近畿方面ツーリング
K1300Sのツーリング実力検定?




とりあえず、南を目指そう。
そんなことを考えてた2015年のGWのプランでした。過去にGWツーリングに行って、寒いのはツラかったから。
で、単純に『南へ行こう→本州最南端』というネタを思いつき、紀伊半島の右半分を回るようなプランニングで
2015年GWの楽しみました。

そして、去年のGW同様にK1300Sをひっぱりだして、過去のGPX・K100RSとの燃費比較を出来るように、往路で東名を使い
ひたすら西を目指しました。この辺ルート設定は、西日本方面へ行く時のツーリングではおなじみの計画です。
そういった比較ネタを含めながら、去年よりもツーリングに本格的に運用して、ツーリング向きの車体か?とか、
ツーリング仕様に仕立て上げる方向性なんかを模索していって、今後の改良?(あるいはネタ)に繋げたいとも考えてます。



ライトが純正のままだけど、早朝4時出発で。


5月3日
GW前半の西日本の天気予報があまりツーリング向きの天気ではなかったものの、そこは「K1300Sの雨天走行の実力を量る」
ポジティブ発想を持つようにしました。
千葉の早朝はこの先の前途多難を占うような濃い霧が立ち込めてましたが、これも「K1300Sのライトの明るさを確認する」
前向きに捕らえ、東関道・成田ICから首都高→東名と過去何度も使ったルートをK1300Sでひたすら西を目指す。
もちろん、大井から新しく出来たトンネルは使わなかった。

ここで昔のペースノートを引っ張りだして、GPXやK100RSとの比較をしてみます。
今年のツーリングでのK1300Sの給油量は、東名・富士川SAで10.6L。伊勢湾岸の刈谷SAで9.2Lの給油をしました。
2010年のツーリングでK100RSでの給油量は、同じSAでそれぞれ9.76L8Lでした。(誤差省略してます)
この2つのツーリングでの出発時間もSA到着時間もほぼ同時刻なので、走るペースが同等だったと仮定すれば、
排気量の大きい分K1300Sの燃費が悪いのがハッキリと数字に表れてます。
同じく2011年のGPX25周年イベントで明石へ行ったときのGPXでの給油量は、やっぱり同じSAでの給油で
12.5L10.5Lでした。
こっちはちょっと走行時間帯が違ってましたが、ペース的にはK1300SやK100RSとさほど変わらないペースでしたから
それを考慮しても、『750ccでも回すと燃費が悪化した』典型例でしょうか?それとも自分のGPXだけの問題か?

それよりもペースノートを見て驚いたのが、どのバイクに乗ってても、道中のペースがほぼ一緒だったことです。
速いバイクに乗ってるからと言って、単純にペースも速くなる訳じゃない。ペースを決めるのは、自分自身です。


そんなペースを快調に刻みながら、伊勢湾岸から東名阪→伊勢道と進むにつれて雲が増えてきた。
やはり雨が降るのは確実みたい。最近の天気予報は悪い方へは良く当たるから、どっかでレインスーツだな。
と思うのもつかの間。紀勢道へ入った辺りから霧雨or小雨が降ってきた。
紀勢道途中の料金所出口で一旦停まって、レインスーツを取り出す。まだ先は長いから、長時間雨に濡れるのは避けたい。
レインスーツとブーツカバーまでフル装備をキメてから、K1300Sで再出発。雨の高速を走りながら今日残りの展開を再検討しつつ
今日最初の目的地を目指して無難に安全運転です。

今まで、雨の中を走るのを避けてきたK1300Sで雨の中を走るのは、はっきり言って面白くはありません。
でも、自分で勝手に想像してた太く雨向きでは無いタイヤ〈特にリアタイヤ)の不安感のようなものはありませんでした。
晴天時よりも走行ペースが落ちるけど、それは他のバイクでも一緒だし、コーナーや曲がり角をより注意深く走るようにすれば
あまり怖くはなかった。それでもマンホールや白線で何度かズリッとやりました。


雨が弱くなり始めた頃、やっと今日最初の目的地へ到着。


     
この名前を見て『マンボNO5』を想像しました。


ツーリング最初の目的地の道の駅・紀伊長島マンボウへ到着。ここで昼食代わりに『マンボウ』を食べよう。そういうことです。
え?マンボウって食べれるのかって?


