K100RSの噂と実際 V

K100RS(と言うか、Kシリーズ全般)に纏わる噂や欠点について、購入者の視点で見る実際の様子。
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オイル消費量調査第3弾 長期企画再び。
最近のK100RSの具合ですが、・・・・・・・・・・・特に問題ありません。
過去の走行上のトラブル機械的不具合みたいのは発生せず、2006年10月に受けた6ヶ月毎点検でも『問題なし』でした。

ということは・・・・・・・・、ぶっちゃけこのサイトで出すようなネタが無いわけです
別に改造とかに傾倒してるわけでなく、休みごとにツーリングに行けるわけでもなく(それはそれで羨ましいんですけどね)
極普通に『普段の買い物』とか『チョイ乗り』でしか使用していないから、そんなに変化してるわけじゃないんです。

しかし、そういった中からでもネタをひねり出そう。

気が付いたのは、2006年9月にお台場でやったモータースポーツイベントに行く朝でした。
北海道ツーリングへ行った後だったんで、「オイルの消費量はどんなもんか?」と気まぐれでオイルゲージを覗いてみたんです。
そうしたら・・・・




こんな感じ。
記録を取っといてよかった。



過去2回の調査時の減り方よりも減って無さそう!?
前回オイル交換してからの走行距離を調べると、約3700km位走った頃だったんですが、その距離の割りには減ってなさげ。
距離から予想される減り方で言ったら、真ん中から遥か下の方にオイルレベルがあってもおかしくない。
オイル消費量の目安は「1000km走って、オイルレベル4分の1消費」でしたから。
どうしたんでしょう?

仮に、オイル交換直後のオイルレベルが多すぎてたとしても、そんなに誤差が(減り方の誤差が)出るわけないと思う。
もしかしたら、Kのエンジンってある程度内部部品が馴染むまでに時間・距離が必要なんだろか?
一応BMWの慣らし運転距離と言われる3万kmを越えたし、さらにマイクロロンなんかも添加したし、
以前に比べてエンジンの中がスムーズになったのかな?そういった変化が減り方にも影響を与えているんでしょうか?

そんな疑問を解消し、且つこのサイトのネタにも使えるオイル消費量調査をまたやって見たいと思います。
幸い点検時にオイル交換も済ませて、前回調査時と同じような時期(11月)からのスタートなんで、使用条件なども
同じ使い方しかしないでしょうから、比較するにはもってこいの状態。


いつもどうりサイドスタンドで保管後の冷間時の様子です。(2006年11月19日)
この状態でスタートです。




※参考資料写真
サイドスタンドで保管すること1週間。そしてエンジンを始動してみたら・・?

ほとんど煙なんか吹かない?
写真じゃ写らないほど少量しか出てません。
やっぱりエンジン内が前回よりも馴染んでるのか?(2006年12月3日)




2006年12月30日
前回より1000km走行しました。その結果は?


こんな感じ。(2006年元旦に写真を差し替え)

以前の測定したときよりも減り方がユルくなってない?って言うか減らなさずぎ。
本当に少ししか減ってない。前回が「4分の1よりちょっと多め」なところだったのが、今回は「4分の1より気持ち少なめ」な
ところで落ち着いてる。
前回測定時から2万km走ってこんなに違いが出るもんかね?
この調子で行ったら、4000km走行後は真ん中くらいで落ち着くんか?
やはりBMWの慣らし走行ってのは、相当長距離なんだろか。前回20000km走行くらいの時はまだ馴染んでなかったのか?




2007年2月25日
初回測定から2000km走行しました。さて、今度はどうだ?


やっぱり減り方はユルくなってる。

写真で比べる限りは、同じ量くらいしか減ってない。オイルレベルで言うと、だいたい「8分の1より多め」ってとこ?。
そういったアバウトな比較の仕方もどうかな?と思いますが、そう言うしかない。。
この二ヶ月くらいは本当にチョイ乗りくらいにしか使ってなかったんで、「減り方とかに影響するかな」と思ってましたが
全然関係無かった。
この様子だと、3000km後はまだオイルゲージの真ん中の赤い点よりも上にオイルラインがあるでしょう。
もしかしたら4000km走っても真ん中に来ないかもしれない。




2007年4月8日
GW前のオイル交換も兼ねた6ヶ月点検に持ってく前の測定。


ちょうど2800km走行時。

パッと見た目には、全然減って無さそう。よく見れば減ってるって感じ?
やっぱり前回よりもエンジン内部が馴染んでるんだな。じゃないと、他に説明出来ないもの。
今後しばらくはオイルレベルに注意しなくてもまず大丈夫そう。前のときなら「4000km走ったらどうせオイル補給のころ
だから、いっその事交換してしまえ。」と思ってましたが、今なら「4000km走ったからオイル交換。」と純粋な
交換ローテーションに則ったオイル管理が出来そうです。

後はこの減り具合がどの程度の距離まで持続するのか?
前にも書きましたが、Kの説明書にあった「最大オイル消費量=100km走って0.15L」って限度まで減り方が増加したころ
つまりオイルレベルの一番上にある状態から400km走ったらオイルレベルの下まで減ってしまうまでひどくなったころには
一体何km走ることになるのか?これからの楽しみになりそうです。




