タイヤについて〜第W章
わかんなくなったんで『振り出し』に戻します。
今までこんなタイヤで走ってました。
2008年正月にフォークスプリングをイジってた時に気になったタイヤの磨耗。
春夏シーズン前に取り替えようといろいろとネットで調べていたら、D社がタイヤの価格を4月出荷分から値上げするらしく
ちょっと早めですが奮発して3月中にタイヤを交換することにしました。
で、そのタイヤのサイズですが、今回フロントもリアも純正サイズに戻しました。同時にスプロケットも17Tから16Tに戻して。
このタイヤ交換にあたって、フロントタイヤはD155Fの110サイズで決まり。D社のラインナップからの好みではこれしかない。
その一方で、リアタイヤのサイズをどうしようか結構長い時間悩みました。
リアの3.5インチのホイールサイズに合うタイヤを選び出し、過去の組み合わせを思い出しながら夜な夜な考えてました。
いままでと同じくバイアスの130/70にするか・・・・・・でも今までと同じってのもねぇ。
そうしたらラジアルの150/70か140/60とか・・・・・・・150だとギア比を変えたほうがいいし、140だとリアの車高が下がりすぎ。
いっそ130/80のVレンジタイヤにするか・・・・・・タイヤパターンがダサい。
「あーでも無いこーでも無い」と堂々巡りを繰り返すうちに、ふと思いました。・・・・・一回元に戻そう。
「一回元に戻して純正サイズの時の動き方を確認してから今後のサイズを考え直そう」って。
あのカワサキが決めたサイズなのだから、その設定サイズが悪いはずもないだろうし・・・・・。
と言うわけで、フロント側のD155Fのタイヤパターンに似てる、D505の140/70サイズに決定!
今までの130サイズが一番良いとか過去の150サイズが悪かったとかも一度見直すためにも、元のサイズで走っておいた方が
いいだろうと思い、こういったサイトを作るのには相応しく無い地味なタイヤサイズになりました。
この考えに辿りつくのにタップリ2月中を使い、3月に入ったところでライコランドに行って店員さんにタイヤの予約を入れる。
選んだサイズのタイヤの価格やメーカー在庫を調べてもらう(今時こんなサイズのタイヤなんか店舗に置いておいたって売れない)
のに少々時間が掛かりましたが、前回よりもスムーズに予約完了。
後は、タイヤを待つだけ。
そして一週間後。
ライコランドから「メーカーから商品が届いた」と連絡をもらったので、ライコランドに出かけてタイヤ交換をしてもらう
・・・前に、ちょっと調べ事。
以前、GPXのBBSでネタにしたバッテリーの電圧。今回出かける前にもう一度測定しなおしてみました。
外したバッテリーの充電前 12,1V
充電直後 13,5V
車体に積んでエンジン始動直後 14,1V
アイドリングが安定しないので、たまに13V台まで下がります。
この後、ライトを点灯してみたら電圧が12V台まで下がって、エンジンが止まりそうになりました。
やっぱりライトを点灯するのは相当に電力を必要をするようです。
さらに3000rpmくらいまで回転数を上げると、14,5Vまで上昇。そのくらいが限度電圧のようで『数字』がピタッと止まりました。
SMに書いてある「ライト点灯時の4000rpmで13,5V」と比べても遜色ない数字ですから、充電系統は大丈夫か。
これでHIDを装着しても平気だな。
と再確認できたところで、道具をしまって急ぎ開店直前のライコランドへ。
そして、開店直後に運良く&スムーズにタイヤ交換の作業に取り掛かれることになったので、店内で待つこと100分くらい。
何年かぶりの『純正サイズを履いたGPX』に。
今回選んだD155Fの110サイズとD505の140サイズ。
店員さんから「タイヤが滑りやすいので、しばらくは注意して走ってください」と説明を受け、ライコランドから出発。
必要以上に慎重に走りながらリア130サイズの時を走り方を比べて見る。
・・・・・・なかなかいい感じ?・・・・・
それまでのフロント110サイズ&リア130サイズの組み合わせ時と比べると、カーブを曲がるときとかの動きが多少穏やかに
なった気がします。
