トラブル集2

GPXシリーズに乗っていて体験したトラブルの数々。400&750ともども。
これを見てGPXを敬遠しないでね。




いきなりの完全不動。そして、あっけない結末。
BMW勢2台の整備時期でないと出番のないGPX。その整備時期が来たんで、バッテリーも充電し、久しぶりの出動。
・・・・・・と思ったら、止まっちゃった。あれ?何で?

K1300Sをディーラーに車検に出し、トップリ日も暮れた頃、保管してたコンテナボックスから数百m走った信号待ちで、
アイドリングが不安定になり、メーター照明(ライトを点けてたから)も点いたり消えたりを数回繰り返したところで、エンジンストップ。
キーを何度か回し直しても、キルスイッチを何度か切り替えても、ウンともスンとも言わない。
「これはヤバい」と信号が変わる前に歩道へ避難して、交差点を照らす防犯灯の下でシートを外して、バッテリー付近をチェックするも
バッテリー配線を留めるボルトはちゃんと締まってるみたいで、問題無し。
もっと細かい部分まで調べたい気持ちがあったけど、夜の街中でやるコトではないし、変に分解してネジ類を無くすことも怖いので
シートを元に戻してコンテナボックスまで数百mを押しながら引き返し、そのまま徒歩で帰宅。
(近所だとしても、自宅までバイクを押していくには遠すぎた)
その帰り道は、止まった原因を推測することで頭がいっぱいでした。

で、別な日(雨のせいで仕事が滞った日)に、仕事用トラックに必要になるであろうパーツ類を乗っけて、GPXの元へ行き、
手の付けられる部分からチェック開始。


     
電気系統だろうという事で、そろえたパーツ類。
『いきなり止まった』んで、ヒューズだと思ってますが、
経年劣化で配線がどっかで切断してたら、どうしよう。


過去に経験したトラブルから類推し用意したパーツ類ですが、この他にも新品バッテリーも新規購入&初期充電を済ませて
一緒に持っていきました。

とりあえず、現在使ってるバッテリーの電圧から調べ始めて、・・・・・・・・問題なし。
次にバッテリー横のヒューズボックスを調べるも、・・・・・・・・問題なし。
さらに、その脇にあるヒューズ入れ(配線図からするとメインヒューズ)を調べると、・・・・・・・・・問題なし。・・・・・・・・か?

K100RSでも使ってなさそうなガラス管のヒューズは、楽に30年は使っていそうなシロモノ。少なくとも自分は交換した記憶がない。
せっかくなので、もってきたヒューズ管と入れ替えておきました。
で、試しにキーを入れてみたら、電気系統復活。ウィンカーも点滅するし、セルも回る。・・・・・・・・・これか。


     
帰宅してからの写真。
普通に見ると古いだけに見えたのが、単品でチェックすると
2個に分解してました。


30年使ったからか、ガラス管と金属部をくっつけてる部分が取れたようです。
金額にして数十円のモノですが、そのダメージと解決に要した時間は大きかった。
まあ、新品に交換したんで、また数十年は大丈夫でしょう。

こうやって、また快調に走れるようになりましたが、この日は雨の一日で、自宅へ戻ることはありませんでした。
(ヒューズをイジってる最中も、雨が降るくらいの最悪な日でした)


2016年9月追記
このトラブルで、『今後の整備』に役立つかもしれない情報を一つ。
今回、電気系統がダメになったと思い、上のヒューズ類の他に、新たにバッテリーを購入しました。そのバッテリーの話です。
そのバッテリーを購入する際に、GPX750Rに適合する形式名称のバッテリーを買って、間違いないと思ってました。
が、一概にそうとは言えないようで。


     
同じ形式名称のバッテリーでも微妙な誤差があるようで、
今回買った『某AC』製のは、バッテリー外形がちょっと大きくて、
GPXのバッテリーケースにピッタリ嵌まりすぎ、入れたら引き抜くのが非常に困難でした。
そして、バッテリー端子も微妙に高く、アーシングやHID専用配線などを
固定するボルトとエアクリーナーの蓋が当たって、ちゃんと固定できません。
某古河や某ユアサや某AZでは無かった困り事です。


次に買うときには注意しよう。(自分へのアドバイスです)