     
ここでは普通に買えます(確か休日限定販売)
今回はマンボウとサメの串焼きを買ってみた。
しかし、どっちがどっちか分からない。見た目はどっちも同じ。


他にも串焼きや貝を焼いてたりする店がありましたけど、ここに来るお客のほとんどがこのマンボウを買ってるように思えました。
そのくらい長い行列が出来てました。大体、15分くらいでしょうか。そのくらい待ちます。
マンボウって普通の魚や肉のようには焼けないのか、あるいは良く火を通す必要があるのか、やけに油(サラダ油?)をかけながら
焼いていたのを見て待ってました。

で、そのマンボウとサメの串焼きの味の方はというと、一方は『肉のようだったけど、完全な肉ではないのが分かる』モノで、
もう一方は『脂身の少ない白身の魚のような』モノでした。
そして、この味を家族にも味遭わせるために、道の駅の売店でマンボウの唐揚げ(冷凍)を買ってみました。


この道の駅で1時間くらい費やした後、雨も無視できるほど止んできたんで、レインスーツやブーツカバーを脱いでから出発した。
・・・・・・のが間違いだった。出発して程なく雨が降り出して、結局元の全身雨仕様の姿に。
そんな雨の中をツーリングの一番の目的地でもある和歌山の潮岬へ向かって走る。多分、このツーリングで行かなければ、
今後は行かないだろう・・・・・から、そういった後悔を避けるためにも、何としても今日のうちに回っておきたい。
しかし、雨と雨のせいでペースが上がらない42号線上の車に行く手を阻まれて、K1300Sのペースも上がりません。

雨の42号線と途中の無料区間の高速道路(?)を無難に走り続けて、午後3時ごろ。ようやく新宮市まで来た。
この辺りまで来たら雨も止んで路面も乾き始めたんで、42号線から逸れてレインスーツとブーツカバーを脱いでしまう。
雨が降らないなら、暑くて着れたもんじゃない!
今日の宿はこの新宮市に取ったんで、その宿の場所を確認しながら新宮市を通過し、また42号線へ合流し潮岬方面へ。
雨が降る心配をするなら、もう走るのを止めてしまっても良いのでしょうが、そうはいかない。
今日の残り時間を活用しないとモッタイナイんで、夕刻まで走り回れば潮岬往復も出来るだろうと思い、実行しました。

で、新宮市からの42号線を遅い他車に対して放送禁止用語で毒突きながらひたすらスローペースで走っていって
ようやくの潮岬までの41号線へ。潮岬を反時計回りで回ります。



まず一発目。潮岬の灯台。
狭い階段を68段上って、風景を楽しもう。



     
灯台の上から見る風景が何となく分かるでしょうか?


とりあえず、証拠写真は撮ったんで、さっさと次へ。灯台よりも次の方が本命だろう。



本州最南端だ。


潮岬タワーの駐車場へK1300Sを停めて、カメラ片手に芝生の上を歩いていく。


     
1個あれば十分だと思われる記念碑2個ともを写真に収める。
これを撮りたくてここに来たようなもの。



芝生の広場の小高い場所から一枚。
周囲に木々があったりするから、思ったよりも風景は開けていない。
千葉の銚子よりも地球の丸さは感じられなかった。


と、およそ滞在時間が40分。そのうち半分くらいは潮岬タワーの売店でのお土産購入時間だったでしょう。
そんなに長居をする場所とも思えなかったんで、ぼちぼち新宮市に向けて戻りましょう。また雨が降り出すとも限らないし。



本当はあの橋の向こう側も行きたかったけど、今回は諦めた。



潮岬からの帰り道で見かけたビル。
いざとなったら、このビルへ。


潮岬から約1時間半かけて42号線を戻り、新宮市のホテルへ到着。ちょうどその頃に雨がまた降ってきたのを思うと
潮岬での判断は正しかった。ギリギリ間に合って良かった。
幸いにも、ホテルの駐輪場には屋根があったんで、その下にバイクを停めさせてもらえて、今夜の雨はしのげそうだ。
しかし、当地の天気予報では、明日も一日雨の予報で、旅のワクワク感を半減させます。


