(北側)を戻り、せたな町から230号線で定番ルートの5号線へ。
天気も良くて路面状態も最高なんだけど、若干交通量が多め。そして、相変わらず体調が思わしくない、・・・・薬効いてるのか?
そんな時でも遅い車はバンバン抜かして(追い越し可能な場面だけですよ)、快適なツーリング速度で気持ちよい時間を過ごす。
で、たまにこんな写真も撮ると。
本当に天気がいいから、どこまでも走り続けていたい気分になる。でも、この辺りでもう午後2時ごろ。
そろそろ小樽市街地方面へ向かわないとまずい。寄り道ばかりでは先に進みません。
長万部から5号線→37号線で室蘭へ向かうように走っていって、97号線から山の中へ。
のどかな97号線で目指すは後方羊蹄山。
こっちの方に来るのも久しぶり。
で、そのまま真狩村で、
後方羊蹄山をバックに熱唱する細川たかし像を見て
その先にある『道の駅・名水の郷きょうごく』で一休み。
このくらい回ったところで、今日の予定はおおよそ終了。いつものペースよりもちょっと早いけども、もう小樽市に向かっていって
早めにチェックイン→散策&夕食→寝るしてもいいな。
もうちょっと体力(体調)が整っていれば気分的にももっと楽しいけども、夏風邪によるマイナスイメージの思考回路が
積極的に北海道を楽しもうという気にさせません。
それでも、ここまで来ているのだから何とかなるだろう。
道の駅からいったん倶知安市街地へ行って本日最後の給油をして、そっから393号線で小樽市まで道なりに快走。
その393号線の最後の方、毛無山の展望台から。
眼下に広がる小樽市街地。
そして、本日も無事に予約した小樽市内のホテルに到着。
明日は北海道ツーリング最終日、少しでも体力・体調を復活させるべく早めに寝ておこう。
・・・・・と言いつつも、夕方の小樽市内へ散策へ。
一応有名な廃線跡を辿ってみたり。
運河沿いにある有名な倉庫跡。
荷物を降ろすのに使った螺旋スロープが珍しい。
何となく散歩をしてみましたが、やっぱりホテルで大人しくしてれば良かった。・・・・そう思う小樽の夜。
8月15日、北海道ツーリング最終日。
いつものように、早朝の一枚。
体調が悪くても、これだけは済ませておきたい。
あっけないもんで、もう北海道から帰る日です。
と言うものの、小樽からフェリーの出る苫小牧までは大した距離ではないので、今日も細かいネタを拾いつつ走ります。
ただ不安材料として、全く体調が回復していないコトと、天気が下り坂で苫小牧に到着する頃の夕方から夜にかけて
雨が降る天気予報になっていたのが気になります。
やっぱり雨が降る前にはフェリー乗り場に着いておきたい。もう雨の中を走るのは勘弁してほしい。
なので、今日も朝5時から行動開始。小樽から5号線→229号線で神威岬へ。
前に行ったときは、風が強くて岬の先まで行けなかったんで(途中の門で通行止めだった)、今回はもっと先を見てみたい。
しかし、事前情報だと、去年の台風のせいで岬の最先端までは行けないんだって。残念だけとも、前回よりも前には行くだろう。
交通量の少ない&皆無に近い229号線を進んでいって、日本海に突き当たったら左へ。
小樽市よりも多少増えた雲を見ながら神威岬へ到着。
しかし、閉まってました。
あそこって一応『公園』扱いなんですね。誰でも何時でも自由に入れる場所だと思ってました。
この場所に到着したのが確か6時半ごろ。・・・・・・・まったくもって早すぎる。と言うわけで・・・・・・
積丹半島の島武意海岸で時間つぶし。
さらに積丹半島を一回りして約1時間ほど時間つぶしをしてから神威岬へ戻りました。
そうしたら、さっきの門が開いていて、今度は無事に入園。
他には車が数台いるくらいで、まだ静かな岬です。
前回来たときには強風でくぐれなかった門を今回初通過。
やっぱり天気予報が当たる兆候なのか、雲が多くて
海の青さがイマイチ。
で、事前情報どおりにここで通行止め。
次回は歩道が直ったころに来よう。
それにしても海の青さが惜しい。
天気が良ければ、よほど綺麗な風景だったろうに。
最後に、ここで次に繋がるネタを拾ってみた。
一通り巡って満足したところで、神威岬は終了。
また同じ道を戻って、小樽市内でお土産でも見繕ってから札幌に行って、久しぶりにHTBビルで記念撮影しよう。
で、229号線→5号線で小樽市内まで帰ってきた。
後で考えたら、無理やり小樽市内で買い物なんてしなくても良かったんだよ。函館で大体済ませてたから。
でも、虫の知らせと言うか、後悔先立たずと言うか、・・・・・寄り道しなけりゃよかった。
小樽市内の5号線はすでに混雑していて、運河沿いにある新南樽市場ってトコロで買い物しようと渋滞の中をウロウロしてました。
そんな折にメーターの中に目をやると、・・・・・ABSとブレーキランプ(赤い△のヤツ)が点滅してるではありませんか!
