HID
合言葉は「もっと光を(byゲーテ)」。





この状態が「普通」だったんだけどねぇ。
(わかりやすく目印の赤い工具箱を置いてみました)


GPXを乗り回してた2008年6月ごろ。
それまでは昼間か夕方ごろに乗っていたんですが、久しぶりに「夜の買い物」で乗って行ったらとっても暗いライトにガッカリしまして・・・・。
さらには、その時に運悪くライトバルブが切れてハイビームで帰ってきたりもして、いろいろ大変でした。


HIDを積んでるK100RSの方で夜走る機会が増えたせいもあって、以前よりGPXで夜の街中を走るのは減ったので
(バッテリーが弱くなってライト点灯するとアイドリングが不安定になるので、あえて夜走るのを避けてました)
「GPXのライトの明るさ」はそんなに重要な事ではないですが、「GPXのライトの明るさ」が絶対的に足りないと思うようになりました。


そのHIDを積んだK100RSのライトの明るさがどんなものか比較してみると・・・・



こんな感じ。
上の写真を比べてみていただければ、どれほど違うかわかると思います。


デジカメで撮った写真なので勝手に明るさを補正してるかもしれませんが、実際の見え方との誤差は少ないを思います。
昔HIDを取り付けたころはこの強烈な明るさに慣れなかったときもありましたが、いざこの明るさに慣れると今までのハロゲンライトが
暗すぎるように感じてしまいます。
このHIDのおかげで、北海道ツーリングに行くときにGPXでは考えもつかなかった「深夜超特急」というやり方も出来るようになったし、
夜走る時には『方法はどうであれ明るいに越したことはない』と思うようになりました。

ちなみにうちのGPXは全くのノーマル状態のライトではなく、上の写真を撮ったときは
PAMSのヘッドライトブースター+K100RSでお蔵入りした「HID並みの明るさ」と銘打ったハロゲンバルブ
と言う組み合わせで使ってるのですが、ぜんぜんHIDの明るさにかないません。

そこで、このライトの暗さを解決するのと同時に、ライト点灯時の消費電力の軽減(=ライト点灯時のアイドリング安定化)を目指して
GPXにもHIDライトを付けよう!・・・・・と銘打ってサイトのネタにしてみます。




だったら普通に売ってるHIDライトを買ってつければいいじゃん!と思うでしょうけれど、そこはいろいろと選択肢を考えるわけです。
どういうのかと言うと・・・・

@ 市販のHIDをそのまま付ける。
A ネット通販のHIDを付ける。
B K100RSのHIDの移植(K100RSのHIDのグレードアップ化)。

こんな選択肢での取り付け方法を考えてるわけです。

@ならバイク用品店で売ってるHID(デイトナとかソーラムあたり)を買ってきて取り付ける・・・・だけなんで、そんなに面倒じゃないし
すぐにでも出来るのですが、やっぱりちょっと値段が高い。

Aのはネット通販なとで入手できる商品(サンヨーテクニカとか)やネットオークションで出回ってる商品を付けるんですが
バイク用品店で扱ってるヤツに比べてとっても安い・・・・・・・むしろ、安すぎる?。
そういった価格設定はうれしい反面「この商品大丈夫か?」と心配する面も出てきます。

Bはどうせ買うなら一番出番の多いK100RSのHIDライトをGPXに回して、K100RSのHIDをもっと明るいヤツにした方が
いいんじゃない。多少の使いづらさ(K100RSのトラブルUを参照のこと)があるものの、それは注意すればいいことだし
GPXにより良いHIDを付けても電気系の不安が払拭出来ないけど、電装アクセサリーを付けることを考慮してるK100RSなら
高光量HID=普通のHIDよりも消費電力の多いHIDを付けても対応出来そうだから、だったらそっちの方法がいいなぁ。

・・・・と一人悩んでいるわけです。
他にも、GPXの車検を頼んでるバイク屋でHIDでの車検について聞いてきた方がより確実(どんなHIDを選んだ方が良いか)だし
BをやるにしてもやっぱりK100RSの車検を頼んでるディーラーに聞いておきたいし。
一応全てお店側に任せているお客としてもいろいろ考えるわけです。
※GPXの例で言えば、上に書いた「切れたライトバルブ」では前回の車検は通らなかったようで、別のを付けて車検を通しました。
HIDを付けたとしても車検の度に普通のバルブを付ける作業が必要なら、そういうのはかなり面倒くさそう。

とまあ、思うことはいっぱいあってなかなか実行に移せていません。
オマケに、今までGPXのタイヤやブレーキディスクにお金をかけたり突然パソコンを買い換える必要に迫られたりして
現時点での資金的な余裕は少なく、これから北海道ツーリングがあったりバイク用品やバイク用品以外にいろいろと買いたいモノもあり、
「GPXにHID」の優先順位は現在かなり下位にランキングされるので、実行するならまた正月になると思います。
交換する作業時間を確保する必要性もあるし。
多分、今年のクリスマスにはサンタさんに「HIDがほしい!」と願うことでしょう。




2008年9月
8月の北海道ツーリングに使った際に急遽ライトバルブを交換したので、その様子を報告。

さすがにあの(一番上の写真の)状態では夜道を走るのは不適切であろうと思い、バルブを変えたんです。
銘柄はツーリングのとこに写真を掲載してるので、それを参照に。
買うときには「明るいだろう」と思い買ったんですが、どの程度明るいかとか色具合とかは全く分からず
(写真とか点灯試験機のようなモノで見たりしても、実際とはかなり異なるでしょう?)、結構適当な選択で選んでみました。

で、そのバルブをGPXに付けてみたのが、これ。



うーん、交換前よりかはマシだと思う。


K100RSでお蔵入りした「HID並みの明るさ」と銘打ったハロゲンバルブよりかは明るくはなりました。
もっとも以前のが暗すぎたので、そのギャップからの明るさもあるでしょうけれど・・・・・。
ツーリング以後もこれを使って夜道を走ったりしてますが、色の白さもあってか「明るさ」には問題無し。
ただ、やっぱり低回転走行時間が多いとアイドリングが不安定になって、「消費電力が多いな」と心配になります。
※バルブと同時にバッテリーも新品にしましたが、アイドリング不安定症状は消えはしませんでした。


GPXのオルタネーターって、結構回転させないと十分な電力を発電しないようなので、それが問題かも?
SMには「4000rpmまで回して13,5V」なんて記述がありますが、自分のGPXで計測してみると
まあだいたい4000rpmまで回して14Vくらいまでは発電します。それ以上は幾ら回しても上がったりしません。

しかしその4000rpmってのは、走ってるときでのスピードで言ったら結構速く走ってるときの回転数になります。
6速なら約90kmくらい。街中を走る速度としてはちょっと出しすぎ。
でも、夜の街中を走るときには4000rpm付近の回転数を維持しながら走るようにしてます。
(あまり回転を上げてもうるさいし燃費にも良くないので、そんな走り方をしてます。)

一方のBMWってかなり低回転から十分な発電をしてるようで、とある本では1500rpmでもう14V程度
発電してると記述があります。さすがインジェクションや電装アクセサリーを使うバイクだけのことはある。

GPXだけじゃなく昔の『ライトを常時点灯しない時代のバイク』ってどのメーカーのヤツも
ある程度エンジンを回さないと発電しないのかな?




まあ、しばらくはこれで行きます。