5月4日
天気予報の面目躍如、朝から雨です。でも、そんなコトにもめげず、いつものツーリングと同じく早朝に出発します。



新宮駅前にて一枚。
写真が撮れるくらいの雨模様ですが、レインスーツが要らないわけじゃない。


さて、今日の目的地ですが、・・・天気が良ければ、伊勢神宮へ行きたかった。しかし、雨の中を歩いていっても、つまらなさそう。
なので、別の場所を巡るようなルートで走り回って、一日を楽しみたいと思います。

新宮市街地から168号線を使って一旦北上し、169号線へ右折。後はひたすらその道を進むだけ。
その先に『高見山』って山がマッターホルンに似ているとツーリングマップルに記述があったんで、それを確かめようと・・・・・・。
意外と似てるんじゃないか?と期待してました。


そうじゃなければ、雨の山道をわざわざ走って見に行かない。
ま、過去に経験した「雨天走行」のランキングからでもワースト10圏外の雨でしたが、それでも雨天走行には変わらない。
オマケに山道のクネクネも加わり、走行条件だけなら止めたほうが良いくらいのルートだったとしても、
そこはK1300Sでの走行実験も兼ねていると思えば、チャレンジする価値があるルート設定だと勝手に思い込み、走ってきました。



下北山スポーツ公園近くのコンビニにて最初の休憩。
雨の走行にはいつも以上の集中力が必要ですが、尿意がそれを阻害します。


ひたすらに雨の山道を走りまわりましたが、トイレ休憩の必要性を感じた他に大したフラストレーションは感じず。
意外にスムーズに走ってこれた気がする。

自画自賛的要素の強い自己分析によると、空力チューンのおかげでバイクの動きを邪魔する要素が減少して動きが良くなったのと
タンクパットのおかげで車両が楽に扱えるようになったことが、この走りを生み出したと考えられます。
これでタイヤがツーリング向きのタイヤだったとしたら、もうちょっとバイクが持つ安心感のようなモノが得られると思います。
自分で改良(改造)したステップなども含めた車体回りの小細工の結果でこのような特性に変化したのであれば、
散々イジった甲斐がありました。

また、雨の山道で他の車に遭遇した回数が少なかったことも、少なからず良い影響を与えたことを付け加えましょう。
晴れても雨でも、自分のペースを乱す車両がいるのが一番走り方に悪影響を与えると確信してます。


     
道の駅・杉の湯川上にて2回目の休憩。
水分補給に加え、栄養分も。


杉の湯川上まで来た頃には雨の止んで、路面状態も良くなってきたんで、ようやく楽しいツーリングの様相になってきた。
このルートをチャレンジして良かった。
で、ここからもうちょっと行けば、日本のマッターホルンが待っている。


169号線→370号線→16号線→166号線と進んでいく途中。


     
かつて『水曜どうでしょう』でもとりあげられた
ニホンオオカミ像をチェック。


166号線の新木津トンネルを越したら、その『マッターホルン』が登場。周囲が一気にヨーロッパ?になるか。


     
山そのものの形状はかなりイイ線をいってると思う。
けれど、周囲の風景が微妙ぅ〜な雰囲気になってる。


この辺りまでくるとそろそろ燃料の事も気になりだしますが、まだもうちょっとネバれるか?
とりあえず、166号線上のGSで早めのタイミングの給油と、道の駅飯高で早めの昼食(AM11:30)にして、
『午後の部』の予定を組み立ててみる。
今日のホテルは松坂駅前なので、ここからの距離はそんなに離れてないから、時間的にも天候的にもまだ余裕がありそうだ。

そこで、急遽『伊勢神宮観光後に予定していた場所』へ行ってみようと思い立ち、早速移動開始。
自分の予想通りの行動が出来れば、そこへ行って、そこを巡って、松坂市の宿へ行ったら、ちょうど5時ごろに着くだろう。

