トラブル集

K100RSで起こったトラブルについての報告。
これ以上は増えないでほしい。





ステッププレートのクラック
購入してすぐに気づいたので、「店の保障」で無償交換→終了。
(うちのKは、「BMW認定中古車」でなかった。まあ、色も塗り替えてしまったから「保障対象外」なんでしょう。)

これも含めて購入後に気づいてしまったのが、謎の傷
ステップのクラックのほかにも「メーターにこすり傷」&「サイドミラープレート(黒いやつ)にもこすり傷」があったんです。
傷があるのは100歩譲っても、そんな傷があるのにカウル自体にはなんともないのが納得いかない。
もし、メーター周りに傷が付くならカウルなんてもっと傷が付くでしょう?しかしなんともなさそう。
試しにカウルの中を覗いてみても、修正とかパテの跡とかは無し。
BMWBIKES・Vol7で車体ナンバーと元のカラーとの照合をしても、合致しているようなので問題なし・・・・。
何かイワクツキの車両かもしれないけれど、機能的に問題にはなっていないのでよしとする。
どうせ、乗っているうちにどんどん傷とかは増えていくんだから。形あるもの皆壊れる。いい言葉だ。

   
普通の使用状態では付かないであろう傷なんですけど・・




インシュレーターのOリングの不良。
乗り始めてからしばらくたった頃、エンジンのシリンダーヘッド付近がオイルっぽいもので湿っているのに気づき、
「ブローバイガスがどっかから滲んだか?」ととりあえず拭いてみて様子を見る・・・・とどうも違う。
シリンダーヘッドのごく一部しか汚れてない。それもエンジンの一番目立つところのマニホールド付近のみ。
「?」としみじみ観察したら、どうやらそのマニホールドの継ぎ目から何か吹いているみたい。
それからディーラーに電話してその症状を伝えると、インテークマニホールドのOリングがダメになっている可能性があると言う。
当然、その交換部品を取り寄せてもらうのだけど、
一個だけの交換は不可能。
4連スロットルだから、ダメになっている1ヶ所だけ外して交換というのは出来るわけない。そして、スロットルを外すには
その上のジャバラ状のパイプと繋ぎなおすためのクリップも必要になるのでそれも取り寄せてもらう。それも各4個づつ。
部品が入庫してからも、一日で終了って訳にはいかない内容だから1週間預けてやっと終了。
自分では「ほんのちょっと」と思っていたのが、「すごい大騒ぎ」なってしまいました。
でも、ほっといておいたらそのうちにそこから余計な空気を吸って、取り返しのつかない事になりかねないから
交換しないわけにもいかないでしょう?
「転ばぬ先の杖」と思って、よしとする。


赤い印のところから滲んでました。

2004年7月現在では以上です。それから・・・




ステッププレートを割る。
2005年3月。フロントフォークにフォークガードを取り付ける際に運悪く倒してしまったら、ステッププレートを割ってしまいました。
倒してしまったのは仕方ないし、それでカウルとかが傷ついたりするのも仕方ないと思えますが、倒したからって
ステッププレートが割れたってのはイマイチ納得できない事です。
しかしよく思い出すと、上にも書いたようにプレートを交換したときから3回は倒してる(立ちゴケ→熊本で倒されて→今回倒す
というコンビネーション)ので、それを考えると「よくもった」方なんでしょうか?
せっかくなのでステッププレートの構造をシミジミ見てみようと断面を見えるようにしてみたら・・・・
そりゃ割れるわと思う厚み。3mmくらいしかない。
せめて10mmくらいあったっていいんじゃない?そんなにコストも変わんないと思うし。
ここにもBMW流の考えがあるんでしょうか?例えば外れるミラーのように「肉を切らせて骨で立つ」的発想とかが?
それはともかく、このままではどうしようもないので交換です。


