K100RSの噂と実際 U
K100RS(と言うか、Kシリーズ全般)に纏わる噂や欠点について、購入者の視点で見る実際の様子。
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優れたウィンドプロテクションを持つK100RSで雨天走行をしたら?(市街地編)
2005年5月。免許更新に行った日の夕方、あともう少しで家に着くって所で夕立に降られました。ちょっと前にもGPXで走りに
行った帰りにも夕立(というより集中豪雨)に降られてしまったりして、なんかこのごろこういった夕立が多いんですねぇ。
しかし、そういったこともネタにしてしまおう!
「BMWのバイクはその優れたカウル性能によって雨天走行時にもライダーの体は濡れない」なんてな事が言われてますが、
それを身を持って実験してみました。
雨の中を約5kmほど走った際に、ライダーの体はどうなるか?
こうなります。
・・・・下半身部分のみですが、こんな風になります。上半身部分は雨を拭きとってしまって分からずじまい。
GPXとの感覚的な比較ですけど、GPXでは上半身も下半身も満遍なく濡れてしまいますが、K100RSで雨天走行すると
カウルの外側部分から外れてしまうところが濡れてしまうくらいで、その他は結構濡れないです。
じゃあ、逆にK100RSで一番濡れてしまう部分ってのはどこ?と聞かれれば、それは股間部分。
笑っちゃいけない。実際そうなんだから仕方ない。(経験者談)
K100RSのアッパーカウルを見ていただくとわかるんですが、ヘッドライト→スクリーン→カウル上部のスポイラー部まで
ちょうど溝が彫ってあるように一段低くなっています。雨天走行をすると、そこを伝って雨がカウル上部へ移動して
やがてその上端から吹き飛ばされる・・・・のでしょうが、スピードが遅い市街地走行では吹き飛ばされる勢いが弱くて
飛距離が伸びずに運悪く股間(あるいはタンクとシートの境目あたり)へ降り注ぐようになってしまう様です。
なので、脛(サイドカウル部分)や足首(アンダーカウル・ステップ)よりも股間がよく濡れてしまうわけ。
そういえば、九州へツーリングに行ったときもなぜかタンクバックが良く濡れたことを思い出します。見た目は一番濡れなさそうな
場所なのになんでよく濡れるのか不思議でした。
ここから想像するに、BMWが考える「濡れない」速度域はもっと高速度なところなんでしょう。例えば100マイル以上とか・・・。
あとOHVのRSとか1150のRSとかRTとかで雨天走行すると、どういう風になるんだろう?
参考写真
前から見た時のカウルと体の状態の比較。
K100RSでは、足元がほとんど隠れてるし胸元までカウル上端がある。
GPXは、足が半分見えてるし腕や胸がカウルの外に出てる。
徒然なるままにオイルの話・・・・Kには何を使えばいいのか?
この前(2005年6月)ディーラーでオイル交換をやってもらいました。そのときの作業伝票を見てみると、使用したオイルの
粘度が記載されていて、「5W−40」とありました。
また、そのときにオイル補給の話で「化学合成の20W−50を使う」って話をしたら、「それはボクサーで使うオイルですよ」と
言われたんです。
※そして、オイル補給はしないようにと注意を受けました。どうやら純正オイルは「混ぜるな危険」扱いらしい。
よくネット上で見かけるのでは、「20W−50」を使う人が多いようです。自分も補給用は化学合成の20Wー50を用意してました。
しかし、今回のオイル交換でちょっと疑問に思ったので、いろいろと「思う」ところを調べてみました。
資料1・・・・取り扱い説明書より。
付属の説明書にはBMW純正オイルの写真があり、そこには2種類の粘度が用意されていて
「Kのエンジンの写真がラベルにある」5W−50と「Rのエンジンの写真がラベルにある」20W−50とが用意されてました。
ここから読み取れるのは、Kには5W−50を使うのではないか?。
資料2・・・・BS誌2005年1月号より。
100ページにオイルの写真と解説があり、そこには現在のBMW純正オイルが2種類用意してあって、それぞれの粘度が
「5W−40」と「20W−50」と記載されてました。
で、オイル交換してもらった際の伝票を引っ張りだして考えて見ると、現在BMW本社はKには5W−40が合うと思ってる?