しかし、天気の不安定感が一気走りの気持ちにブレーキをかけます。
飯高から出発してから、霧雨みたいのが降ったり止んだり。そのたびに手ごろなコンビニを探して、小休止&空を見上げることを
繰り返して、不安感の払拭を繰り返してました。
タイミングが悪いと、大雨が降ったのにレインスーツが着れないなんてコトになりかねない。そういったのは避けたい。


     
この程度の霧雨が強くなるのか止むのか?
その見極めに苦労しました。
結局、この写真の撮影後にフル装備で再出発しました。


166号線から368号線→42号線→13号線→37号線と進んで、今日最後になるだろう目的地に向かう途中、伊勢神宮までの
37号線の渋滞にウンザリし、37号線→511号線→23号線と迂回するようにルート変更・・・・・・しても、大して変わらず。
やっぱり伊勢神宮周囲は混雑するのか。

で、23号線→42号線と海沿いへ進んで、二見シーパラダイスをスルー。その先に行きたかった『美術館』があります。


     
マコンデ美術館
うーん、怪しさ満載。


手元の情報誌によると、「アフリカのタンザニアに住むマコンデ族の民族資料を展示する美術館」とあって、
知的好奇心をそそる記述に今回のツーリング訪問地の順位で、かなり上位にランキングしてたところです。
以前、東北へ行った時に寄ったアマゾンの資料館のときとおなじワクワク感がありました。

やっとのことで到着し、レインスーツ&ブーツカバーを手早く脱ぐ。ゆっくり脱げるほど雨の勢いは弱くなかったから。
それに、濡れた格好のままでは入れないでしょ?


で、その館内の様子ですが、美術館に展示してあるマコンデ族の木彫りの黒檀材の匂いなのか、単純に埃のニオイなのか
独特の臭気がアフリカチックさを醸し出し、アフリカ民族音楽のBGMがより臨場感を増してくれてます。
そういった中で展示されてる仮面・人形・美術作品を見学するのは、ここが伊勢神宮の近くだという事を忘れさせてくれます。



美術館の売店で黒檀で出来たキーホルダーを買った。
美術館のパンフレットのよりも無難なデザインです。


たっぷり見学し、記念のお土産(自分用)も買ったので、非常に満足です。
その満足感を得たまま、美術館から42号線→102号線→22号線→37号線で松坂市街地を目指します。

美術館からの道中は、まだ何となく霧雨気味だったものの、伊勢市街地とかの渋滞の中を走ることから比べれば些細なコト。
なかなかスムーズに進まない市街地では、K1300Sのラジエターファンも景気良く回ってました。
だんだんと松坂市街地へ近づくにつれて、雨も止み晴れ間も出てきた。お?これで雨も終わりか?
天気予報通りなら、明日とあさっては『晴れ』だから、明日は朝から目一杯走れそうだ。


で、予想の時刻より早めに松坂駅前に到着。
松坂駅前のホテルに着いた頃には、美術館の事などすっかり消え去り、一日無事に終わったという満足感に変わってました。
ホテルにチェックインしたら、当然のように駅前でお買い物。やっぱりここに来たら松坂牛製品を買わなきゃ。
早く到着して時間に余裕が出来たんで、品定めはゆっくりじっくりと出来ました。高級品を買うのには時間が必要です。


     
買い物の後は、松坂牛に舌鼓。
比較的リーズナブルと思われるお店で食事です。
その店では、松坂牛メニューにはこういった証明書を見せてくれます。
証明書は記念に持って帰りました。



食事からホテルへ移動中に、また雨が降ってきた。
でも、今回のホテルにも駐輪場に屋根があったんで、安心して寝れそうです。
しかし、明日の天気は大丈夫か。


5月5日
朝から晴れたこどもの日。天候的には申し分ないが、身体的にはスッキリ快調というコンディションでなかったり。
ツーリング3日目にして、足の脹脛の違和感にちょっとビックリ。やはり、K1300Sのステップ位置からくる、膝の曲がり具合が
引き金になった足の疲れと思われます。
もっとも、昨日までの雨天走行での体力消耗を考慮して、ゆっくり『朝6時』からの出発にしたので、睡眠時間も体力的も問題無し。
それに今日は移動距離は大したことが無いから、それほど気にする程でもないだろう。
ま、これでも乗りはじめたら、そんなコトも忘れてしまうほどに楽しい一日が待ってるに違いない。



