トラブル集

K100RSで起こったトラブルについての報告。
本当にこれ以上増えないでほしかったんですが、・・・・5ページ目です。




スパークプラグがカブったりカブらなかったり
2009年11月。
ある日の夜。仕事が終わってからの夜の買い物に出かけたときに気が付いたんですが、何かアイドリングが揃ってない。
バラバラとバラついた音を出しながら信号待ちするのは、あまり気分がよくありません。
そのときは、あまりに近所の店まであまりに低速な交通の流れに乗って走ってたせいでプラグがカブったか?・・・・・と思ってました。
(インジェクションのK100RSでも、プラグがカブることがあるらしい。)

が、その買い物のあとに空いた道を快適に走ってカブりを取ろうとした後にもバラつくことが発生して、もっと不安になりました。
それも、バラつく現象が出たり出なかったり。バラついてもしばらく走行すると元に戻って、信号待ちが長いとまたバラつくことの繰り返し。
まあ、バラついてもほんの少々の時間だし、一回カブって「死んでしまった」プラグを交換すれば調子良くなるだろうと、
『スパークプラグ犯人説』を仮定してライコランドで新しいプラグなどを購入し交換してみました。


     
多分プラグ交換が一番しやすい水冷4気筒エンジンであるK100系エンジンの
プラグ交換を買って6年目にして初めてチャレンジしてみました。
本当に簡単に出来ました。


で、外してみたプラグの写真がこれ。



写真左が前方になります。
これを見ると、一番最後尾のプラグだけが焼け方が違う。


このプラグが原因のようです。
新品のプラグ(調べて選んだNGKのDR7EA・要ターミナルアダプター)を装着して、早速試走開始。
しばらく走ってみると、いろいろと気づくこともありましたが特に問題になるのは無し。バラつきも無いし。
が、ちょっと長めの信号待ちに捕まった後、発進しようとしたら・・・・・・・・またバラつきました。

そのときはすぐに調子良くなりましたが、また何時バラつくか分からない。
頭の中では『どうやらプラグは犯人ではなかった』と別の原因を予想してました。この様子だとプラグ以外の電気系か?

4本のプラグうち1本だけってことは、そこだけが何かしらの不具合を抱えてるわけで。
4気筒に満遍なく供給してるであろう「ガソリン」と「空気」はまず大丈夫だろうと原因から除外して、残るは「電気」。
そこで目をつけたのが、これ。



インジェクションに電気信号を送ってる?ところの黒いコネクター部。


そういえば、最近雨の日が多くて湿気が多かったし、エンジンの電気系統で一番外部に露出してるところだから
何か接触不良っぽくなってるのか?
で、気休め程度の気持ちでこのコネクターをつまんでグリグリと刺激を与えてみる。その後の試走では・・・・・・・・

普通に走っても、わざと信号待ちにハマってみても、ダラダラと走っても、バラつくことなく快調に走れました。
もしかして、あのコネクターが原因だったか!?


まあ、これで問題なく走ってくれればいいんだけど、またバラつくかもねぇ〜。電気系は原因解消するのが結構面倒クサイから。
春先にやる定期点検ではこのところをしっかりチェックしてもらおう。・・・・春先までこのまま問題が出なければですが。

それと、プラグをチェックしてるときに、新たな問題を発見。



サイドカウルのエア抜き部分の塗装が大きく穴が開き
その表面が大きく歪んでました。


何かこの先もトラブル多発のよ・か・ん。




バッテリーの電圧低下?によるHIDの消灯現象?
2010年1月。
冬物セールからそろそろ春物セールに切り替わる時期であろう正月明けのこの時期に、新しい冬用のグローブを探しに
DS2りんかん千葉北⇒ライコランド柏と移動してた16号線上での出来事です。
寒い夜の移動だったんで気張って走ることもなかろうと車の流れに乗りながら走っていたら、いきなり目の前が薄暗くなりました。
そう、走ってる最中にHIDが勝手に「休んで」しまったのです。
とりあえずは周囲に車が走ってたんで、進行方向の視界はそこそこ確保出来て焦ることはありませんでしたが、
ライコランド柏に行くのはヤメにして途中で停車し、ライトの確認作業をすることに。

最初はHID配線の接触不良か何かのせいで消灯したと思ってたんですが、一旦ライトスイッチを切ってしばらく後に再点灯させると
点くんです。極普通に再点灯するので、直感的に「これは接触不良ではないな」と判断。
このままの点いた状態で16号線から帰宅ルートに進路変更をし、わざと前方に車を数台行かせるような作戦で家まで辿りつこうと思い
ゆっくりと車の流れの中で走ってたら、また消えました。
このときは走行中にライトスイッチを切って、しばらくイニシャルDの無灯火走行のごとく走ってから再点灯。
するとまた点いた。ここまでの様子から「こりゃHID本体か?」と思うようになりました。

その後も何度か消えて⇒無灯火走行⇒再点灯を繰り返しながら走って自宅までの道程を走ってたんです。
が、そのうちに前を行く車も少なくなり、街灯も少ない田舎道を走るようになってくのですが、・・・・・・・・・今度は消えない。
16号線よりも路面状態の悪い道を走ってるので、とりあえす『配線の接触不良』っていう原因は無さそう。
すると、あとはHID本体・・・・・・か発電バランスの問題か?

