リアブレーキ修理
♪30年目のトラブルくらい、大目に見てよぉ〜♪





リアブレーキパットがきれいに当たっていません。


それは、GPX生誕30周年記念集会への参加準備をしていたときのこと。コンテナボックスから引っ張り出してきた車体を
一通りチェックしていたらば、リアブレーキディスクの内側の当たり面がきれいなツートンカラーになってました。

振り返ると、去年(2015年)のKCBMin富士山か何かへ参加するときに、前後ブレーキパットを交換したんだよなぁ。
という事は、『その時使ったブレーキパットが悪いのだろう』と決め付け、リアのパットを取り外して
適当な部分をヤスリで修正して、再組み込み→試走してみた。
・・・・ものの、思い通りにはならず、サビた部分はそのまま。うーん、何か別の理由か?


この時は明石への準備期間を長めに取っていたものの、雨やら休日出勤やらで大したことが出来ず、結局上の写真の状態のまま
30周年記念集会へ参加してました。

長距離走行への直接的な影響は無かったけど(途中でブレーキが効かなくなることも無く)、普段使わない訳が無いリアブレーキが
何となく変だと思いながらの走行は、あまり気持ちよくなかった。
それに、いつものブレーキの踏み具合と違うんじゃない?と思い始めると、より一層の不快感が増してきます。
(そういえば、いつもの時より踏み込みストロークが大きいような気がしてた。)


で、30周年集会から戻り、K1300SとK100RSをディーラーに預ける予定行動の合い間を使って、いろいろと原因を探ってみた。



リアブレーキとパットの部分を接写。
よく見れば、パットとディスクの間に隙間が見えます。


     
やっぱり『ブレーキパットが悪いのだろう』と思い、
新規に別メーカー製のパットを買ってきたものの、全然変わらず。
ここまでやって、初めてブレーキパット以外の原因を探すようになりました。


ブレーキパットじゃないとすると、ブレーキキャリパー本体かキャリパーホルダーかのどちらかに不具合でもあるか?
でも、キャリパー本体は過去にバイク屋でシール類を交換してもらったりしてるから、・・・・・・・・・多分違うな。
そうなると、残ったキャリパーホルダーが怪しい。



駐車場から出すのももどかしいので、その場で分解チェックしてみる。
(ちなみに、休日出勤の合い間です)


     
しみじみ観察したらば、キャリパーホルダー下側に妙な凹みを発見。
この凹みにブレーキパットが引っかかってる?


見るからにこれが怪しい。
とりあえず、この部品は交換しなきゃならないな。

休日出勤後、パーツリストでこのキャリパーホルダーの部品番号「43044−1067」を調べ、この部品を入手すべく
ネットショッピング(ムラシマでは無いネットショップ)で探し出し、一番安い価格の所から購入。
安い理由は後で分かった。


数日後、待望の部品の到着です。


     
えらく保存状態のいい加減なブレーキキャリパー。
良く見れば、すべりを良くする?部分が1個紛失してた。
ま、ここは元々のヤツから移設すればいいや。


     
せっかくなので、パットスプリングも新品購入。
怪しいと思われるところは全部交換です。


そして、待望の日曜。K100RSとK1300Sの入れ替え『ディーラー往復』の前に、GPXを引っ張り出して、部品交換。


     
一度予行練習をしているので、作業そのものは20分くらいか。
あの一個足りない部品はちゃんと移設しました。


この日は乗れなかったけれど、後日「夜の散歩」をしてブレーキの当たり面をつけるようにリアブレーキを多用しながら走ってみた。



また100%じゃないけど、全然心配しないでいいような当たり面になった。
ブレーキペダルの踏み具合も、しっかりしたものになりました。


これでようやく不安無く乗れる状態になりました。けど、もうディーラーからK100RSが帰ってくるので、
ブレーキの当たり面が100%になる前に、コンテナボックスで夏を迎えることになります。