GPXについて熱く語る!
他のGPXサイトの方がしっかりしているので、こんなのでお茶を濁します。



バイクに興味が出てから幾年月。長年の夢だったGPX750Rについての思いを綴るページです。
なぜ、GPXを400〜750と乗り続けるのか?なぜ、K100RSを購入する際に「下取り」に出さなかったのか?
そんなGPXに纏わる話をだらだら書きます。題名を変えるなら『私とGPX』
でも、記憶がかなりあいまいでいい加減な文章です。

第一章「出会い」
それは中学校ぐらいだったでしょうか。とあるマンガでV−MAXが出ていて、馬力が1200ccで145馬力っていう
数字に「そんなにバイクって馬力あるの?」と興味が出たのが一番最初のきっかけでした。
それから本屋で『ROADRIDER別冊・バイクカタログ’88』を購入(今でも持ってる)、バイクへの扉を開いたのでした。
そのときはまだヤマハのFZRとスズキのGSX-Rの区別がつかず、「どのバイクに乗ろうかなぁ」と何の気なしに眺めている程度でした。
そのときにカワサキの新機種で出ていたのがGPXシリーズでした。そのなかでも、GPX750Rのページを初めて見たときに
漠然と頭の中に「いつかこのバイクに乗りたい」という気持ちというか予感というか、そんな感じはありました。


第二章「中免時代」
3ない運動真っ只中の高校と大学浪人の合計4年をCM誌BS誌などバイク雑誌購読に費やしながら、
大学入学とともにバイクライフ第一歩の中型免許を取得。ついに路上に踏み出しました。
そのときに選んだバイクがGPX400R。そのときの自分の好みや普段の使い勝手を考えてみたのですが、
結局当時発売されていた新車ではなく、ほとんど指名買いに近い形でこの中古車を選びました。

性能や金額の問題もありましたが、それ以前の問題で『GPXである』ことが重要だったんです。
バイクを買う場合、多くの人が「メーカー」とか「車名」を指定して買うことが多いのではないでしょうか?
自分の場合は、それがGPXだっただけで特別なことは何もないと思うんですが・・・
それに、GPXってGPZよりもカッコいいと思うんです。
それは400でも750でも。そう思いませんか?

そのときすでにカタログ落ちしていましたし、不人気車種のレッテルを貼られていたGPXシリーズは中古車市場でも
数少なく400Rも選ぶ余地はそんなにありませんでした。
けれど、初心者らしく「上野バイク街」で探していると一番最初の店で400Rを発見。もう即決。
あっけなくGPXのオーナーになりました。
この400Rでは、通学やバイトの足だけでなくツーリングの面白さも教えてくれましたし、バイクいじりの面白さとか
いろいろ勉強させてもらいました。(自分で整備して「イジリ壊した」こともありました)
人生の中で最初のバイクは、都合6年6万km走って750Rにバトンタッチとなりました。
いつかこのHPで400Rのページを作ってみたいもんです。(古いフィルム写真しかないので画像が・・・)


・・無かったので写真をデジカメで撮りました。

第三章「10年越しの成就」
社会人3年目ぐらい。毎月の給与からすこしづつお金を貯めて、400Rの車検を数ヶ月後に控えた頃
ついに念願の750Rの購入に踏み切りました。
その頃は400Rの時以上にGPXシリーズは数が少なく、750Rなんか中古車雑誌一冊に数台。
ゼファーなんかいっぱいあるのに。まあ、生産してからかなりの年数が経過しているので、しかたないんですけど。
それでもくじけず数台のGPXを求めて、都内にあるバイク屋に探しに行きました。

今思い出しても悲しいのですが、中古車屋でGPXって扱い悪いですよねぇ。
某大型カワサキ専門中古車屋にて3台の750Rがあったのですが、実際に見に行くと錆だらけでホコリだらけの車両で、
他の900RやZZ−Rなんかに比べて扱いが非常に悪い。なんか悔しい気分になりました。
売り物だったら、せめてそれらしくきれいにしておけ!
そこを後にして別のお店に行ったのですが、そこにあった一台は店内の他の車両に比べても程度は
そんな車両だったんですが、さっきの3台を見た後で気分が妙な気持ちになっていて
この一台俺が救わずにどうする
と思い込み、これを購入しました。確か車両価格28万ぐらいだったのですが、その後一年位の間に15万くらいの
費用でリフレッシュさせて、そこそこの程度までにはしました。(改造とは別にブレーキやFサスのOHとかしました)

余談ですが、GPXのカウルに貼ってあるわかる人にはわかる「ステッカー」も750Rを買う前に
そういうのがおいてある店で買って、750Rに貼るために2年ぐらい保存してました(いや、もっと・・3〜4年ぐらい)
変な意味でそのくらい750Rには思い入れがあったんです。
『いつかはクラ○ン』でなく、『いつかはGPX750R』が当時の決まり文句でした

この750Rも買い物やツーリングに活躍してくれ、10年かかって手に入れた喜びを噛み締めていたんですが、
平成15年の車検の際に、いきつけのバイク屋から「エンジンから異音がして、調整しても止まらないです。」
タペット周りの不調を指摘されて、意気消沈。もう一台のK100RSを購入してすっかり影が薄くなっています。
平成17年の車検までの間、少ない時間を思い出作りに費やしたいと思います。(車検通したばかりだし。)

それとも、どっかでエンジンだけ探してきて、載せ換えようか・・・

ありがとう、そしてさようならGPX




















と、思っていたのですが、2004年4月25日に行われた「GPX長野ミーティング」に参加するのに久しぶりに乗って
700kmのツーリングをこなしたら、やっぱGPXっていいバイクだって見直しました。
Kとは違うキャラクターの乗り味でそれはまた面白いし、いろいろ手塩にかけてきた事やいろんな場所へ行った記憶や
カウルのこの傷はあの時倒したときの傷だとかの思い出とかが蘇ったりして・・・・
なにより、体がGPXを自然に動かせるまでに慣れていたことに気づいて、何かずっとそばに置いておきたい気分に
なったんです。
2番手になりはしましたが、Kとは別にすこしづつでも乗り続けて、2006年に行われる(であろう)GPX誕生20周年
イベントに参加したいと思います。

大丈夫、車検代ぐらいは用意できますよ。


長野に行ったきりで『動かない』メーターですが、まだ『止まって』はいません。