トラブル集

K100RSで起こったトラブルについての報告。
本当にこれ以上増えないでほしかったんですが、・・・・3ページ目です。




エンジン下部のオイル漏れ
2007年4月。
GW前のオイル交換ついでの6ヶ月点検に出す前。オイル消費量調査のための写真を撮ってたときです。
点検に出す前だから車体の下回りとかも見ておかしいところが無いか(このとき見てたのは主にクラッチのプッシュロッド付近)
見てたついでにエンジンの下を覗き込んだら、・・・・・何か変。
よく見れば、エンジンと言うかミッションと言うかちょうどクラッチハウジングの下あたりがオイルっぽくなってる。

     
このオイルのついてる感じが伝わるかなぁ?

触ってみると透明感があって、エンジンオイルよりもミッションオイルみたい。エンジンオイルは3000km走ってるからもっと
汚れてるだろうし、多分違うと思う。
それにしても一番オイル漏れをしてもらいたくない場所からのオイル漏れってのは・・・・・・。
もしかしたらクラッチディスクにオイルが付いてしまうかもしれないし、ミッションが壊れる可能性もあるし、
一番気になるのは「こんなとこを直すのにどれだけの修理代がかかるのだろう」ってこと。
部品代よりも工賃の方が高いだろうな。

で、6ヶ月点検にディーラーに持っていったときにこのことを伝えて外観からチェックしてもらったら、
「漏れてるのはミッションオイルで、多分ミッション側のシャフト(クラッチと繋がるシャフト)のオイルシールが原因だろう」とのこと。
ディーラーの人は「直した方が良いですよ」と言ってくれたんですが、それにはそれ相応の修理期間が必要なので
もしかしたらGW本番までに修理が終わらない(ディーラーがこの時期かなり忙しいみたい)。
しかし、こっちはGWには使いたいので、とりあえず今回6ヶ月点検のみで終わらせてこの修理はGW後にすることにしました。
その6ヶ月点検のみでも2週間くらいかかりそうだって。

※そして、この状態でGWツーリングに行ってきました。何ともなくてよかった。

2007年4月15日追記。
予定(予想)よりも早く一週間で6ヶ月点検から帰ってきました。
内容的には「異常なし」だったんですが、リアのブレーキディスクが磨耗限度を超してました。最低4.5mm厚のところ
4.4〜4.3mmくらいになってたそうです。
なので、このオイル漏れと一緒に交換・修理をします。なんかすごいこと(内容もしくは金額)になりそう。
・・・・・・直接このコーナーとは関係無いな。


16年・5万km使ったのだから、仕方ない交換でしょう。


ブレーキホースの劣化による液漏れ。
2007年7月。
ある日、仕事中にディーラーから携帯に留守電が入ってました。てっきり「(上の)修理が終わりました」って内容かと思ってたんですが、
聞いてみたら「ブレーキホースから液漏れしてますから、交換が必要です」って。
で、改めてディーラーに電話して詳細を聞いてみると、左キャリパーのところについてるホースのカシメた部分から微妙に
漏れてるらしい。
その交換作業をしなければならないのですが、問題は「何処までホースを交換するか?」
その漏れてるホースだけ交換かフロント周り全部かフロントもリアもホース全交換かを決めないと作業が先に進まない。
資金繰り的には問題のホースのみの交換で済ませたい気はしたのですが、残りのホースも劣化の度合いは大差ないだろうし、
乗ってる最中にブレーキ(フロントでもリアでも)が効かなくなってバンザイアタック状態になるのは怖い。
まして北海道ツーリングが控えてるのに。
しばらく思案した後、「前後とも交換」ってことで決めました。
安心&安全のためには必要なことなのでやっぱりここは全部取り替えた方がいいでしょう?
その分さらに費用が必要にはなりましたけどね。前後ともABSまでのホースも含まれるので、思った以上に高いです。

振り返るとこのブレーキの状態で九州まで行ったんだよなぁ。「クラッチが滑る」どころの騒ぎじゃなかったかもしれない。


交換後の写真ですが、ここが漏れた部分です。
ディーラーの話だと、「かなり急な曲がり方をしてるので、負担がかかるんですよ」って。
そうしたら、もうちょっと取り回しとかを考えて作ってもいいんじゃない?


