トラブル集
K100RSで起こったトラブルについての報告。
本当にこれ以上増えないでほしかったんですが、・・・・10ページ目です。
フロントフォークのインナーチューブの「痩せすぎ」によるオイル漏れ・・・・ほぼ確定だろう。
2014年2月
どうやらインナーチューブの寿命が来たようです。
前にオイルシールを交換してから大して距離も年数も経っていないと記憶しているのですが、また滲んできました。
特にひどいのが、左側のインナーチューブ。
写真では見づらいですが、輪っかが出来ています。
前のネタを読み返したら、2012年の5月に91000km走行時にネタにしたんですね。それから約10000kmでまたやったか。
もうこのインナーチューブはダメなほど痩せているんだろうか?
GWツーリング前の点検整備時にブレーキ周りのOHを企んでましたが、その資金はフロントフォーク周りのOH分として
使わざろう得ない気がします。そういったOHなんかやるならば、左右ともにやってしまえ!
今後はどのくらいのペースで漏れるのかを再確認して、必要ならばダストシール部にペーパータオルでも詰め込んで、
GWツーリング前の点検整備でディーラーに持って行くまで持たせるように走らせよう。
個人的な都合で、『春の消費税増税前に水道工事を希望する=水道工事件数が増え、仕事も多い』んで、ディーラーへ行く
時間的余裕がありません。
多分、持っていく時の税率は8%になっている頃でしょう。
2014年2月追記
関東で散々降り積もった雪も溶け、ちょっとは出かけられるような道路状況だったんで、かなり久しぶりな気持ちでK100RSを
引っ張り出し、走り出す前にフォークのオイル漏れの様子をよく調べてみた。
フォークをきれいに拭いた後、数回屈伸させたらこうなった。
左右ともに状態は良くない。
で、過去にやった『ダストシール内にペーパータオルを押し込む』ことでディーラーに持って行くまでの時間稼ぎをしようと
ダストシールを持ち上げてみたら、
両方とも中がサビてました。
これじゃダメでしょう。
何でこうなった?・・・・・・と考えついたのが、去年の北海道ツーリングの大雨の中の激走が原因ではないかと。
時間にして合計5〜6時間もの間は大雨の中を走っていたと記憶してるので、その最中に中に水が溜まってシール類をダメにしたか?
元々はインナーチューブも痩せていてシールとの密着性も万全ではなかったろうから、ちょっとのことでも(ちょっとのことか?)
一気にダメになったんだ・・・・・・と自分を納得させてます。
そして、同様にペーパータオルを押し込んで、対処療法を済ませます。
その一方、ディーラーへ電話をいれ、この件の様子を伝えながらインナーチューブの価格なんかを調べてもらった。
そうしたら、このインナーチューブ1本が5万円弱(あまりにビックリして、正確な数字を忘れた)
フロントフォークOHの概算が約13万と見積もられたんで、そのうちの約10万円分はインナーチューブ2本の価格になるわけです。
GPXのときには1本15000円くらいと記憶してるので、それに比較してあまりに高価。
BMWがテレスコピック式フロントフォーク以外に力を入れ始めてから随分と時間が経ってますが、その影響でしょうか?
今、国内に在庫があるかどうか調べてもらってますが、何だかんだ言ってもインナーチューブを含めたOHは、やるべきだろうな。
で、この対処療法後、近所を走りこんでみたら
対処療法失敗(インナーチューブ上側の垂れ模様に注目)
右側は許容範囲内でしたが、左側は全然ダメでした。
これから走りにいく時には、ペーパータオルも持ち歩かないとマズい。
これからどうなる?