ここで、オイル粘度の見方を調べてみたら・・・
ハイホンの前半の数字は「数字が少ないほど、低温に強い」、後半は「数字が大きいほど、高温に強い」という意味みたい。
(思いっきり簡単に言えばの話。詳しい内容は調べてください。)
ここから仮定(勝手な想像)してみると、Kシリーズのエンジンは低温でも高温でも強いオイルの方がいいらしい?
さて、ここでちょっと見方を変えて別なところを調べてみました。BMW各シリーズのオイルポンプはどうなってるか?
いろいろな雑誌で調べて見ると、Kシリーズエンジンだけオイルポンプの仕組みが違う!(80年代以降のエンジンで)
Kシリーズのオイルポンプだけ「ギアポンプ」と呼ばれるポンプになっていて、OHVのR・今のボクサーエンジン・Fのエンジン
そしてK1200Sも「トロコイドポンプ」と呼ばれるポンプを採用している。(写真とかで見る限りの話)
「ギアポンプ」と「トロコイドポンプ」でどこが違うかというと、ポンプのオイル容量と排出圧力が・・・・
ギアポンプ<トロコイドポンプ
という性能差のようなので、機械的構造だけを判断するとKシリーズのポンプだけ旧式のを使ってる?
なんでOHVのRですでにトロコイドポンプを使っていたのに、ギアポンプを採用したんだか?
ここまでで分かったことから仮定(勝手な想像)の話ですが・・・、
多分BMW本社はKシリーズのポンプの能力を考慮してわざと低温時でも強い(=柔らかい?)オイルの粘度を
指定してるんじゃないか?そして、高温時でも強いワイドレンジのオイルを使うことで、寒い国(北欧とか)から
熱い国(中東とか日本とか)までカバーできるようにしたのかなぁ?
・・・・と思うわけであります。
ただし、実際はどうかわかりませんよ。今のボクサーエンジンとかの粘度指定は知らないし、エンジンの基本構造からして
シリーズごとで違うんですから。あくまでも勝手な想像の話です。
頑丈な(と言われる)BMWのエンジンですから、多分オイルなんか何を使っても平気な気がする・・・・。
説明書にはこんな写真があるので、これ(同じ粘度)であればいいんじゃない?
K100RSを『目方でドン!』
何度も書いておりますが、K100RSは重いです。このサイトを作ってからどれだけ「Kって重い!」と連呼したことか。
確かに、今までは750ccクラスのGPXでしたし、初めてのリッターバイクですから慣れないところもあるでしょう。
そのGPXの重さですが、「乾燥重量」で195kg、「車両重量」で220kgと記載されてます。(BS誌88年11月号)
・・・・・なんで2つの記載があるの?
前々からの疑問でした。乾燥重量と車両重量で何処が違うのか?
まあ日本車同士で比べるなら全然不都合なことはないし(同じ「乾燥重量」で比べてみればいい)、カタログデータですから
実際の車重(多分これが「車両重量」?)とは違うんだ、もっと重いんだと思っていればいいんです。
しかし、K100RSと比べようとすると、これが全然参考にもならなそうなんです。
GPXでも参考にした出版社のカタログで調べて見ると、乾燥重量が259kg。しかし、別の雑誌で調べると乾燥重量235kg。
さらに別の雑誌では車両重量235kg。頼みの綱のBS誌で乾燥重量235kg、車両重量259kg。
多分一番正確であろうBMWのパンフレット(昔モーターショウでもらったヤツ)にいたっては、車両整備重量276kg。
ええぃ、小賢しい!!単位を揃えろ!
どうやらいろいろ調べると、BMWの発表する「重量」は、日本車の「重量」とは測定条件が違うようなので、こういった数字は
参考にもならないみたい。
なんとか参考になりそうなモノはないかなぁ〜と探していたら、身近にありました。車検証です。
あれにはバイクの車重も載ってるし、走行可能な状態での車重を測定してある(?)と思うので一番信頼出来るんじゃないか?