いつもの朝の一枚。
晴れてたけど、水跳ね対策でシートバックにカバーを取り付けてます。


松坂駅前から37号線を伊勢神宮方面へ。
やっぱりここまで来たら、伊勢神宮には行っておきたい・・・・・・・んだけど、朝から行くほどの興味があるわけじゃない。
伊勢神宮に行くなら、朝9時半以降に到着するくらいのタイミングで全然OKだから。早朝から行くのは早すぎる。
それよりも、晴れた空の下をいっぱい走り回っておきたい。
いつもよりも遅めの出発で、市街地にはそれなりの数の車両が走行してるのが残念であるところですが、
それでもスムーズに進んでいくのだから、ガマンして進んでいこう。

伊勢神宮前を通過し、その先の32号線→167号線と進んで、



横山展望台。
随分前に読んだ「バイク旅行」って雑誌に載ってたんで
今回のツーリングの目的地の一つにしてました。



まずデジカメじゃ空間の広がりが伝わらない。
なかなか見ごたえのある風景でした。


さて、昨日までの雨で回れなかった分を取り返すように走りまわろう。そして、あちこち見て回ろう。だんだん気分がノッてきた。
横山展望台から167号線→32号線と戻るように走り、途中のダムの脇にある入り口へ。
次は


     
宮崎・高千穂にもあった天岩戸をチェック!


その宮崎県にもあった『同姓同名』の場所なので、どっちがより本物らしいのか?それを確かめたい。それだけです。
だいいち、比べるもなにも、宮崎の方は見に行ってないし。
167号線からの細い道をソロソロと進んで行って、かなり奥まったところにある駐車場に到着。
で、そこからまた5分くらいか。てくてく歩いていった先に、それはありました。


     
天岩戸へ到着。
うーん、何かイメージ違くない?


所謂「神話」の話からスピンオフした設定の場所だろうけれど、それにしても名前負けしてる雰囲気がする。
多分、大昔にどっかの誰か(多分、デブでヒゲ顔)が「ここを天岩戸と命名するぅ〜」なんて勢いで名づけたんじゃない?
やっぱりちょっと違うよ。
あんな水っぽいところに立て篭もるかねぇ〜?



せっかくなので、さっきの場所からさらに奥に進んで行って


     
風穴にも行った。
こっちの方が天岩戸の雰囲気があると思う。
YOKOI・CAVEではない。



天岩戸までの通り道に立てかけてあった看板。
一休さんらしく『このはし、渡るべからず』だ。


さて、天岩戸の駐車場まで戻ってきて、また9時前。伊勢神宮へ行っても良いけど、まだ時間はあるな。
じゃあ、ちょっと遠回りして伊勢神宮へ行こう!

という事で、もう一回32号線→167号線と進んで、今度は横山展望台とは逆方向へ。かなり好印象なカーブとアップダウンの167号線を
鳥羽市方向へ流していって、一回は伊勢志摩スカイラインを走ってみたい。その先には伊勢神宮がある。



本来、バイクは860円(?)ですが、
昨日いった美術館にあった割引券で2割引扱いに。
700円で走れました。


この手の有料道路にありがちな急坂のドライブウェイでも、K1300Sのパワーを持ってすれば、大したことは無い。
思い切り勘違いを招くほどの勢いを保ちつつ、ドライブウェイを駆け上がる。
それは料金所で先行した車に追いつくまで続きました。・・・・・・・・・もうちょっとゆっくりなら、もうちょっと楽しめたかな?