ここ最近のK100RSの出番は夜だけ。昼間は時間があればK1300Sの方に乗っているので(こっちのライトの実力を
図りかねてるので、ライトの必要の無い昼間に乗ってます)、HIDの付いたK100RSはほぼ夜専用となってました。
そして、夜の走行時は上にも書いたとおり「寒い夜の移動だったんで気張って走ることもなかろう」走行でエンジンをあまり回さずに
乗っていたので、もしかしたら若干電力消費量>電力供給量気味だったのかもしれない。
だから、16号線での周囲の車の流れに乗ってゆっくり走ってたときにはよく消えてしまって、交通量が少なくなりエンジン回転を上げて
乗るような状況(=電力消費量<電力供給量の状態)では消えなかったのではないか?と想像してみました。

無事に帰宅してからネットでHIDとバッテリー電圧について調べてみると、HIDでは発光に必要な最低電圧を下回るような状態
(バッテリーのトラブルとか、他の電装品が多くて車の電気消費量が多いときなど)があると消えてしまうことがあるそう。
ってことは、もしや想像どおりのことが起こってる?

で、早速K100RSのHIDを繋いでるバッテリーへの補充電で問題解決するか?を確かめるために、一度バッテリーを外して
GPXでよく使うバッテリー充電器で充電してみることにしました。



充電器のインジケーター。
充電開始直後の様子では『要充電』付近に針が指してました。


本当なら最初にテスターで電圧を数字でチェックすれば良かったんですが、仕事で使いそのままだったんで手元にありませんでした。
が、この後急な仕事が入って仕事場に行く用事が出来たんで、そのときにテスターを持って帰って充電後ですが電圧を測定してみました。


     
左は「極寒のGPXオフ会」後に取り外したGPXのバッテリー。
右は「約1時間充電後、3時間くらい放置した」K100RSのバッテリー。


これまたネットでバッテリーのことを調べると、12Vバッテリーが充電100%の状態での電圧が12.8V前後。
充電50%状態で12.2V前後になるようなので、まずK100RSの方はこれで良さそう。GPXはもう一回充電するか。

で、充電が終わったこのバッテリーをK100RSに積み直して終わり。
出来るなら一回試走でもすればよかったんだけども、寒いしヤメました。今度の休みにでも行こう。
ま、キーをひねって燃料ポンプが動いたから大丈夫だと思うけど・・・・・・・・・・・、ちゃんと走るかどうかはちょっと不安。


2010年1月追記
この状態から1週間置いて試走(ライトも点灯した状態)したら、問題は出ませんでした。
ライトも消えなかったし、エンジンも不調にはならなかった。
やっぱりバッテリーの電圧不足が原因で、その電圧不足は自分の走り方の問題だったか。




ホーンが鳴らなくなっちゃって・・・・
2010年2月
プラグ交換(DPR7EIX−9からTP−416Cへ)した後の試走時に、何か運転の仕方のはっきりしない枯葉マーク付HVカー
抗議の意を込めた注意喚起のホーンを鳴らそうとしたら、・・・・・・無音。
その後も何度かチャレンジ(押す向きを変えてみたり、カチカチ連続でやってみたり)しても、・・・・・・無音。
また壊れたか。

近年車の中で爆音で音楽を流しながら車を走らす輩も多いので、『目には目を』的に音で注意するのに最適なK100RSのホーン。
GPXやK1300Sのようなバイク用ではない車にも使えるような立派なヤツなので、鳴らすと自分でもウルサい位な音が出ます。
それが使えないとなると、他車への注意喚起どころか自分の身を守るのもままならないので、早急に対策が必要となります。

で、試走もそこそこにスイッチボックスをバラしてみました。



とりあえず自分が問題なく再組み立てが出来る範囲までやってみました。


単純にスイッチの接触不良だと思っていたんで、バラして接点を見れば何とかなるだろうと思ってたんですが、何ともならず。
接点自体はちゃんとついてるみたいだし。
そこで思いついたのが、『ホーンまでの配線の断線』か『ホーン本体が壊れた』の2つの原因。
そんなに複雑なホーン回路ではないと思うので、残る原因はそんなモノじゃない?
となると、ここから先は素人が治せるとは思えない。・・・・・・・なので、春の定期点検に直してもらおう。