の字型をしたアルミ材です。しかし薄い。




フロントフォークオイルシールのオイル漏れ
2005年3月。フロントフォークにフォークガードを取り付ける際に気付いたんですが、どうやらシール不良によるオイル漏れを
起こしているようだったので、上記のステッププレートの交換と同時に交換をお願いしました。
さすがに15年近く使っている部品なのか購入してから12000km走行でダメになりました。
ちなみにGPXも購入時に交換しましたが(買う時点で漏れてたので買った店で交換してくれた)こっちは50000kmくらい
使ってまだなんともない(まだ6年くらいだしね)。
※当然、オイルシールは左右両方交換しました。


よーく見るとスジがついてるんです。

2005年6月追記
交換後しばらくの間は交換時に使ったグリスの類が出てたのか、インナーチューブに『黒い輪』が出来ていました。
そのうちに無くなっていったんですが、最初は「直らなかった!?」と思ったりして・・・・。(ディーラーに電話までしました)
そうしてるうちに今度は本当にオイルが出てきた!初めは「雨水でもついてる」風に見えたんですが、触ってみたら
オイルでした。しかも、『オイルの輪』どころではなくオイルシールの上に溜まってる程出てるなんて。
一回ふき取ってから、ブレーキ握ってフォークを上下させたらやっぱり『オイルの輪』が出来てる。やっぱり直ってないのか?
かなり落胆した気持ちのまま走りに行って、帰ったときにもう一度確認してみると何ともない。・・・・どうなってるの?
ちょっと(かなり)不安なので、今度の日曜にディーラーでオイル&タイヤ交換をする時に一緒に見てもらうことにします。

2005年6月追記の『追記』
オイル&タイヤ交換してもらったついでに診てもらいました。結果・・・異常なし・・・?
ディーラーに到着するまでにもう滲んでいたんですが、ディーラーにてオイルシール(正確にはフォークの一番上についてる
ダストシール)を外して様子を見てみると、何ともないみたい。外側には滲んでいても内側は滲んでいる様子が無いんです。
その場で外すのを立ち会ったので、中から漏れてると思ってたこちらとしてはこれ以上は何も言えずにいました。
お店の人にも「とりあえず様子を見ましょう」って言われて、この件は保留。
どうせこの秋には車検だし、その前の夏本番は「夏休み」の予定だし、深く追求するのはやめてこのままでいってみよう。


ディーラーに到着する前のコンビニ駐車場にて。
結構滲んでたんですが、中はなんともないんですよねぇ。

2005年7月追記
しばらく夏休みだったのですが、久々に引っ張りだして早朝の散歩へ。
と、その前にフォークの漏れ具合を確かめるべく慎重にフォークを伸縮させてみると、やっぱり漏れてた。
やはりフォークシールに不具合があるみたい。本来ならもう一度ディーラーへ持っていって、再修理させた方がいいんですが、
その時間を作るのがここ最近難しくなっているので、この状態でなんとか「北海道ツーリング」まで視野に入れた
対処方法を考えてみました。
ペーパータオルを鉢巻状に巻きつけて、タイラップで固定。さらにアウターチューブ上端へタイラップで固定してフォークの動きに
対応するようにしてみました。
盆休み前までに何度かこれで走ってみて、うまくいきそうだったらこれで夏を乗り切っていこうかな?


ちょっとピンボケ。
要は、漏れたオイルが下へ垂れなければいいんです。

2005年9月追記
上の写真の状態で北海道ツーリングへ行ってきたんですが、初日の高速上で吹っ飛んでしまいまして現地にて応急処置的に
バージョンU仕様として新しいオイル漏れ対処方を考案してみました。


こんな感じ。

フォークのダストシールとオイルシールの隙間になる部分に、ペーパータオルを切ったものを押し込んで上からダストシールを
かぶせる。そうすると見た目もすっきりして、尚且つオイル漏れにも充分対応できるんです。
この状態で北海道4日間は何事も無く(この作業だけで)帰って来れたんですが、最近は1日乗るだけでも飽和状態に
なるようで、すぐにオイルの輪ができてしまいます。
10月の車検時には絶対交換だ!