     
晴れ渡った山の展望台から見る風景は申し分なくても
山を通りすぎる強風が冷たくて、早々に退却しました。
ま、証拠写真だから。


展望台からの下りはゆっくりと安全運転で走って、頭の中で今日のメインの楽しみ方を何度も組み立ててみる。
ちょっと予定の時間から遅れてるけれど、ここでの時間は短くしたくない。

伊勢志摩スカイラインの終点からちょっと走っていけば、伊勢神宮の内宮。そこの奥のほうにある二輪用駐車場にバイクを停めて
カメラ片手にいざ行ってみよう。


     
やっと着いた感のある伊勢神宮へ。
外宮と内宮とあるんですが、こっちは内宮。
2つの差異は分かりません。


で、ここでの目的はこの中じゃない。ここからさらに左側へと歩みを進めて、いざ食べ歩き。
自分のツーリングでは珍しく、食べ物を目当てに散策してみます。以下、写真ばかりを並べます。


     

     
ひたすら買って、ひたすら食べよう。・・・と思っても、意外に食べられないもんだ。


     
途中で見かけた和風の建物2つ。
それぞれ銀行のATMと郵便局の建物。景観規制でもあるのか純日本風に。


     
近くにかかる橋から見る様子は清々しいのに、
50mと歩くとアメ横もかくやという賑わいになります。


散々食べて、散々お土産を買って→宅急便で送るをして、ほぼ昼頃になった。GWのツーリングも実質半日となる頃合。
また見てないところもあるけれど、もう伊勢とはサヨナラです。

伊勢神宮から32号線を走り出し、伊勢市街地をショートカット。23号線(これってバイパス?)を北上します。
後は23号線バイパス?が306号線に当たるまでひたすら走って、306号線に入ったら今度は477号線に当たるまでひたすら走る。
途中で給油するのに止まったくらいで、地元?のバイクなんかについて行きながら、ダラダラと伊勢路っぽい風景を楽しむ。
晴れた陽気でさわやかを通り越す陽気になっていても、昨日までの雨の中を走るよりも気分が良い。
K1300Sにはスロー過ぎる速度だったとしても、この雰囲気はゆっくりと楽しみたい。


さて、477号線を左折し、ちょっと走ると本日・・・・・・・と言うよりも、今年のGWツーリング最後の観光地に到着。


     
パラミタミュージアムです。
去年も見た池田満寿夫氏の作品を見に来ました。


ここでは主に池田氏の陶芸作品を展示してあるらしいので、それを見たい。
去年は主に版画でしたが、マルチな作風でマルチな活躍をした作家の陶芸ってどんなものなのか?こっちまで来たのならば
例え伊勢から離れた場所にあったとしても、寄らないわけにはいかない。

約1時間くらいの見学時間でしたが、かなりコンパクトに纏まった池田氏の展示品数に若干ガッカリした感想を抱きました。
まあ、そんなに陶芸の作品数を残していないようなので、こんな感じなのかとも納得してます。
それとは逆に、池田氏の版画作品が幾らか展示されてたのが意外で、こっちに来てよかったと思ったりしてます。



で、たまたま開催してた葛飾北斎の展覧会をやっていたんで
お土産代わりにベタな絵柄の絵葉書を2枚購入。
飾るには無難な2枚です。


さて、後は477号線を四日市市街地まで走って、近鉄四日市駅前のホテルへチェックインして終わりです。
明日はやっぱり早朝から高速をトバして東へ帰るから、余計なコトをせずに、四日市の夜を過ごします。



しかし、せっかくなので
四日市のB級グルメのとんてきを食べに、近鉄四日市駅前の中華料理・一楽へ行った。
かなりのボリュームで美味しかった。
けど、他の客はこれをたべていたのだろうか?



一楽からホテルへ帰る途中で発見!
イエーガーマイスターを売ってる飲み屋のようです。
腹いっぱいで断念しましたが、やはり入るべきだったろうか?


で、翌朝。


     
早朝5時にいつもの一枚を撮ったらば
高速道路をひたすら駆け抜ける最終日。
おかげで渋滞に捕まらずに千葉まで帰れました。


昨年よりも総走行距離の長いツーリングではありましたが、思ったよりも疲れは少なく、帰ってからすぐに洗車&洗濯に
取り掛かれるくらいの体力の余力がありました。
バックステップ気味のステップから来る足の疲れがいつも以上だったにしても、その他の問題はさほど無し。
この状態にプラスして、HIDとか数点のパーツ交換と多少の追加改良をすれば、夏の北海道も快適に快走しそうだ。