それまでホーンが必要ない走行が出来ればいいな。


で、その定期点検後。
ホーンの鳴らなかった原因ってのは、『ホーンリレー』がダメになったから。交換したら、直ったそうな。
・・・・・・?。ホーンにリレーって必要なの?
てっきり、ホーンスイッチからホーン本体まで直結状態かと思ってた。あのくらいのホーンになるとリレーが必要なほどの
電流が流れるのか?
GPXのホーンではリレーは必要無いようなので、そういったのは無いみたいだし。(SMには書いてないみたいだし)
GPX並みのK1300Sのホーンにも多分リレーは無いだろう。




フローティングディスクになったリアディスク
2010年4月
春の定期点検が終わった旨の連絡があったときに「どうしましょうか?」といった部分がありました。
話を聞くと、点検での試走のときにリアのブレーキディスクのピンにガタがあるのが見つかり、
様子を見ますか?といった内容でした。

まあ、点検前にその状態で走っていたし、そのときには別段ブレーキの異常を感じなかったんで
お気楽に「GW後にオイル交換をしに行った時についでに交換してもらえば良いか」なんて考えてました。

で、ディーラーに引き取りに行った時に確認してみたら、本人の予想以上のガタがありやんの。
予想ではほんの少し「カチカチ」する程度かなぁと思っていたんですが、実際には「カタカタ」と左右方向にも円周方向にも
かなり大きめのガタが発生していて、素人目にも「危険な状態」でした。


     
写真左に見えるピンが緩んで「カタカタ」音がしてます(特に円周方向に)。
多分、このまま使い続けると、「大型トラックのホイールのスタッドボルトが折れて
タイヤが外れる」みたいな結果になると思われます。


つーか、こんなところがダメになるもんなの?
以前にミッションケースからのオイル漏れを直した時に一緒に交換したリアブレーキのディスク。
そのときには通算5万km走ってディスク面の磨耗が進んでいたから交換したのに、今回はそれからたったの2万kmで
ディスク面は何とも無いのに、このピンが緩んだせいでまたそっくり交換する事になるなんて。
完璧にハズレの部品を装着してしまったようです。

本来ならディーラーに預けておいて交換するのが一番良いのでしょうけれど、GW前にディーラーに引き取りに行ける
休みが取れるかどうかが不安だったんで、引き取りに行ける時にK100RSを取りに行って、
GWに向けて手元に置いておきたかった。
(ウチの仕事は平気で『休日出勤』が発生するので、休みの時間繰りをするのがとても難しいんです)
しかし、さすがにこの状態でGWの長距離ツーリングをこなす勇気もないので、GW前にディーラーに行ければ
もう一度行って交換したいと思います。


で、GW1週間前の日曜日。早朝からディーラーに向かい、開店直後にディーラーに到着。
早速新品のリアブレーキディスクに交換してもらいます。
・・・・・・今までのも『新品同様』なんだけどねぇ。



ガタの出たディスクからまっさらニューディスクに。
これがGW前に必要なこととは・・・・・。


これで一安心。GWだけでなく北海道のツーリングでも、これで大丈夫。

ディスクの交換後、ディーラーから帰るときに店の人から衝撃的な一言が。
「どうやらディスクが『対作品』になってるみたいで、リベットピンが太くなってるようです」
何ぃ〜!そういった事をサラっと言わないで!

が、それを鵜呑みにせずに、自宅に戻ってからリベットピン(の頭)の寸法を測ってみる。


     
両方とも8mmあるように見えます。


・・・・・・・?
まあ、結局のところハズレの部品だったのね。
今回のガタの一件が、「不良品に当たった」のか「対策前に品物に当たった」のかは分からない。
今回のガタの一件が、「運が悪かった」のか「今後もこういった部品に巡り合う可能性がある」のかは分からない。

個人的には、そう何度もブレーキディスクを交換するほど資金的に余裕がある訳では無いので、これっきりにしてほしい。
でも、多分この先も何度か交換しそうな予感はあります。


そして、交換してそのままこのネタを「一件落着」させるはずも無く・・・・・・。



交換したディスクを引き取ってきました。


この交換したディスクを再生させるべく、どっかでリベットピンだけ打ち直しができるところを探してみます。
で、それをまたネタにしてみよう。
そうすれば、今回新しくしたディスクがダメになった頃(リベットピンではなくディスク面の磨耗しすぎで)
これを使うようにしたい。そうすれば、幾らかは溜飲を下げることが出来るでしょう。