ABSシステムの作動不良?(と思われるインジケーターの点滅)
2007年8月。
北海道ツーリングをしてる最中でした。もうすぐ稚内駅に着くってところの信号待ちをしてるとき、何か目の下の方で点滅するのが
見えて、「?」と思ったら[ABS]のところと[!]が両方とも点滅してるんです。
そのときは「またABSの誤作動か(どっかの違法電波でも拾ったか?)」と思って、潔く無視しそのまま稚内駅へ向かったんです。
で、証拠写真を撮って移動を始めたらいつの間にか消えてました。
前に作動不良を起こしたときには、再始動しても確か消えなかったと思います。
まあ、消えたんでそのときは安心してツーリングを続けたんですが、その後最終日にまた点滅が・・・・・。
そのときは[ABS]の部分だけ一ヶ所のみの点滅で、[!]は何とも無い状態でした。
北海道の時とは違う点滅の仕方なので一瞬心配しましたが、とある信号待ちをしてるときに一回エンジンを止めて
再始動してみたら予想どうりに消えました。
それから家に着くまでもそうですし、ちょっと買い物で乗ったときにも同じような異常点滅は出てないんで
取り立てて心配はしてないんですが、今度の車検のときにでもチェックしてもらうことにします。



赤いやじるしの所が点滅してました。
熱さのせいで誤作動したのか?


2007年10月追記
車検に持って行ったときについでにチェック(まあ電装系も車検時のチェック項目に入ってるでしょうが)してもらったところ
異常無し。うーん、何だったんだろう?
車検後に少々走ってみても同様のことは無いし、そもそも北海道から帰ってきてからはそんな点滅も無い。
やっぱり熱さのせいか?


燃料ポンプが死んだ。
2007年10月
それは秋葉原に行く途中で起きました。
長い信号待ちで気まぐれで「アイドリングストップ」をしてたんです。最近ガソリンも高いし。
で、信号が変わって発進しようとエンジンを再始動させようとしたら、・・・・・・・・・・・エンジンかかんない。どうなってるの?

いつもならキーを回すと「ミューーーー」って言う燃料ポンプの音が全然しない。ついさっきまで走ってたのに?

とりあえず歩道に移動させ、素人ながら怪しいと思うところを見てみても・・・・・・・・分かるはずもなく、ディーラーに電話。
ディーラーの人に症状と状態を話し、一つずつ怪しいと思われるところを探りながらチェックしていくと、
イグニッションを何度か回してみたら・・・・・・・・・・ダメ。
キルスイッチを何度かイジってみたら・・・・・・・・・ダメ。
サイドスタンドスイッチを何度か作動させたら(サイドスタンドを出したり引っ込めたり)・・・・・・・ダメ。
右サイドカバー内の燃料タンクからのコネクターを何度か抜き差ししてみたら・・・・・・・・ダメ。
何をチェックしてもダメでした。ヒューズも全然何ともないし、最後は燃料タンクの中のポンプ本体を車載工具でつついてもダメ。


     
路上でいろいろと試行錯誤(悪あがき)をしてみてもダメでした。


仕方ないので、バイクでの移動を諦めて電車で秋葉原へ行くことにして、この状況からの最善の対処法を考える。
・・・・・・普通に考えてディーラーにK100RSを引き上げてもらうのが一番無難だろうな。
ということで、ディーラーに引き上げる算段を伝えると、レッカー屋が来れるのが明日(つまり月曜)になってしまうとの事。
まさか動かないK100RSをこのままこの場所に置いておくわけにもいかず、たまたま近くにあった警察署の駐輪所に
置かせてもらう交渉をして、なんとか置き場所を確保。使えるものは何でも使いましょう。
しかし、レッカー屋が来る明日(月曜)にはまたここに来て引き上げの立会いをしないとマズイので・・・・・・



月曜に半日休みを貰って、また停めさせてもらった警察署へ。
ここからレッカー車でドナドナされてディーラーへ。


確か記憶が正しければ、前回の車検の時も同じように「車検直後」にトラブルに見舞われたような・・・・・・。
あの時はモトロニックのユニットがバカになったんだっけ。・・・・・・・遠出しなくて良かった。
どっか遠くの土地(例・宗谷岬の駐車場とか)でこんなになったら、本当に途方に暮れるところだった。

この後無事にディーラーまで輸送され故障箇所のチェックをしてもらってる間、いろいろと予想を立ててみるものの、
ほぼ十中八九「燃料ポンプ」本体が死んでるんじゃないか?。
ネットであちこち調べてみても「いきなりポンプが動かなくなるのは全然不思議ではない」ようなので、このトラブルも
そういった類のことと思われます。
ポンプ交換で幾らくらい費用が掛かるのか・・・・・・・。