2014年3月追記
これ以上フォークオイルの滲みの進行を進ませるのも気が引けるんで、GPXと入れ替えて休ませることにしました。
その前に『本当にインナーチューブが痩せてるのか?』をはっきりさせようと・・・・・・・
デジタルノギスを買ってみた。
一応、100分の1mmまで計測可能。
で、K100RSのインナーチューブを計測してみたところ・・・・・・・
←右側 左側→
インナーチューブ上部
←右側 左側→
インナーチューブ下部
・・・・・・・・痩せてるんだか、測定誤差の範疇か悩むところですが、左側インナーチューブに上と下で数字が異なってます。
もうちょっとデカいサイズのノギスを買うんだった。妙に測りずらいから、数字が正確ではない・・・・と言い訳もしてみる。
まあ、減ってるんだろうな、やっぱり。
2014年4月追記
随分前のことですが、ディーラーから連絡があり、インナーチューブ他のOH部品の確保が出来たそうで。
早いとこ持ち込みたかったけれど、この2月〜4月の『日曜の悪天候率』が異常に高く、バイクで出かけることすら間々なりません。
この分じゃ、K100RSをGWツーリングに使うってプランも危うい。
※出来れば、ツーリングに使う前にしばらく走り回って、交換後の修理部分のチェックをしておきたいんです。
そこがツーリング中にトラブるかもしれないから。
で、そのときにOHの見積もりを作ってもらいました。GWツーリング費用を含めて将来の予算の把握をしておきたかったから。
そうしたら・・・・・・
こんなん出ました(計算は5%)
左がブレーキ周りのOH分、右がフロントフォークのOH分です。
今年のGWツーリングは、いつも以上に極貧ツーリングになりそうな予感がします。(何としても、出かけたい)
2014年4月追記(2回目)
悪天候の多かった日曜を何度もやり過し、やっと巡りあえた晴れた日曜。
ようやくディーラーへ持ち込むチャンスがやってきたんで、GPX用保管コンテナからK100RSを引っ張り出して、行ってきました。
1ヶ月放置したせいかバッテリーも上がり気味で、インジケーターのランプも弱弱しい光しか点かず、セルが回らないほど弱ってました。
しかし、無理やりの押しがけにセルがけを併用してエンジンを始動させ、充電しながら走るため高速を使ってディーラーへ。
前のリアブレーキマスターの液漏れ同様に、不要なフロントフォークの動きを抑える狙いもあったんで、高速代を惜しむことなく
高速走行を敢行。
で、ようやくディーラーへ到着。
簡単に今回の作業内容(フロントフォークとブレーキ周りのOH)を確認して、せっかくなのでエンジンオイルも交換して
さらについでに「フロント周りをバラすのだから、一緒にやってしまおう」と注文したフロントホイールとステアリングステムのベアリングも
交換するのを追加して、ディーラーに預けました。
という訳で、GWツーリング前にトンでもない内容の大修理になりそうな作業を託してきました。
ほぼGWツーリングには間に合いそうにない。まあ、致し方ない。
こんなフォークの状態で遠方へは出かけられないから。
ゆっくり確実に直してもらいます。
以下、GW後か?
2014年7月追記
GW後どころか、ヘタしたら北海道ツーリングも行けないか?と心配してたところで、ようやく作業終了の連絡がありまして、
梅雨の晴れ間と日曜が重なった日に引き取りに行ってきました。
待ってる間が長かった。
でも、ディーラーに対して「何故ここまで長期間の修理時間が必要だったか」の問いかけはしなかった。大人の対応です。
自宅外壁塗装工事のためディーラーで預かってもらうK1300Sに乗って引き取りに行って、3ヶ月ぶりにやっとK100RSにご対面。
ここ最近乗るのがK1300SとGPXばかりだったから、イマイチ実感を伴わないけど、これは紛れも無く自分のK100RSだ。
時期的に北海道ツーリングが近づいていたから、ついでにエンジン・ミッション・ファイナルのオイル交換(マイクロロン持込みで)を
済ませてもらい、その後にようやく交換した部品の確認に。
デカいダンボール箱に入れられて交換した部品が出てきた時に、改めて『すごいコトしたんだな』と思い知らされました。
まずブレーキ周り。
キャリパー部の部品は20年以上使った割にはキレイに見える。
BMWもしくはブレンボは、長期間の使用を考慮してたのか?