そしてGPXと比べるにも都合がいいし、他のバイクとでも比較が出来る。・・・・・車検のあるバイクなら。
幸いにして2台同時に車検をうけるので、帰ってきたらそれぞれの車検証を比較して、2台の車重差を調べてみたいと思います。
で、2台とも帰ってきました。
早速、車検証を確認してみると、GPXの車両重量が220kg。K100RSは「車両重量280kg」。
GPXとの差60kg。単純に考えても人間1人分。対GPX比率で、27%増しの車重。そりゃ重く感じるわ。
そうなると、カタログデータはほとんど意味を持たないなぁ。本当に参考程度のモノ。
(BMWのパンフレットはさすがに近似値だけど。)
GPXの220kgって重さは、今までの基準だったからいいとしても、Kの280kgって重さは「確かにそのくらいはあるなぁ〜」と
感じさせる数字ではあります。
左がGPXの車検証、車両車重220kg。右がK100RSので、車両重量280kg
やはり車格がかなり違うので、車重もそれ相応の差がありますなぁ。
でも、この数字でさえ切捨て・切り上げ・四捨五入とかしてあって、正確ではなさそう。
車重ついでに、取り回しについて一言。
たまにBMWの走りについて「走り出せば、その重さを感じさせない」とかのフレーズが出てきますが、その言葉に注意!
確かに感じさせないと思いますが、動いてる間もその車重がしっかりと地球の重力に捕まってるので油断してると
コケる原因になります。私は、停車時ですが立ちゴケを防げませんでした。重たくて支えきれなかった。
どんなに感じさせなくても、基本の車重が重たければいろんな場面(加速・コーナー・ブレーキング)でその影響はあると思う。
やっぱり、軽い方がいい。
「外車の車検」・「専門ディーラーでの車検」は金額がかかる?。
K100RSに限った話ではないんですが、ネタが無いのでこんな話題を持ってきてみました。
K100RSの車検を受けさせるのに、『普通』にディーラーへ持って行って『普通』にやってもらいました。
GPXでもそうでしたが、今まで車検はすべて店任せでやってもらってました。
ユーザー車検をやる人もいますが、その話はここではパス。GPXもバイク屋で車検を受けたんで、ここでは「GPX」対「BMW」
『普通のバイク屋』対『普通のディーラー』とで車検の内容に違いがあるのか?を書いてみようと思います。
ただし、これは私がお世話になってるお店同士での比較なので、全国一律の内容とかではないのを注意してください。
まずはそれぞれにかかった純粋な車検費用は、GPXが約59000円でK100RSが約75000円。その差約16000円也。
そして、2台の領収書とかを見比べてみて、明細内容の差異を確認してみると・・・・・。
自賠責保険と車両重量税と印紙代は両車一緒。どんなバイクでもここは変わんないでしょ?
一番の違いが車検整備費用の部分。
GPXが「車検代行料」と「12ヶ月点検作業料」とで31500円。あと、「検査機器料」で1000円がかかってました。
(多分ライトバルブをイジったから、その調整費用?)
一方、K100RSは「車検代行料」と「車検整備一式」とで42000円。そして、「総合検査料」5000円と「洗浄料」2000円が
かかってました。
単純に明細内容からの比較をしてみると、BMW(外車)の方が高い!ように見えますが、その差額はどこから来てるのか?
今度はその違いを作業内容から比べてみると・・・・。
GPXの方は今までの「普通」だったので、特に変なところは無し。今回は部品交換とかもしてもらいましたから、かなり時間が
かかってしまいましたが、過去の車検では「一週間預けたら、車検から帰ってくる」くらい。そんなもんだと思ってました。
それを基準にして、K100RSではどこが違かったのか?を列挙してみると・・・・・。
@ 作業内容の確認作業。事前に車検でどこを診るかとか、何を交換するのかとかの確認があった。
A 車検点検時に不具合が見つかったら、それについての確認の連絡があった(交換するかどうか?とか)。
B 車検後、不具合のあった部品の説明と外した部品の提示。・・・・・・・・などがありました。
そういったのを踏まえて極簡単に違いを言ったら、GPXは「車検を受ける」だけですが、K100RSは「車検+一年点検を受ける」
内容かも?車検だけではない作業内容だから、幾らか割高な費用でも何となく納得。
つまり、K100RSの車検時には「どっか悪い箇所があれば、その場所の交換部品と交換作業代も必要になる」訳だ。
今回の車検では、フォークのオイルシールとかとは別に交換したリアブレーキパットとクラッチワイヤーと
マフラーを取り付けるスタッドボルトとかの部品代と作業代が車検費用とは別に発生してるので、それを純粋な車検費用に
加算すると・・・・・。