こんなツーリング途中でこんなトラブルですか!?
まあ、機能的には問題無いので(ABSが効かなくても、十分走れる)無視しても良いんですが、気分的に無視出来るモンでもない。
第一、ツーリング中にトラブったという事実が気分を害します。
15日夕方の写真だけど、こんな風になってます。
点滅してるときもあれば、点灯しっぱなしのときもあり。
全くもって目障りな赤ランプです。
そんな目に合いながらも新南樽市場に行ってみたら、・・・・・・・・・水曜定休日。・・・・・・ウソだろぉ〜。
せめて、盆休み期間くらいはぶっとおしで営業してほしかったなぁ。
その後、隣のウィングベイ小樽(昔のマイカル小樽)へ行ってみた、・・・・・・・ここも空振り。昔のとは大分様変わりしてた。
仕方なく小樽は終了、メーター内が点滅したままで札幌を目指します。
札幌市内へ向かう5号線の上。目の下でチラチラ光るABSの点滅が目障りだなぁ〜と感じながらも
打つ手がないんで仕方なくそのまま進む。
途中のコンビニで水分補給をしながら札幌のHTBビルまでのルートを確認して、とりあえずそこまで行こう。
見たいところを見て気分をすっきりさせてから、この対応策(点滅を何とかする)を考えよう。
小樽からの5号線をそのまま進んで、途中でルート番号が変わっても気にせず、地図どおりに進み、
大体の曲がり角で曲がって、渋滞が酷くてもひたすら前進。そういう風に進んで、運が良かったら・・・・・・
北海道で一番のTV局(?)のHTBビルに到着。
で、同じように記念撮影。
自分の他にも数組のどうでしょうファンの方が記念撮影してました。
まあ、ここで今年の北海道ツーリングの目的地となる場所に巡るのは終わりだな。しかし、時間はまだ半日ほどある。
そこで、小休止の意味合いも込めて
札幌郊外の100円ショップ&インターネットカフェで
ABSキャンセルの必要材料と方法を入手して、実行。
しかし、上手くはいかなかった。
まさか、ツーリング先でこんなトラブルで100円ショップ&インターネットカフェに寄るとは思わなかった。
実走行には差し障りが無いから無視して進めばよかったんですが、A型人間なのでこんな些細なコトでも気になって仕方ない。
昔リアタイアがパンクして立ち往生したときの事を思い出せば、ツーリングのトラブルにも入らないでしょう。
(けど、ちゃんとトラブル8のところには一部始終を書いておこう)
それにしても、自宅外でネットで調べられたりすることが出来るって・・・・・・・、便利になりました。
札幌から36号線で南進。途中のえにわの『花ロードえにわ』って道の駅で遅めの昼ごはん。
この道の駅に到着しても、まだ午後の2時。このまま苫小牧へ行ったって、時間をもてあますのは目に見えてます。
そこで、朝行った神威岬で仕入れたネタを確認してみようと、ルートを横道へ逸らします。
これね。
あの神威岬にある「女人禁制」の話。
詳しい内容は省略しますが、その原因を作ったのが、『北海道から大陸に渡りジンギスカンになった』と噂される源義経。
その義経が神威岬に来る前に立ち寄ったと言われてるのが、苫小牧の先にある平取町。そこに義経神社ってのがあるんですよ。
ちょうど上の写真にもあるでしょ。日高平取って文字が。
せっかくなので、その神社に寄り道してみようと思ったわけです。そのくらいの時間はまだ残ってる。
えにわから36号線で千歳まで行って、千歳市内から「ルート番号不明」→258号線→10号線→59号線で平取市街地まで。
それまでの大きい国道から比べたら、交通量の少ない快適な道で、今年のツーリングの最後で快適な走行をすることが出来ました。
後でよくよく地図を見返したら、去年、二風谷のアイヌ博物館から苫小牧へ行くときに通ったところでした。
北海道のルート設定するときはなるべく大きい道は遠慮したほうが面白いか?