それまでは細いリア側が外に回りこむ感じがして、それがシャープに曲がる感じに思えたりしたのですが、
今度はフロント側とリア側の曲がり方がお互いに揃ったと言うか近くなったと言うか、幾分操作が楽に思えるように変化しました。
しかし、正月にフロントフォークに入れたWPのスプリングの影響か思い込みか、フロント側に比べ
まだちょっとリア側が回り込む感じにも思えるので、今度はもう1ランクサイズを太くして150サイズにしても良さそう。
そのときはラジアルにしてみようか?・・・・・
などと素人考えを巡らせながら、新品タイヤの皮むきのつもりであちこち走りまわって、気付いたら杉並区。
着いたのが・・・・。
店舗が工事中で仮店舗で営業中でした。
ここで欠品のフロントディスクを特注で作ってもらうことにしました。
特注ディスクとはいえ、純正サイズと同じ直径(270mm)でほぼ同じようなデザインにしてもらいました。
あまりに違う大きさ(キャリパーサポートとか使いたくないし)やデザイン(カワサキっぽいデザインを指定したつもり)は嫌だし
大した使い方をしないから、純正同等のモノで十分だと判断しました。
出来上がりまで3〜4週間くらい掛かるらしいので、それまでしばらく待ちます。
ちゃんと手付金も払ってきました。
このネタが出来上がりそうな4月ごろ、またお会いしましょう。
※タイヤ交換後の様子(3月23日)
丸一日使って300kmくらい走り回ってみたんですが、特に変なとこも無いし、取り立てて良くなったってわけでもないし。
いたって普通な状態になってます。
それくらいクセの無い走り方になってます。どんな場所のどんな道路のどんな状況であろうと全然心配無く走れる。
110/140サイズの組み合わせってのは、全然悪くない。さすが標準仕様のことはある。
でも、走るペースで言ったらK100RSよりも遅いし、久々の300kmもの走行距離でいつに無く疲れたし(肩が疲れた)、
全体的な総評ではいろいろと問題点もありますが、それだって「普通の出来事」のように思えます。
後は、このタイヤの組み合わせでどのくらい持つのか(どのくらい走行可能距離があるか)が課題です。
(ちなみに、今現在78000km。)
※タイヤ交換のついでにやったことの後日談。
待つこと3週間。プラスミューに頼んであったブレーキディスクが出来上がったと連絡を貰ったので、また杉並区へ行ってきました。
それまで使っていたブレーキディスクはどれくらい使い込んだモノなのか?
左がフロント側、右がリア側のディスク。
両方ともカワサキが指示している最低限度厚を下回ってる厚みになってるのではないか?
・・・と素人が思うほどの厚みに磨り減ってます。
ブレーキパット交換の時なんかディスクに引っかかって大変なんです。
せっかくなので、前に仕入れた新品リアディスクと新品ボルトを携えて、それも一緒に交換してもらうことにしました。
いつまでも在庫品扱いじゃしょうがないし、丁度いい機会でしょう?
雨が降りそうな空模様でしたが、そんなのは気にせずにプラスミューへGO!GO!
着いたら早速交換作業開始。いつ雨が降り出してもおかしくないからお店の人も早く終わらせたいようでした。
前後レーシングスタンド掛けのGPX。
何かレースッぽい雰囲気が出てカッコイイ。
古いボルトに着いてたネジロックが固着気味で外すのに手間取ってましたが、特に問題になることなく作業終了。
新品は・・・・
リアは純正。フロント側もそんなに違和感が無くて良い感じに仕上げてもらいました。
外したディスクを返してもらい(将来最悪の状況になったときの保険のつもり)、お店の人に
「使ってたブレーキパットとのアタリがつくまで、しばらくブレーキは注意して使ってください」と注意を受けて、いざ帰宅。
ブレーキのアタリよりもパラパラ降ってきた雨の方が心配だった。
案の定、環8に出てから雨。それから自宅までの約3時間、雨の中を帰ってきました。
そんな状況下でもしっかりした効き応えを(何となく)感じながら帰ってくることが出来ました。
アタリがついたらどんな感じに変化するのか?これから楽しみ。・・・・だけども、それはたいぶ先のことになりそうです。
ここまできたら、ブレーキキャリパーとマスターシリンダーもやっておきたいよなぁ〜。