オイル消費量調査第4弾 もう一回短時間に長距離を走ってみよう!。

2007年4月のGW
無事に休みも確定しまして、ほぼ計画どうりにGWツーリングに九州方面へ行くことができそうです。
そこでもう一度長距離ツーリングでのオイル消費量調査をしてみたいと思います。

2007年4月30日現在の様子は・・・・


こんなです。
エンジンオイルがほぼ目一杯入ってます。


そして、GWツーリングの終わった5月13日の状態は・・・・


こうなりました。

うーん。大体半分くらいの消費?
上の第3弾の時よりも減り方は激しいなぁ。3000km走ってゲージ半分ってことは、1000kmで約100ccってとこ?
こんなもんなのかなぁ?前回の九州ツーリングの時には出発前に「サイドスタンドでの保管後」の計測写真を撮ってなかったから
比較が難しいけども、多分そんなに違いは無さそう。つまり、同じくらいは減ってる。
(前回2800km走行後の写真と比べたら、ゲージの様子はそんなに変わらないし)

今年の九州ツーリングを振り返っても、そんなに激しい走り方(市街地よりも高回転を使ったけれども)では無かったし
どこが違いになったんだろう?
一般道と高速道の割合も前回九州ツーリングと大差ないだろうし・・・・・ほとんど高速道での移動・・・・市街地での使用が多い
普段の使い方=比較的低回転での使用がオイル消費の違いになるんだろうか?
回した使い方をすれば、それだけオイルも消費するのか。

今度は北海道へ行ったときと比べますか。




2007年9月
で、北海道ツーリング前後での様子。もうある程度の予想(予測)がつきますが、懲りもせずに観察。


行く前。すごく分かりづらいですが、ほぼゲージ一杯。



ツーリング後。予想どうりの減り方しかしてない。


今後はこんな減り方しかしないんだろうな。当面、オイルは気にしなくて全然平気。




フロントタイヤの磨耗によるハンドリングの変化・その3。
副題 「弱っちいフロントタイヤと頑張るリアタイヤ?」

2007年1月
新年一発目の走り出しの日。GPXの方でもタイヤの減り方が気になったので、タイヤの空気圧チェックがてら消耗度合いを
見てみたら・・・・・

     
案の定、見事に段減りしてました。
まあ、乗ってる本人はあまり気にしてませんでしたが。

タイヤの中心部よりちょっとズレた部分が一番磨耗していて、その次に中心部。一番サイドは全然新品状態。
大した乗り方をしていないのでサイド部分はどうでもいいんですが、毎度毎度「タイヤの中心部よりちょっとズレた部分」が
妙な磨耗の仕方をしていて気になります。やっぱりKシリーズ独特のクセとして見た方がいいのかな?

ディーラーでやってもらった作業伝票から前回フロントタイヤを交換した時のを探し出してみたところ、2006年10月に
交換してもらってました。走行距離がだいたい「43800km」の頃です。
今(2008年1月)の走行距離がだいたい「55600km」なので、差し引き11800km。
タイヤのスリップサインの残り具合からだともうちょっと行けそうですけど、この段付き磨耗が異様なほどまでの形になったら
交換しないとマズいでしょう。春先のGW前の点検時にでも予算の都合がつけば交換してもらうか。


その一方でリアタイヤはというと、


真ん中が程よく磨耗してますが、まだ溝は健在。

このリアタイヤも交換した時の伝票を探してみたら、前回交換したのが2005年の6月。走行距離だとだいたい「29600km」の頃。
で、今の走行距離からどのくらい走ったかを計算すると、差し引き26000km。何か耐久力ありすぎの感がします。
ざっと振り返るだけでも北海道へ3回行ってる計算になるのですが、とてもそんな風には思えない磨耗の仕方に見えます。

前回タイヤをネタにしたときも書いたことですが、「Kシリーズってフロントタイヤに負担のかかるバイク」なんでしょうね。
多分、タイヤの種類(メーカー・タイヤの性格も含め)を替えたところで、この磨耗の仕方は全然変わらないんだろうなぁ。
もしこの仮定が当たってるなら、今度タイヤを替えるときもパイロット・ロードが良いなぁ。でも、新型のパイロット・ロード2
出たからそのうち廃番でしょう。
春に交換してもらう(ことになったとして)頃まで残っていれば非常に嬉しいんですが・・・・・。
※ロード2のフロントタイヤのパターンって、あまり好きではない。

果たしてリアタイヤは何処まで走行距離を延ばすことが出来るのだろうか?
一番減っている中心部のスリップサインが出るころまでネバって使うとするならば、2008年のGWと北海道くらいはこなせそう。
いや、2009年のGWくらいまでイクかな?
それでも使い始めてから3年近く経ちそうなモノだから、そんなに使えない(そのうちに硬化し始めそう)。
だとしても、それも気にしなければその位の走行距離は走れるでしょう。
こっちはフロント側に比べても「使い込んでない」のが一番の原因あるいは要素になってる?
『アキレス腱のクラッチ』を扱う気持ちが一番リアタイヤを持たせてるんでしょうけど、その他にも基本的なタイヤの頑丈さ
持たせてるのだろうか?それとも、もうちょっと荒っぽく(クラッチ繋いだ後の急加速とか)使っても全然平気とか?
今度替えるなら、こっちはロード2じゃなくてもっとスポーティな性格のタイヤにしてもいいか。多分それでも結構持つと思う。




そして、もしかしたらこのネタは春先まで続く。