2005年10月追記
予告どうりに車検時にフォークシールを取り替えてもらいました。
今のところは何ともない様子。ですが、しばらく(数ヶ月単位で)経過を見ないことには、安心出来ない。
まあ、ツーリングに使ってみて700kmくらい走ってみたところでは問題なし。

2005年12月追記
交換後約1300km走行してみて、問題ないみたい。これで万事解決・・・・・・すればいいなぁ。


交換後約1500km走行時での写真。
何事も無さそうなので、安心して新年を迎えられそうです。




フロントフォークのアウターチューブ交換
2005年3月。上のオイルシール交換の時にディーラーの人が「ついでに中のブッシュも交換しましょう」と提案してくれて
それも一緒に交換することにしました。オイルシール交換で分解するならこういうのも交換するのもいいでしょう?
しかし分解しようとした時に、アウターチューブ側のブッシュとアウターチューブ本体ががっちりと固着してしまったらしく、
このブッシュのせいでフォークが分解出来ない。
分解出来ないならということで、アウターチューブを切って強引に分解してオイルシールその他を交換したそうです。
そうするとアウターチューブは新しく用意する必要があるのですが、アウターチューブ本体は日本には在庫が無くドイツ本社に
バックオーダー中で、取り寄せに2週間くらいかかりそうだったので、中古のフォークから外してこっちに取り付けるという
ワザで事なきを得たようです。
ディーラーの人も「こういうのはあまり無いんですけどねぇ。」と感心してました。


分解したオイルシール他。
大きなアルミ製のが切ったアウターチューブです。

2005年3月現在では以上です。これで終わりにしたかったんだけど




リアブレーキマスターの液漏れ(未遂)とその部品交換
2005年4月。先月ステッププレートを交換した際に、リアブレーキマスターからすこしブレーキ液が滲んでいるところを指摘
されたので速攻で交換することに決めました。「また今度」というわけにはいかないでしょう?
とりあえず、完全に壊れる(=ブレーキが効かなくなる)前にわかってよかった。
ここんところ一連の部品交換は確かに出費としては痛いですが(この2ヶ月でオイル交換含めて総計13万払ってる)
故障や事故になる前に交換で済んだことでよしとしましょう。
このリアブレーキの部品交換の時に「フロント側は?」と質問してみると、
「もしフロント側が液漏れ起こしたら滲んでる程度じゃ済まないですよ。びしょ濡れになりますから。」とのこと。
また、初期のフロントブレーキマスターは内部部品の交換が出来る構造になっていなかったらしく、なんかあったらマスター
一式交換するしかなかったそうです。(当時部品代で3万だって)
うちのK100RSはその後の対策部品が入っていて、内部部品だけの交換が可能になってるから一式交換する必要な無い
という話なんですが、ここまでいろいろと問題が起こると、「交換する事態になるんじゃないか?」と心配になる。


外した部品の写真がないので、代わりにもらった伝票です。




2005年4月現在では以上です。さすがにこれ以上は勘弁してほしかったんですが・・・




ABSのエラー表示
2005年6月。ちょっと買い物で走りに行った際の信号待ちで気付きました。メーターの中で何か赤く点滅してる。
どうやらABSのどっかがおかしいみたい。
まあ、ABSが作動しないだけでブレーキは普通に効くから、点滅は無視。帰ってからいろいろ調べてたり、原因を考えてみました。
まずABSシステムのどこが壊れたか?
原因部分として思いついた所が、大雑把にABSセンサー・ABSリレー・ABSユニット本体・バッテリーの4ヶ所。
どこがどう壊れる・故障するかは他のサイトとかでも扱ってると思うので、ここでは省略。
で、個人的に一番怪しいと思うのが、バッテリーじゃないかなと。
ABSセンサーは触ったりしてないし、ABSリレーやABSユニット本体なんかも同様。しかし、バッテリーは触らなさすぎ
遠い昔、「バッテリーの液面チェックはしてください」と言われた気がするんですが、今までしたことがない。
さらに、肝心のABSのエラー表示の原因の一つに、バッテリーの電圧不足があるらしいことも調べてるうちに出てきたし・・。
もう一つ、ABSのエラー表示が出たときが信号待ちの時だったから、もしかしたらラジエターファンが回った時に電圧が
下がりすぎて、その結果エラーになった。・・・・・・・と推理したんですけど、真実は?
このままでは原因が分からないので、今度の日曜にディーラーでオイル&タイヤ交換をする時に一緒に見てもらうことにします。