と待つこと2週間。
修理が終わったと連絡を受けてディーラーに行って故障の原因を聞いてみたら・・・・燃料ポンプが原因じゃなかった。
今回の原因は、燃料ポンプのリレーの接触不良らしい。
この接触がおかしくなった(何でおかしくなったかは不明)せいで、燃料ポンプに電気が行かずに動かなくなったとの事。
また、燃料ポンプ単体で作動テストしてみたら、何とも無く作動したって言ってました。
で、この接点部分を修理(修正)して正常に作動するようになった・・・・って。



今回の修理内容。
上からこの順番で問題を解決していきました。


まあ、この修理でまた必要以上の出費が出るなぁ〜と覚悟してた割りに、大した事無く問題解決したんでホッとしてます。
(一番掛かった費用は出張引取料だった)

で、引き取りに行ったついでに燃料ポンプについて気になったことを聞いてみたら・・・・
『燃料ポンプの耐用年数・耐用距離みたいのは無い(何km走ったら交換とかそういった指定が無い)』。
『ちなみに燃料ポンプの値段は36000円』
。・・・・・・って言ってました。
何か不安なので、今度の車検のときには思い切って交換するかな。今度本当に壊れたらイヤだし。




再発したABSのエラー表示。と、その対処法について。
2007年11月。
いつものように仕事が終わった後の「夜の散歩」に出かけたとき、信号待ちからの発進時にメーターの中で点滅するものが。
どうやらまたどっかの違法電波でも拾ったのか、ABSのエラー表示が出てしまいました。
「仕方ないなあぁ」と思いつつ、メーター中の点滅を眺めながらその日は帰宅。時間があったら解除するか・・・・・・

で、後日(やっぱり仕事の後)工具箱のなかから電線を取り出して、以前にやった「ABSのエラー解除」を試みるも失敗。
・・・・・昔やったときはどんな風にやったっけ?すっかり忘れてます。
一旦作業を中止して、ネットで再度調べた後にやり直しても失敗。試走しても点滅は全然消滅しない。
・・・・・何が悪いのだろう?



このときには原因が分からずにABSユニットのコネクターを外して走ってました。
これなら「点滅」せずにABS表示が点きっぱなしになるだけ。


さらに後日(それも仕事の途中で自宅に寄り道)、K100RSを引っ張りだしてとりあえず自分でチェック出来るところを調べてみることに。
まあ、一番手っ取り早い(自分で確認出来る)ところと言えば、前後ホイールにあるABSセンサーの隙間を調べることくらい。
他の確認作業なんて、ディーラーの専用器具でないと出来ないでしょう?
工具箱からGPXのタペット調整で使ったシックネスゲージを取り出して、指定された隙間かどうかを調べると・・・・。



フロントフォークに貼ってあるABSセンサーの隙間調整のため?のシール。
上がフロント側、下がリア側のセンサーの隙間指定値になってます。


前側・・・・・0.35mmのは入って、0.55mmのは入らない。こっちはOK。
後側・・・・・0.35mmのは入って、0.65mmの入る。あれぇ〜?何で入るの?
リアホイールを回しながら何ヶ所か調べても同じ。どうやら、これが原因みたい。なんかいい加減な隙間調整だなぁ〜。

そうと分かれば話は早い。ABSセンサーを外して隙間を丁度良く適当に調整してしまおう。

いやぁ〜。トルクスボルト(金平糖の形をした穴のボルト)の頭までが狭くて届かない。でも、いろいろと道具を取っ替え引っ換え
何とかリアのABSセンサーを取り外し、一緒に取り付けられてるシムを一枚取り外す。


     
取り外したシム(使っていたシム)は4枚。
この中から適当に一枚引き抜いて再取り付けしました。
ちなみに、トルクスボルト用のレンチは急遽買ってきました。
それまで持ってたのじゃ届かないので。


『取り外す』より『取り付ける』方が難しかった。そんなことにもメゲず、何とか隙間調整終了。
で、再度隙間の確認をしてみると、0.35mmのは入って、0.65mmのは入らず。これで大丈夫・・・・・だと思うんだけど。
この後、もう一回「ABSのエラー解除」ををしてみると、一発解除・・・・・・・したと思う。
一応まだ「仕事の途中」なので、K100RSを仕舞い込んで終わり。

そして、「仕事が終わった後」に試走してきたら、見事にエラー表示が消えてました。よかったよかった。

しかし、よく思い返せば隙間の多い状態でそれまで走っていて、何とも無かったってのが腑に落ちない。
春にリアブレーキのディスク(ABSセンサー用の凸凹付き)を交換してから北海道ツーリングを含めて結構な距離を走ったのに
全然何とも無かったのがおかしい。隙間が多くてもエラーが出ずに、違法電波(?)でエラーになるって?
どうなってるのBMW!?