GPXが約59000円でK100RSが約84000円。その差約25000円也。
うーん。こんなもんかなぁ?個人的見解ではそんなに高いもんじゃないなぁ・・・って感じ。2台続けてでは厳しい金額ですけど。
どっかに書きましたけど、自分で整備してトラブルの原因になっても悲しいので、お店に任せられるところは任せます。
それが車検手続きであっても。そもそもユーザー車検する時間を作れない(作る気もない)ので、これで良いのだ。
フロントタイヤの磨耗によるハンドリングの変化・その2。
副題 「車体操作の熟練度とタイヤ磨耗の進行との関連についての考察」
2006年7月。3ヶ月遅れの「30ヶ月定期点検」に出すときに車体を眺めていたら、ちょっと気になった部分がありました。
・・・・なんか、タイヤが段減りしてるみたい。
ちょうど5月から6月にかけて積極的にGPXに乗ってたせいかもしれませんが、K100RSに乗るとGPX以上に
タイヤが切れ込む感触がしてたんで、何となくは気になってたんです。
しみじみ観察してみると、「段減りしてるけど、それほどひどい状態じゃない」みたいなんで、ディーラーに持って行った時に
担当の人と相談して「夏に北海道に行ってから、交換しましょう」ってことにしました。
確かに段減りはしてたけど、タイヤの溝はスリップサインまでかなり余裕があるほど残ってたんです。
K100RSを預けてから「過去のタイヤ交換(フロントタイヤのみ)をどのくらいの距離でやったか」を調べてみました。すると、
1回目・・・・中古で付いてたタイヤを約8000kmで交換。これが昔ネタにして書いたときのもの。
2回目・・・・新品タイヤを約8400kmで交換。
ここまでは、ほぼ「年一回」くらいの交換ペースで交換してました。タイミングとしては、だいたいいつもGW後にしてましたね。
そして、今現在は2回目に交換したタイヤを約9500kmくらい使用中。
タイヤ磨耗度の比較写真
左が1回目交換時に撮った写真で、右が今回点検前に撮った写真。
気のせいかもしれませんが、今回の方が磨耗(段減り)が少ないような気がしてます。
使い方としては、街乗りとツーリングのみですから、過去と今との使用状況はそんなに違わないはず。
タイヤの銘柄も購入してから「パイロットロード」しか使っていないので、これも磨耗度の違いには影響ないでしょう。
すると、磨耗度の違いを生む可能性のある要素として残るのは、「操縦者の熟練度」なのか?
K100RSに乗って2年半くらい。それまでのフロント16インチ車の乗り方『GPX乗り』から多少なりとも『BMW乗り』の乗り方に
対応できるようになったのかなぁ?
また、今後も気が向いたらタイヤについての考察(ネタ)を書いてみようかと思います。
2006年10月追記
上の時から北海道ツーリング+α走った後の写真。
点検後だいたい4000kmくらい。
通算距離で14000kmくらいの様子です。だいぶ角張ってきました。ただ、まだスリップサインは出てないんでもうちょっと走れそう。
2006年11月追記
これを書いてる時に昔の作業伝票を見てたら、今使ってるタイヤって上にある2回目の時に前後同時に替えてたんです。
(2005年の6月・約29600km時)
今までのGPXでは、400でも750でも「リアタイヤが限界だから交換しよう。なら、フロント側もそこそこ減ってるから一緒に
変えちゃおう」って感じで交換をしてたんですが、このK100RSではそういったのになりません。
今現在のリアタイヤは溝がしっかり残ってます。
よく思い出せば、前回タイヤ交換したときに初めて前後同時に新品を使用開始したんで(それまでは何故かリアタイヤに不運が続き
リアのみ頻繁に交換してました。)、この「リアよりもフロントの磨耗が早い」タイヤの減り方がKシリーズ全般の減り方の傾向
なんでしょうか?
確かに、昔の雑誌には「フロントタイヤの磨耗に敏感なKシリーズ」ってのは書いてありましたが、リアについての記述はありませんでした。まあ、普通は書かないでしょう・・・・・。
乗り方にしても、普段そんなにフロント側に負担をかけて乗ってるつもりは無いんですが・・・・・。どうなんでしょ?
それとも、フロントをコジる乗り方になってるのかなぁ?
もしかしたら、K100RSって意外にフロント側に負担のかかる乗り物なんだろうか?いろいろ頭の中に渦巻くモノが・・・・・・・・。
フロント側とリア側との比較写真。
フロント側(左)のはスリップサインが間近なのに対し、リア側(右)はまだ全然平気そうな溝の残り方をしてます。
※ リアタイヤについては、KシリーズどころかBMW全般に纏わる「減りやすいクラッチ板」の噂・・・個人的には一番怖い・・・が
気になって、そぉ〜っと発進するようにしてるんで大した減り方をしないのかもしれない。
だから、信号ダッシュでフィ○トとかビィ○ツに負けるんだって!