2005年6月追記
オイル&タイヤ交換してもらったついでに診てもらいました。結果は「システム自体には全く異常なし」でした。
ディーラーにあるテスターで調べたら、『フロント側のABSに問題あり』と診断したみたいだったんですが、そこをチェックしても
機械的故障の類は無く、エラー表示を解除して試運転してみたら全く普通に作動したそうです。
お店の人の話では「トラックとかの違法無線の電波を拾って、誤作動したんじゃないか?」とのこと。
確かに、千葉県は土建業が盛んでそういったトラックが多いから、その可能性はあるなぁ。
まあ、システムが異常なしだったので、よかった。

2005年7月追記
久々に乗ってみたら、またABSのエラー表示が出ました。しかし、周りにトラックらしき車とかが無かったので原因となるのが
何だったのかは不明のままです。まあ、原因がわかったところでエラー表示が消えるわけじゃないんで、深くは追求しません。
とりあえず、インターネットでABSエラーキャンセルする方法を探して、実践してみました。
その方法とかは、ここでは省略。
無事にエラー解除できてよかった。




もう『お腹がいっぱい』なんですけど・・・・・




電気系のトラブル
2005年10月。長野・木崎湖へツーリングに行った帰りの談合坂SAでそれは起こりました。
小休止の後、ガソリンを入れようとSA併設のスタンドへ行って給油して、さて出発ってところでエンジンがかからない。
ほんの数分前まで動いてたのに、何で動かない?パーキングからスタンドまでは動いたのに?なぜ!?
症状として、「ラジエターファンが回りっぱなし」「始動前に点灯する水温計のランプが点かない」「セルは回るがかかる気配無し」
等がありました。最初はオーバーヒート(として誤作動した)かなとかプラグをカブらせたかと思い、放っておく事数十分。
再始動したら運良くエンジンがかかったので(でもラジエターファンは回りっぱなし)、エンジンが動く間に高速を途中下車して、
先週車検から引き取りに行ったばかりのディーラーへ直行。
お店の人に症状を伝えて、専用のテスター(BMWは電装のチェック用にそういったのがある)でチェックしてもらうも、
そのテスターですら原因が分からない状態。
仕方ないので、K100RSをディーラーへ置いてより細かなチェックをしてもらうことにしました。


後日、原因がモトロニックユニット自体の不良が原因のようで、交換が必要となりました。
なんでもディーラーにあったK1の不動車のユニットで試すと、「何とも無い」のに、元のユニットでは「ファンが回りだす」ので、
ほぼこれが犯人みたい。
そのユニット本体を新品で購入すると13万円かかるんですが、さっきのK1から取り外して中古価格で交換してくれる
という話に(まあ、車検後一週間でトラブルに遭遇してしまったんで、特例扱いみたい)、ありがたく受け入れさせて頂きました。
これで一件落着。・・・・・なんですが、K100RSを引き取りに行ったらディーラーに修理に入ってたK1がありまして、
「どこが悪いんです?」と聞いてみたら「電装系がおかしくて、ライトが点きません」だって。
先行き不安タップリな感じ。


下の銀色のが元々のユニットで、黒いのがK1からの移植されたユニット。
同じ部品番号なのに、材質が違う(アルミと樹脂製)
年式によって微妙に違うのか?ディーラーでは『軽量化のための樹脂製』と言ってました。

追伸。
このトラブルの原因で考えられるのが、「ここに物を置いておいたから?」ってのが一番考えられます。
実は、このユニットとシートの隙間に防犯錠bQを置いてあったんです。ツーリングの時などに2個つけておけるように。
その防犯錠はユニットとシートと左右のフレーム間の『上下左右の隙間』にピッタリサイズで収まっていたんで(別にガタガタ
ゴトゴトと揺れたりしなかった。)、悪影響は無いだろうと思ってたんですが、今回のトラブルで取り外しました。
だって他に原因がないから。