アルミ製のピストンに汚れや磨耗はほとんど無く、シールゴムが多少硬化してたくらい。
ブレーキマスターは丸ごと交換。
細かいボルトやピン・ワッシャーなども必要に応じて新品になってました。
ステアリング&ホイールのベアリングとフォークシール類。
ベアリング類は使用時間や距離を反映した部分も見受けられたけど、要交換って程度では無かった。
フォークシールやスライダー類はそれ相応に磨り減ってたのかなぁ〜って見え方でした。
しかし、フロント周り全バラシのタイミングでやって正解だったと思う。
こういった重なり合った場所の部品交換は一遍にやってしまおう。
今回一番の大物(金額的に)のフォークチューブ。
聞いたら、ノギスで測れるほどの磨耗具合ではないらしい。
その磨耗は、表面の光具合から想像するくらいの極小のモノらしい。
ちなみにこのチューブは見た目よりも肉厚で思いのほか重い。
いろいろと各部の説明や状態の確認をした後、部品を引っ込めてもらって、いざ今回の修理の支払いへ。
具体的な金額を公表するのは憚られる気がしますが、・・・・・・・ま、過去最高の修理代金になりましたよ。
支払い手続きをしている間、膝から崩れそうになるのを堪えながら「大したことない」という表情をするのが大変でした。
精神的に大ダメージを受けたディーラーから帰宅後、早速元の仕様に戻す作業に取り掛かって、一日が終わりました。
帰り道すでに熱すぎた(暑すぎた)んで、夏用サイドカウルにして
フォークガードも再取付けしてほぼ元通り。
細かい部分の微調整や北海道ツーリングへの確認(試走)はこれからです。
汚れてほしくない場所の汚れる理由・・・・・・ブローバイ・ガス『でも』噴いてる?
2014年8月
北海道ツーリング後の車体清掃のときでした。車体の水分を拭き取ってて、車体電源ソケット部を拭こうとしたときに
その隣のトコが黒ずんでるのが見えちゃったんです。
エンジン最後部のインジェクションの一面だけが汚れてる。
何だろね、これ。所謂ブローバイ・ガスでも噴き出したか?北海道でそんなにブローバイ・ガスが噴き出すほど
ゴキゲンなペースでは走らなかった・・・・・・・と記憶してるんだけど。
で、インジェクション部の奥を覗き込んで、ブローバイ・ガスをエアクリーナーへ送り返すホース(と思うホース)を確認してみた。
うーん、そんなに汚れてない?
一方、汚れたインジェクション部とその奥の燃料リターンホース(と思われるホース)を、よーく確認してみると、
4番目のインジェクターの一部分だけが汚れてて、
その奥のホースも満遍なくオイル気のあるホコリが付着してる。
(丸い跡に見えるのは、指で触ったから)
こういう場合の汚れって、一番汚れてる場所=汚れる原因になってる場所ということで、何らかの不具合を抱えてる事のが
インジェクター部ではないか?と予想されますが、それは一番考えたくない予想でもあります。
ここをイジるとなると、その原因究明と対策作業でK100RSの長期入院が確実視だし、費用だって・・・・・・。
それよりも、エアクリーナー部だけでなんとかなりそうなブローバイ・ガスのホースであれば、より短期間・低費用で
復活するのではないか・・・・・・と希望的観測も持てるわけです。
しかし、今のところ、素人目に見ても『これ、ゼッタイにどっかがおかしい』と判断するだけの症状が無いので、
(アイドリング不安定とか、エンジン回転の上昇&下降時に妙な音がするとかが無い)
触れず触らずで、K1300Sを引き取りに行く時に、こっちをディーラーに預けてチェックしてもらいます。
2014年9月追記
自宅の塗装工事の避難&車検から復帰するK1300Sと入れ替えで、K100RSをディーラーへ預けてきた。
ま、北海道ツーリング後のオイル交換もあるし、半年ごとの定期点検がてらですが、・・・・・・・・・悠長に構えてられない。
ディーラーまで行く途中の信号待ちで撮影。
あの汚れてるインジェクターのところから
「フツフツ」と何かが吹いてる様子が伺えました。
やっぱり、インジェクターか。
ここを直す(部品交換する)となると、また4連スロットル部まで全バラでゴム部を交換するはめになるのか。
で、部品代よりも作業工賃の方が高いということになるな。
ま、クラッチのプッシュロッドのオイル漏れもあるし、すぐには直る(=戻ってくる)ことはなさそうだから、
年末までには帰ってくるだろうという大らかな気持ちで待っていよう。
2015年1月追記
このトラブルの動きがありました。詳しくはトラブル11の方で。