インジェクションは偉い?K100RSの燃費についての報告。
2006年9月。8月に北海道へツーリングへ行きました。そのときに給油するごとに距離と給油量を書き留めていたんです。
それは今回ばかりでなく、過去GPXでのツーリングでもしてました。ツーリングでのペース配分とか給油のタイミング
(メーターの積算距離から残りの油量を想像する)とかを把握するためにです。
で、K100RSを買ってからのツーリング(九州とか四国、今回の北海道)でも同じようにやってみたんです。
その経過観察の結果。K100RSは、長距離&一定速度でダラダラ走るとかなり燃費がいいみたい。(前にも書いたけど)
少なくとも、普段の買い物とかでの使用ではそんなに燃費に違いは出ないんで(両車17〜18km/Lくらい・Kの方がちょっと良い)、
日常ではそんなに気にしない部分なんですが、ツーリングとなるとそれなりにガソリンを補給するんで気になる部分なんです。
例えば、2005年のGWにK100RSで四国にツーリングに行きました。そして、2006年の6月にGPXで明石へツーリングに
行きました。その両方ともで「自宅→東関東→首都高→東名」と途中まで(京都南ICまで)同じコースで走ったんです。
細かく言えば、走った時間帯(渋滞とか天候とかが違うかも)や走るペース(GPXよりもK100RSの方がよりハイペース)が違うんで
誤差があるかも知れませんが、そういったことを考えずに同じコースの同じ給油タイミングでの両方の燃費を比べると・・・・・
GPXがだいたい16〜17km/L。K100RSが20〜21km/L。そんな結果になりました。
また、今年の北海道ツーリングでのK100RSの燃費を計算してみると、高速ではだいたい20〜21km/L、市街地で
だいたい24〜25km/Lという数値になりました。(最高25km/L・最低18km/L)
ペース的には、高速が140±20(5速で約5000rpm)・市街地80±20(同約3000rpm)ってところでしょうか。
そんなペースで走っての結果です。
GPXでの燃費を思い出すと、「絶対そんなに走らない」
いいとこ20って数字が出ればいいんじゃないかな?ツーリング時でのGPXの目安は全体通して18km/Lくらいでしたから。
まして、GPXは速度を出せば出すほど(エンジン回転数を上げるほど)燃費が悪くなるんです。
たまに雑誌なんかで、『BMWのバイクは思ったより燃費が良い』なんて書いてあって「本当か?」と疑っていたりもしてたんですが、
実際の燃費を計測してこの結果を見ると「本当だ」と思わざるを得ません。
で、その一番の功労者となるのがインジェクションじゃないかな、と。
もともとの排気量が1000のK100RSと750のGPX。普通に想像すると1000の方が燃費が悪そう。でも実際は逆転してる。
インテーク側の口径を比べると、Kが35mmでGPXが34mm。一気筒あたりの排気量(K=250cc・GPX=187cc)に対しては
Kの方が小径みたい。・・・・・・・と言うことは、Kの方が「吸気しづらい」?
それに加えて、GPXのエンジンよりKのエンジンが同じ速度ならより低回転で回るってのも原因かも?
いろんな事が頭のなかで繰り広がりますが、やっぱりインジェクションでの燃料供給制御がキャブレターよりもより低燃費状態で
エンジンを回してるのが一番の原因ではないか?
私の仮定(勝手な想像)ですが、一定の速度状態・・・・高速とかでの巡航してるとき・・・・なんかでは、結構燃料を薄めにして
供給してるのかなぁ?「一定の速度状態(回転数)なら、薄めの状態で走っても問題ない」とかあるんでしょうか?
北海道まで行った後のマフラー出口を見ると、出口付近は黒っぽいのにその奥はかなり白っぽい色になってるんで、
そういった仮定(勝手な想像)が浮かんでくるです。
これがそのマフラーの様子。
手前側よりもエンジンに近い奥の方が白っぽい色でしょ。
「色が薄い→燃焼時のススが少ない→余計なガソリンが無い→ガソリンが薄い」と思うんですが?
エンジンのことについては何にも知らないんでこんな仮定(勝手な想像)をしてみましたが、そんなことをしなくても
K100RSで長距離&一定速度でダラダラ走ると燃費は良い(と結果が出た)のは変わらない。