で、その平取市街地。
目的地の神社はツーリングマップルにも記載されてるから、その地図を見ながら走っていったら、すぐに発見。
デカい看板があるんで、行って迷うことはないでしょう。
時期的にちょうどお祭りに期間だったようで、それなりに賑やかでした。
何とも場違いな風体の大人が、屋台に集まる子供をかき分けながら神社の参道を奥へ歩いていく。
かなり長く急な階段を上がりきった先にそれなりに立派な本殿があった。
階段下の賑やかさとはうらはらに、かなり静かな雰囲気でした。
この本殿の脇に小さな資料館のような建物があって、源義経の伝説の解説と西日本から東北・北海道の各地にある
義経の伝説が伝わる神社とかの一覧がありました。
ここまでいろいろと各地に話が残ってるのを見ると、「源義経がジンギスカン?」ってのもありえるかもと思ってしまう。
しかし、肝心の神威岬の話についての既述は見当たらず。今度何かで調べてみよう。
その資料館からの帰り道、こんな解説を見つけました。
どうやら、義経公は馬の名手らしい。
それならば、せっかく現代の馬=バイクで来ているのだから、今後の運勢を占うべくおみくじを引いてみた。一枚100円。
おみくじの大きさって全国共通なんだろうか?
結果、大吉。
何やら『中吉』が良いなんて話も聞きますが、この結果は素直にうれしい。
良いじゃないですか! これで残りのツーリングも無事にこなせる気がします。
おみくじを専用の場所に括りつけたら、ぼちぼち苫小牧に向けて移動しましょう。
時間で言ったら午後4時半ごろ。そろそろ北海道ツーリングもラストです。
義経神社から苫小牧港までさほど距離があるわけではないので、途中のコンビニで休憩も入れつつ
ゆっくり&ぼんやりしながら235号線を西へ。
苫小牧市街地に入ったら北海道最後の給油も済ませて、午後6時ごろ無事にフェリー乗り場に到着。
目標どおりに雨が降る前に着きました。
で、天気が持ちそうだったんで、再度ABSのリセットにチャレンジ。
しかし、ダメでした。
到着したと言っても、予約した船の出港まではまだ6時間くらいあるので、時間はたっぷり余ってます。
そこで市街地まで夕食を食べに行って、ゆっくりくつろいでいたら・・・・・・・・・・・何時しか外は雨。
急いでバイクで港に戻るも、全身そこそこのウェット状態。オマケに急いでたら、ヘルメット落としてシールドが傷だらけになるし。
最後の最後でドタバタになりました。
で、フェリー乗り場でしっかり待つこと5時間くらい。やっとのことでフェリーに乗船。
一眠りしたらば、八戸です。
その八戸行きフェリー・2等寝台の上より。
今までの2等雑魚寝状態よりも遥かに上質なひと時を過ごせました。
体調も悪かったんで、ちゃんと寝れるのが何よりです。
去年は「誰かがフェリーから落っこちた」けれど、今年は何事も無く定時どおりに八戸港に到着。
全然体調が復活しない中でも、フェリーでしっかり寝れたせいで比較的良い朝を迎えられました。
ま、後は東北道を帰るだけ。・・・・・・・・・・なんだけど、やっぱり天気が不安定らしく、道中数回雨に降られる始末。
雨が降ってもすぐに止んでしまう集中豪雨にいらいらさせられつつも、無事に帰宅できた。
今年の北海道ツーリングでもいろいろあったけど、終わってみれば楽しいツーリングでした。